新型コロナウイルス感染症の影響により、世の中では急速にテレワークが普及した。働き方改革も相まって、ニューノーマルな働き方が進む中、「Zoom」や「Teams」、「Slack」、「Webex」、「Google Meet」など多彩なビデオ会議ツールが存在し、多くの人に利用されている。中でもZoomは「Zoom飲み会」と称されるほど幅広い人気を持つツール。あなたももしかしたら使ったことがあるかもしれない。ひょっとしたら、Zoomを使い慣れた頃合いかもしれない。そんなZoomにはとある問題が潜んでいることをあなたはもうご存知だろう。しかし、その問題を解決する手段が存在した。
今回は、Zoomの問題を解決するためのとっておきの方法を紹介したい。
恐るべしZoom爆弾……
Zoomの魅力といえば、誰でも簡単に利用することができるというところだろう。他の多くのビデオ会議ツールとは異なり、参加者がアカウントを作成する必要はない。会議を主催するホストがアカウントを作成するだけで、みんなでビデオ会議を利用することができるのだ。
しかし、昨年2019年はサイバー犯罪検挙数が過去最高を記録した年。世の中のテクノロジーの進化に応じた犯罪が登場している事実がある。そんな中、知名度が急上昇したZoomもターゲットとなり多くの迷惑行為が横行した。
3月にFBIは、SNSで共有されたオンライン授業のURLから、不審者がアクセスし、学校教師の自宅住所を叫んだり、わいせつ画像を表示させるといった被害が相次いでいると警告したことは記憶に新しい。誰でも参加できることを逆手に取った犯罪だ。こうした行為は「Zoom爆弾」としてZoom利用者に恐れられているのだ。
友人たちと楽しくZoom飲み会、雑談をしていたとき、あるいは会社での会議中に、悪意ある人物が割り込んできてしまうのは避けたいところだろう。せっかくの雰囲気や、大事な商談が一気にしらけてしまうはずだからだ。
しかし、そんなZoom爆弾を防ぐ機能がZoomに追加されたのだ。「削除」という機能を使えば、なんとミーティングから参加者を退出させることができるようになった。さらに、参加者とパネリストが参加し直すことを許可しない限り、除外された参加者は参加し直すことはできないのだ。また、ミュート・ビデオの停止・画面共有の停止、さらにはZoom運営への通報も可能だ。
これらの機能を使用すれば、Zoom会議、ミーティング、商談などもしっかりセキュリティー対策できるかもしれない。ぜひ有効活用してほしい。
参照元:ミーティングの参加者の管理【Zoom ヘルプセンター】
※サムネイル画像(Image:Ink Drop / Shutterstock.com)