採用面接にAI(人工知能)導入はあり?なし? 賛成派がわずかに優勢も意見は二分【ウルホーム調べ】

コンピューターがデータを分析し、判断や最適化の提案を行うAI(人工知能)。近年、音声アシスタントや自動車の自動運転、AI搭載家電など、さまざまなAIが一般ユーザーの間でも広まっていることもあり、随分と身近な存在になったのではないだろうか。どこでAIを活用するかは人間の知恵によるところではあるが、採用面接にAIを導入するのはアリかナシか。世間はどう考えるだろうか。

AI面接賛成派が反対派をわずかながら上回る結果

たとえ面接にAIを導入したとしても、最終判断をするのは人間。どちらにせよ公平性が求められる(「株式会社ドリームプランニング」調べ)

URUHOME(ウルホーム)は、2024年8月19日~8月25日、時事問題や社会情勢に興味関心を持つ500人を対象にアンケート調査を実施。「採用面接にAI(人工知能)を導入している企業をどう思いますか?」という質問に対し、「よいと思う」が41.0%、「悪いと思う」が29.8%、「どちらとも言えない」が26.8%という結果となった。わずかながら賛成派の方が多い結果だが、反対派も3割近く存在し、意見が割れている印象だ。オンラインでの面接は随分進んだ印象だが、やはり相手は人間でないと、と感じる人も一定数存在しているようだ。

ケースバイケースという意見が多数。一方で企業イメージが左右される

(Image:Shutterstock.com)

面接相手がロボットだったら…と考えると、やはり違和感を覚えるが、慣れの問題なのだろうか

続いての質問は、「採用面接にAI(人工知能)を導入している企業に関するご意見をお聞かせください」というもの。1位は「ケースバイケースだと思う」が38.6%で、判断に迷う人が多数のようだ。「AIに完璧を求めるつもりがないので、企業の方針に合っているならよいと思う。(30代・女性)」という合理性を評価する意見や、「効率化の面ではよいかもしれないが、そのうち「AI面接必勝法」みたいなものが出てきて無意味になると思う。(50代・男性)」という反対派のコメントもあり、どちらも「確かに…」と思わされる。

2位は「客観的かつ公正に評価してくれそう」で21.4%。「AIに落とされるなら傷付かなさそう。(30代・女性)」という応募者側の心情や、「面接官の感情によって合否が左右されなさそうなのでいいかと思う。(40代・男性)」という面接側の心情など、採用面接では人間の感情が時に邪魔となる。そんな時は感情のないAIが都合のよい面接官ということになるようだ。

3位は「AIでは人間性や雰囲気などを評価できない」で18.2%。2位とは逆に、面接では人間らしい部分を評価すべきとの意見のようだ。「お互いに人となりがわからないと入社できても不安。(60代・男性)」というコメントに代表されるように、面接は応募者・面接側ともに「一緒に働く仲間」と直接話ができる貴重な機会。AIが採用判定を出しても、「入社して本当にやっていけるのか?」という不安はお互いに抱えたままになるかもしれない。

いかがだろうか。他にも「面接時間に融通が利く」「企業の合理性を評価」「エラーによるリスクをどうするのか」といった意見があり、どれも納得できる。今後のAIの発展具合にもよるかもしれないが、あなたはどう感じるだろうか。

出典元:【URUHOME(ウルホーム)

オトナライフ編集部
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