Google Chromeをアンインストールする方法をご存知だろうか。Google Chromeはメーカー製のPCでははじめからプリインストールされていることもある。そこで本記事ではGoogle Chromeをアンインストールする方法を紹介する。
Google Chromeをアンインストールするとどうなるのか
本記事ではPCやスマホからGoogle Chromeをアンインストールする方法を紹介するが、読者の中には、一度Google Chromeをアンインストールしてから再度、Google Chromeを再インストールしたいと思っている方も多いだろう。そこで、本項目では、Google Chromeのアンインストール方法を紹介する前に、Google Chromeをアンインストールするとどうなるのか、Google Chromeを再インストールするとどうなるのかを紹介するので参考にしてほしい。
はじめに、Google ChromeはGoogleが開発・提供しているブラウザのため、Google ChromeにGoogleアカウントでログインしている場合、Google Chromeの設定やブックマークなどの情報はGoogle側に保存されている。そのため、ログインしてGoogle Chromeの設定を同期している場合は、Google Chromeをアンインストールしてもデータを完全に削除することはできない。
ただし、Google Chromeにログインしていない場合やログインしていてもデータを同期していない場合には、データは完全に削除されてしまい再インストールしても復元できないので注意が必要だ。
また、Google Chromeを再インストールした場合、再インストールした直後はGoogle Chromeにログインしていない状態のため、Google Chromeは初期状態で起動するが、再インストール後にGoogle Chromeへデータを同期したアンインストール時のGoogleアカウントでログインするとデータは復元できる。
もし、Google Chromeのアンインストール・再インストールの目的がGoogle Chromeの動作不良によるものでデータは削除したくないといった場合は、Google Chromeをアンインストールして再インストールする前に、Google ChromeへGoogleアカウントでログインして、データを同期しておこう。
なお、今回はPC、スマホでGoogle Chromeをアンインストールする方法をそれぞれ紹介するが、Androidの場合Google Chromeはデフォルトでインストールされており、アンインストールすることはできない。そのため、AndroidでGoogle Chromeが不要なときには「アンインストール」ではなく「無効化」という操作を行う。Androidユーザーの方は注意しておこう。
Google Chromeをアンインストールする方法
PC、スマホでGoogle Chromeをアンインストールする方法を紹介する。なお、これから紹介する方法でGoogle Chromeをアンインストールしても、前述の通り、アンインストール前のGoogle ChromeにGoogleアカウントでログインして、同期を行っていればデータを完全に削除することはできない。Google Chromeのアンインストールと同時にデータの完全削除を行いたい方は注意しておこう。
・PCの場合
PCからGoogle Chromeをアンインストールする方法を紹介する。PCからGoogle Chromeを削除する方法では、「コントロールパネル」を使ってGoogle Chromeをアンインストールする。
・スマホの場合
スマホからGoogle Chromeをアンインストールする方法を紹介する。なお、スマホのGoogle Chromeは前述の通り、Androidはアンインストールができないので「無効化」を行う。iPhoneの場合は、Google Chromeのアイコンを長押すればアンインストールが可能だ。
Google Chromeを完全にアンインストールする方法
前述の通り、これまで紹介した方法でGoogle Chromeをアンインストールしても、アンインストール前にGoogle Chromeにログインして同期を行っていれば、データを完全に削除することはできない。本項目では、Google Chromeのアンインストールに合わせてデータも完全に削除する方法を紹介するので、Google Chromeのアンインストールと同時にデータの完全削除を行いたい方はこの方法を参考にしてほしい。
Google Chromeのデータはログインして同期している場合、Google側に保存されている。そのため、データを完全に削除したいときには同期を解除する必要がある。つまり、同期を解除してデータを完全に削除してから、Google Chromeをアンインストールする必要があるのだ。
Google Chromeの同期を解除して、データを完全に削除するには、Google Chromeの設定画面から、「ユーザー」を選択して「同期」の項目から、同期をオフにする。これで同期されていたデータが完全に削除される。この状態で、前述した方法でGoogle Chromeをアンインストールすればデータも完全に削除される。
Google Chromeをアンインストールできないときの対処法
Google Chromeをアンインストールする方法を紹介してきた。しかし、これまでのアンインストール方法を試してもGoogle Chromeをアンインストールができないこともある。Google Chromeをアンインストールできないときの対処法を紹介するので、Google Chromeをアンインストールできない方はぜひ参考にしてほしい。
【対処法①】PCやスマホを再起動する
Google Chromeをアンインストールできない場合、Google ChromeをアンインストールしようとしているシステムがGoogle Chromeを裏で利用しており、Google Chromeがアンインストールできない状態になっている可能性がある。そのため、Google Chromeをアンインストールできないときには一度、Google Chromeをアンインストールしようとしている端末を再起動してみよう。
【対処法②】Google Chromeを終了させる
Google Chromeが起動している場合やプロセスが働いている場合には、Google Chromeをアンインストールできない原因となってしまう。Google Chromeが画面に表示されていなくても裏ではGoogle Chromeが起動している場合があるので、Google Chromeをアンインストールできないときには一度、Google Chromeが起動していないかを確認してGoogle Chromeを完全に終了させてから、Google Chromeのアンインストールを実行してみよう。
【対処法③】OSがWindowsの場合はファイルを削除する
WindowsでGoogle Chromeがアンインストールできない場合、Google Chromeのアンインストールが中途半端なところで中断されている可能性がある。その場合、Google Chromeのアンインストールはできないが、Google Chromeのファイルが残っている可能性がある。Windowsの場合はGoogle Chromeのファイルを削除してみよう。
【対処法④】ソフトウェア「IObit Uninstaller」を使って削除する
どうしてもGoogle Chromeをアンインストールできない場合には、「IObit Uninstaller」というフリーソフトを使ってみよう。このソフトはアンインストールできないソフトを強制的にアンインストールするためのソフトだ。
Google Chromeを再インストールする方法
Google Chromeを再インストールする方法を紹介する。これまで、Google Chromeをアンインストールする方法を紹介してきた。Google Chromeをアンインストールした方の中には、Google Chromeを再インストールするためにアンインストールした方も多いだろう。Google Chromeのアンインストール後に、再インストールを行う方はこれから紹介する方法を参考にしてGoogle Chromeの再インストールを行なってほしい。
・Windowsの場合
WindowsでGoogle Chromeの再インストールを行う場合には、Google ChromeのホームページからGoogle Chromeをダウンロードしてインストールを行う。
・Macの場合
MacへのGoogle Chromeの再インストールもGoogle Chromeのホームページから行う。Windowsと同様に、Google Chromeのホームページにアクセスして「Chromeをダウンロード」をクリックすれば、自動的にMac版のGoogle Chromeがダウンロードされる。
※サムネイル画像(Image:Nikolay Antonov / Shutterstock.com)