2024年5月30日からChatGPTの無料ユーザーに向けても解放されたGPTs。世界中のユーザーがカスタムした「営業トークを考えてくれるAI」や「ビジネス文書を添削してくれるAI」などが公開されています。
そこで、この記事ではビジネスにもすぐ応用できるおすすめGPTsをいくつかご紹介します。
そもそもChatGPTのGPTsとは?
GPTsはユーザーが自らカスタマイズしたAIモデルを作成できるChatGPTの機能のひとつです。「営業トーク」「添削」など特定のニーズに合ったAIを簡単に用意したり、他のユーザーに公開できます。
無料ユーザーは自作GPTsは作ることができず、公開されているGPTsを使うのみとなります。つまり無料ユーザーでも、自分のニーズにマッチしたGPTsさえあれば「特定分野に強みを持つAI」を無料で使えるということです。
セールストークPerfect
ではさっそく、仕事に役立つうえに無料で使えるGPTsをいくつかご紹介します。
まず営業職・販売職の方におすすめなのが「セールストークPerfect」。商品やサービスを入力すると、AIがヒアリングを行ってくれ、その商品に最適なターゲットコピーとセールストークを作成してくれるGPTsです。
商材とジャンルを入力すると、ターゲットコピーをまず出力し、それに合ったセールストークも考えてくれるため、顧客訪問前に一度壁打ち相手として使ってみるのもおすすめです。
最強添削
「最強添削」は文科省の「公用文作成の考え方」の資料をベースに作られたGPTs。資料を作ったものの文章力に自信がないときなどにおすすめです。
ビジネス文書の作成機会が多い方にはもちろんおすすめですが、それ以外にもSlackなどビジネスチャットで長文のやり取りをする機会が多い方にもおすすめです。チャットでのやり取りで認識の齟齬が生じると生産性に悪影響があるため、簡潔な文章を書くことの重要性は高いです。
Slackなどに文章を送る前に一度「最強添削」を挟むと、文章をより分かりやすく、簡潔にする効果が期待できます。
Logo Creator
「Logo Creator」はロゴを作成してくれるGPTs。なにに使うロゴなのかを入力し、4つの質問に答えたあと、それに合ったロゴを出力してくれます。
デザイナーの方が素案を考えるのにも使えますし、マーケターや店舗経営者の方がデザイナーにロゴイメージを伝える際のたたき台としても使えます。
Diagrams: Show Me
「Diagrams: Show Me」はマインドマップを出力してくれるGPTsです。やるべきことがたくさんあってまとまらないときなどにおすすめ。
自分の業務を部下に一部引き継ぐ際に、タスクの棚卸を行うときなどにも役立ちます。たとえば「経理業務の仕事の内訳をタスクごとに分類して、マインドマップにまとめるように」と指示すると、マインドマップ形式でタスクの棚卸ができます。
自分一人でタスクの棚卸をすると、意外と抜け漏れもあるものです。マインドマップで一度網羅的に棚卸しをしたうえで、各項目を自分の目でも確認すると見落としの防止になります。