あなたは「mmhmm」というソフトをご存知だろうか。ちなみに読みは「ンーフー」だ。このソフトがいま、Web会議を行う人々の間で注目を集めている。このmmhmmとはWeb会議システム上で利用可能な映像を様々にいじれるソフト。テレワークが進んだ現代では必須科目とも言えるWeb会議の見せ方を飛躍的に向上させられる“神”のようなソフトなのだ。
今回は、この神ソフトを使ってできることをお伝えしていきたい。
コロナ禍で誕生したWeb会議のあり方を一新するmmhmm
mmhmmを作ったのは、「Evernote」という世界的な人気を博しているメモアプリを作ったことでも知られるフィル・リービン氏。トップクリエイターの同氏が作ったmmhmmとは、「Zoom」や「Google Meet」、「Microsoft Teams」といったWeb会議システムに様々な画像・動画を合成できるソフトだ。画面内で自分とPowerPointなどプレゼン資料等を合成して表示させることができ、さらにその中で表示サイズも任意で拡大・縮小を行ったり、自身の姿を透過させて背景にある資料をしっかりと見せることもできる、利便性と遊び心が同居した神ソフトなのだ。
フィル・リービン氏本人がmmhmmの機能をプレゼンしている動画もあり、その動画を見ると自由自在に自分の存在を目立たせたりプレゼン資料を見せたりする様は、まさにテレビ中継のよう。さすがに一般のサラリーマンがそこまで使いこなせるようになるためには相当の練習が必要となるだろうが、少なくともこれまでWeb会議で行っていたものよりよほど魅力的なプレゼンをすることができるだろう。
かつては大きなスクリーンを前に、劇を演じるように感情のこもったプレゼンがもてはやされていた。しかしコロナ禍となったいまは、客先でのプレゼンの頻度も大幅に減ってしまっている。主流となりつつあるWeb会議システムを使い、「どうすればもっとスムーズにプレゼンを進められるか」と試行錯誤を繰り返しているサラリーマンも少なくないことだろう。そんな人々の救世主になり得るポテンシャルを、mmhmmは秘めている。
2020年の夏場にmmhmmがリリースされたときにも話題となったが、その頃にはまだMac機種でしか利用できず、多くのWindowsユーザーは見ていることしかできなかった。しかし12月に待望のWindows版が登場している。
もしあなたが、Web会議でのプレゼンのスタイルに悩みを持っているサラリーマンだとしたら、一度mmhmmを試してみてほしい。これまでよりも自由度の高いプレゼンを行えるようになり、自身の業績や評価も伸ばすことができる。
この武器を手に、2021年を飛躍の年へと変えていっていただきたい。
参照元:ビデオ会議を「プロっぽく」変えるアプリの正体【東洋経済ONLINE】
※サムネイル画像(Image:mmhmm.app)