「ChatGPTは凄いけれど質問をいちいちテキストで入力するのも面倒だし、回答が生成されるのはすごいけれど満足いくレベルの回答ではないし……」と、ChatGPTからしばらく遠ざかっている方は実は多いのでは?
そういった方にぜひ試してほしいのは、スマホ版のChatGPTから使う「音声入力」や「画像分析」。PCから使うChatGPTは「まあ便利なWebサービス」という感じですが、スマホから使うと、音声認識と画像認識によって「超万能アシスタント」感が一気に高まります。ChatGPTを日常使いするときは、音声や画像でやり取りするのが当たり前になるかも?
音声入力、画像分析のやり方をご紹介します!
ChatGPTアプリの音声入力の方法
ChatGPTアプリの凄さが、やはり「音声入力」。スマホアプリ版のChatGPTをインストールし、音声入力を利用すると「ChatGPTと会話している感」が強いです。
ちなみに音声入力のやり方は以下の通り。
【1】画面右下の①ヘッドフォンアイコンをタップ
【2】画面に「Staert speaking」と出たら話しかけましょう。入力後、ChatGPTが回答を考える時間が少しあります。丸が画面に4つ並ぶと、ChatGPTが音声で回答を出力しているタイミングとなります。
【3】回答が音声で出力されます。ちなみに回答は文章でも残り、✕ボタンをタップすると、文章で質問と回答を確認できます。
回答の音声は男性版、女性版から選ぶことができるのですが、どちらの音声もすごく自然な仕上がり。若干カタコト感こそありますが、個人的には十分実用的だと感じました。また長文の質問をしたいときや、連続して何度も質問したいときの入力方法としては音声入力が便利です。
ちなみに音声入力ではなく、テキストで回答を得ようとすると以下の手順が必要です。比較するとスマホ版で音声入力することの簡単さがよく分かるはずです。
【1】画面下の①チャット欄に質問文をテキストで入力
【2】②矢印ボタンを押して送信
【3】しばらく待つと、ChatGPTが回答してくれます。
チャット欄への入力がスマホだとやや面倒なのと、筆者個人としてはスマホ版だと矢印ボタンがやや小さく、誤タップしがちだと感じます。
誤タップして誤った質問を送信してしまったとき、その質問にも回答が生成されるのもやや難がある気がします。この「誤タップ」はテキスト入力を前提とした際のUIの難点の1つで、その点をクリアできているのが音声入力だと感じます。
ChatGPTアプリで画像分析をしてもらう方法
ChatGPTアプリで画像を分析してもらうことも可能です。ChatGPTの「耳」が音声入力だとしたら、「目」が画像分析です。
【1】アプリ左下の①画像アイコンをタップ。
【2】端末の写真フォルダから分析してほしい画像を選び、②「追加」をタップします。
【3】③チャット欄に画像が添付されました。
【4】そのまま指示文を入力し、④送信ボタンをタップします。今回は、「この画像を分析して、表として出力してください」と頼みました。
【5】ChatGPTの回答が出力されました。
【6】出力された表に一部間違いがあったため、⑥追加の指示文で修正してもらいました。
たとえば外国語で書かれた街中の看板を撮影して、ChatGPTにそのまま転送し「何が書かれているのか」を質問するといった使い方が考えられます。
また少し変わった使い方としては、飲食店でのメニュー選びにも使えるかもしれません。
たとえば飲食店のメニュー表にはカロリーが記載されていない場合もありますよね。
メニュー表を撮影してChatGPTに転送したうえで「このメニューの中から、600kcal以内となるように注文する品を選んでください」と指示をすれば、単なる画像認識だけでなく「人間の意図も組んだ回答」をしてくれるので、「目」を持った生活アシスタント的な存在としてChatGPTアプリを使えます。
なお、今回ご紹介した「音声入力」や「画像分析」はPC版のChatGPTでも可能なことではあるのですが、たとえば画像分析だとして「出先で撮影した写真をぱっとChatGPTに投げてみる」といったことはスマホ経由の方が圧倒的にやりやすいです。
スマホ版のChatGPTで普通にテキスト入力で質問していて「なんか使いにくいな」と思っていた方は、ぜひ「音声入力、画像分析ができるアシスタント的な存在」と捉え直して昨日を使ってみてください。真価を発揮してくれるはずです。