Google Meet、同時表示がiPadでは最大48人まで可能に! zoom、Teamsとのシェア争いが激化

2020年に突如世界を襲った新型コロナウイルス感染症の影響で、世界的にリモート環境が大きく発展を遂げた。中でもビジネスシーンでもプライベートでも「人と会う」ために広く利用されるようになったWeb会議システムは成長著しい。そんな中で、グーグルの提供する「Google Meet」が機能を拡張することを発表した。
今回は、Web会議システムの中でその存在感をアップさせるため進化するGoogle Meetについてお伝えしていきたい。

Google Meetで同時表示人数がアップ

(Image:Yalcin Sonat / Shutterstock.com)

Web会議システムをほとんど使ったことのない人も、2020年の1年間でかなり慣れたのではないだろうか

 15日に発表された、Google Meetに今後実装されていくとされる新機能は、メンバーの映像表示についてだ。スマートフォンアプリ版では最大8人、iPadを使用した場合は最大48人のメンバーが同時に画面に表示されるようになるという。iOS向けには実装を進めているといい、Android向けにも3月末から実装が始まるとされる。なおPC版は2020年9月の時点で機能拡張が実装済みで、最大49人までのタイルビュー同時表示が利用できるようになっている。
 長引くコロナ禍で人と対面で会うことが減り、さまざまな場面で利用されるようになったWeb会議システム。50人近い参加者が同時に表示される機能は、大人数での会議や大学をはじめとした講義等でその便利さを実感できることになりそうだ。一方プライベートで利用していた人たちからすれば、あえて黙ってタイル表示から外れれば、気を抜いてダラダラすることも可能だった。しかしそれができなくなって少しだけ残念に思うような人も、ごく一部にはいるかもしれない。

(Image:Luca Lorenzelli / Shutterstock.com)

Microsoft TeamsはGoogle Meetの行く手を阻む存在と言える

 Web会議サービスといえば、おそらく多くの人が真っ先に思い浮かべるのは「Zoom」だろう。Zoomはプライベートの利用に長けたシステム設計で、その人気を不動のものとしていた。またマイクロソフトの提供する「Microsoft Teams」のWeb会議システムも人気の一角で、他のマイクロソフトのサービスとの連携が取れる部分でビジネスシーンでの信頼が厚い存在だ。加えて3月2日にオンラインで開催された「Microsoft Ignite 2021」内では、Microsoft Teams内にVR会議アプリを導入することも伝えられておりこれからさらなる成長が期待されている。

 Google Meetはどちらかと言えばMicrosoft Teamsにビジネス寄りのポジションのため、今後はとくにMicrosoft Teamsとのシェア争いを余儀なくされることになりそうだ。はたしてGoogle Meetは今後どのような戦略で発展をしていくのだろうか。今後の進む方向に注目していきたい。

参照元:Google Meet、スマホで最大8人の同時表示が可能に。iPadでは最大48人まで【PC Watch

※サムネイル画像(Image:Yalcin Sonat / Shutterstock.com)

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