現在は高画質写真を無料で無制限に保存できる「Googleフォト」だが、2021年6月以降、15GBを超えると有償サービスになるのをご存じだろうか？ 何かしら対策を考えておかないと、今後は写真の保存が大変なことになってしまうかもしれないのだ。そこで今回は、2021年6月以降「Googleフォト」がどうなるのか？ 写真の保存をどうすればいいのか解説しよう。
2021年6月以降「Googleフォト」15GB超は有料に！
「Googleフォト」は、Googleアカウントを持っている人が、無料で利用できるストレージサービス。非圧縮の写真や1080pの動画などは15GBまで、最大1,600万ピクセル以下に圧縮された高画質写真なら無制限でバックアップできる。何しろ無料なので、スマホやデジカメで撮影した写真をどんどん保存している人も多いと思う。
だが、2020年11月11日にGoogleは「2021年6月1日以降はGoogleフォトの無料・無制限のバックアップサービスを終了する」と発表した。これにより、2021年6月以降はGoogleフォトに保存した写真や動画は、15GBまで無料で使えるGoogleのクラウドサービス「Google One」の容量としてカウントされるようになり、15GB以上保存したい場合は有償サービスを利用することになる。もちろん、2021年5月までにアップロードしてある写真や動画はそのまま保存され、「Google One」の新しい15GB枠には含まれないそうなので、とりあえずひと安心。とはいえ、2021年6月以降は写真の保存先をどうするか考えないと安心してもいられないのだ……。
Androidスマホで撮影した写真もバックアッできるGoogleフォト。今まで何も考えずに写真をバンバン保存できたが、2021年6月以降は使い方を考えないといけなくなる
「俺はGoogleフォトなんて使っていないから関係ないよ」なんて思っている人もいるだろうが、もし、Androidスマホを使っているなら要注意。Googleアカウントで同期していれば、スマホで撮影した写真がGoogleフォトに自動バックアップされているはずである。
やはり、これを機に自分の「Googleフォト」の現状がどうなっているか確認したほうがよいだろう。Googleフォトの残容量はGoogleアカウントでログインしているブラウザなら→こちらで簡単に確認できるが、この容量の中にはGmailとGoogleドライブの分も含まれている。もし、すでに10GBを超えているようなら、2021年6月以降は有償サービスを検討する必要があるだろう。
まずはGoogleフォトの容量を調べてみよう。筆者は15GB中たった0.3GBしか使っていなかったので、しばらく大丈夫そうだが、すでに10GBを超えているような人は将来ヤバいかも？
Amazonプライムという選択肢も！
もし、2021年6月以降、15GBを超えてGoogleフォトを利用したい場合は、有償サービス「Google One」を利用することになる。料金は100GBで月額250円（年2,500円）、200GBで月380円（年3,800円）、2TBで月1,300円（年1万3,000円）となっているが、正直言ってSNSで毎日写真をアップしている人なら100GBでは心許ない。かといってイキナリ2TBを契約するのもお財布に厳しい。もちろん、パソコンやHDDなどに写真を保存しておけばいいが、万一壊れてしまうとすべての写真が失われてしまうリスクもある。やはり、今後は大切な写真を保存するなら、有償のクラウドサービスを使うことは当たり前になるかもしれない。
そこでおすすめしたいのが「Amazon Photos」だ。月額500円（年4,900円）のプライム会員になれば、無料で映画やドラマ、音楽が視聴できるだけでなく、無制限で写真を保存できる「Amazon photos」も利用可能になるのだ。しかも、ファミリーフォルダを使えば家族5人まで共有できる。家族4人で月500円と考えれば、かなりお得だろう。なお、「Amazon Photos」の詳細については→こちらを参考にしてほしい。
2021年以降もGoogleフォトを15GB以上使いたい場合は、月額250GBで100GBの容量を購入できるが……
（Image:amazo.co.jp） Amazonプライム会員になれば月額500円（年4,900円）で、圧縮なしの無制限で写真を保存できるストレージサービス「Amazon Photos」を利用できるようになる。しかも、ファミリーフォルダを使えば家族5人まで共有できるのがお得！
参考元「無料＆無制限で写真＆動画を保存できる「Googleフォト」が2021年6月以降は15GBまで制限されることに」【GIGAZINE】
●Googleフォト（公式）は→こちら
●Google「サービスの利用状況と保存容量について」（公式）→こちら
●Googleフォト「残容量確認」（公式）→こちら
●Google One（公式）→こちら
