正直言って筆者は、警視庁が唱えるような対策を誰もが取れるとは思いません。そこで、手っ取り早くサイバー攻撃への対処をしたいのであれば、最新のWi-Fiルーターに乗り換えるのがいいでしょう。
警視庁でも、サポートが切れている古いWi-Fiルーターは買い替えを推奨しています。具体的には、2019年4月以降に発売された「DLPA」が推奨するWi-Fiルーターがオススメとなります。
このDLPAは、日本国内のWi-Fiルーター製造会社であるアイ・オー・データ機器、NEC プラットフォームズ、エレコム、バッファローが参加する「一般社団法人デジタルライフ推進協会」のこと。
このDLPA推奨Wi-Fiルーターなら、「パスワードの固有化」や「ファームウェア自動更新」といったセキュリティ対策機能を搭載しているので、ユーザーに知識がなくても、それ以前の古いWi-Fiルーターよりもサイバー攻撃に強い環境が簡単に構築できるというわけです。
●一般社団法人デジタルライフ推進協会(公式)は→こちら
【1】パスワードの固有化
【2】ファームウェアの自動更新
もちろん、DLPAに加盟していない海外メーカーでも、このような機能を搭載した機種はたくさんあるのですが、一般ユーザーにはDLPA加盟の国内メーカー製品のほうが分かりやすく、入手しやすいでしょう。
まとめ
いかがでしょうか? 今回は古いWi-Fiルーターは危険なので、自分でしっかり対策できない人は、5年以内に発売された「DLPA推奨Wi-Fiルーター」に買い替えるのがオススメな理由を紹介しました。
おそらく、多くの人がWi-Fiルーターの設定画面を開いたこともないと思いますが、そのような人でも、新しいWi-Fiルーターに買い替えるだけでセキュリティが向上するのです。
新しい機種に買い替えると、新しいWi-Fi規格や新機能にも対応しているので、結果的にWi-Fiの速度が速くなる可能性もありますよ。
もちろん、数万円もする最新高性能機を買う必要はありません。今ならWi-Fi 6のスタンダードモデルが5,000〜8,000円程度から購入できると思いますので、ぜひ、買い替えを検討してみてください。