現在もなお世界的に収束の兆しが見えない新型コロナウイルス感染症により、日本国内でも急速に普及が進んだテレワーク(在宅勤務)。突然オフタイムの象徴であった自宅で仕事をするとなっても、頭では「仕事をしなければ」とわかっているのに、「なぜかやる気が起きない」「何でも後回しにしてしまう」など集中できない、ということはないだろうか。
そこで今回は、そんなときに試してほしい集中力を高める方法を3つ紹介したい。
ウェブ会議が無くても、恰好はビシッとキメろ
これまではオフィスで全力で仕事に打ち込んだあと、帰ってきて心と身体を癒す場でもあった自宅。フリーランスなど以前から頻繁に自宅での作業をしていた人たちでもなければ、無意識のうちにリラックスしてしまうのも無理のないことだろう。
【集中力を高める3つのポイント】
1.仕事着に着替える
通勤のいらない自宅での作業では、めんどくさがって寝間着・部屋着のまま仕事をスタートさせたくなってしまうもの。だが起きたままの恰好では、頭にスイッチが入らず作業の効率が格段に下がってしまうのだ。布団から這い出て身体を起こしたあとは、“着替え”というオフィスワークのときにも行っていたルーティンをこなして、自分の脳にも「これから仕事が始まるぞ」と伝えて覚醒させよう。
2.仕事の優先順位は“他人が関わるもの”から
案件を複数抱えている場合に是非試してもらいたいのがこのポイント。テレワークでは「オフィスにいるときのような“周囲の目”が無い」というのが、無意識のうちに効率を下げてしまう要因のひとつでもある。自分以外のメンバーも関わる案件に取り組むことで、「自分の進捗が他人に伝わっている」ことを自覚し、オフィスにおける“周囲の目”と同じような効果が期待できるだろう。また、そうした案件を先に片付けることで、肩の荷が降りて余裕が生まれることで、生産性のアップも図れるはずだ。
3.休憩はこまめに確実に
自宅では周囲に誰もいないため仕事の手を止めたり席を立つ回数が減り、人によっては休憩するタイミングがわからなくなってしまうかもしれない。だがダラダラと質の低い集中を続けるよりも、休憩で一度集中を切ることも大切だ。「1時間に一度」など自分で区切りを決め、椅子から立ち上がったり飲み物を取りに歩いたりとリフレッシュを図ろう。定期的な休憩を繰り返すことで、一定時間に区切った集中力を発揮できるようになるだろう。
今回紹介した集中法は、「着替える」「他人を意識する」「定期的に席を立つ」と、どれもオフィスワークのときには当たり前に存在していた環境を再現するものばかり。「なぜか前よりも集中できない」と思った方は、自分のテレワーク環境とオフィスワークでの環境を比較してみるのもなにかの発見につながるのではないだろうか。
参照元:集中できない人必見! テレワーク・在宅勤務で生産性を上げる10のコツ【@nifty ITネタ帳】