レノボが小中学生向けに作ったパソコン解説動画が「丁寧すぎる」と話題に

レノボ・ジャパンは自社のYouTubeチャンネルで新しい動画を公開した。その動画とは、GIGAスクール端末を使う小中学生に向けて、端末の使い方などを解説するものだ。その解説動画が丁寧すぎると話題になっているようだ。動画を制作したレノボ・ジャパンにはどういった思いがあったのだろうか。

丁寧すぎる動画、その内容とは?

子どもにも分かりやすい丁寧さで、アナウンスもゆっくりペース

「GIGAスクール構想」とは、文部科学省が推し進めてきた施策のひとつで、他国と比較して非常に遅れていた日本の教育現場のICT化を推し進めるべく、一人一台の端末と高速大容量の通信ネットワーク環境の整備を目指すというものだ。
 さまざまな企業がGIGAスクール構想のための端末を出荷するなか、レノボも約200万台を全国各地に納品している主要メーカーのひとつだ。そのレノボが、ユーチューブに「パソコンのあつかいかた」「パソコンのかくぶのなまえ」「パソコンのきほんそうさ」を公開した。

1 パソコンのあつかいかた【レノボ・ジャパン】
2 パソコンのかくぶのなまえ(クロームブック/Lenovo 300e Chromebook)【レノボ・ジャパン】
3 パソコンのきほんそうさ(クロームブック/Lenovo 300e Chromebook) 【レノボ・ジャパン】

「パソコンのあつかいかた」では、「たたかない」「落とさない」「水をこぼさない」などパソコンをやさしく扱ってほしいと呼び掛ける。さらに「パソコンの持ち方」では、パソコンを持って教室を移動するときなど具体的なシーンを例にあげ、両手で体の前に抱えてもつ「赤ちゃんだっこ」をするように推奨している。
 「パソコンのかくぶのなまえ」では、電源ボタン、電源コネクターなどパソコンの各部の名前と機能、使い方を紹介。そして、電源をオンにする際は3秒長押しすることや、シャットダウンの仕方や、画面を閉じたりしばらく放置するとスリープ状態になることも説明。詳しくない子どもだと、スリープ状態はパソコンが壊れたのかと焦ってしまいそうなものだが、この動画を見ておけば事前に知識をつけることができ焦ることもなくなる。パソコンのきほんそうさ」では、アプリでできることを紹介している。

(Image:Tada Images / Shutterstock.com)

レノボの理念に「子どもにテクノロジーを与えることは未来への選択肢を与えることである」とある

 今の小中学生たちは、デジタルネイティブ世代だ。そのような子どもたちに向けて、あえて丁寧な説明動画を制作したレノボには、先生方の負担を少しでも軽減したいという思いがあった。先生方がパソコンを使った授業を行うにあたり、子どもに基本的な操作やパソコンを壊さないための注意事項などを指導する負担は大きいものだという。また、デジタルネイティブ世代とはいえ、身近に手元にあるスマートフォンとパソコンとでは操作が異なることもあり、あらためて使い方の解説をする必要があると考えたのだそう。

 レノボは、幼いうちからのパソコンの教育利用はSTEAM(サイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、アート、マスマティクス)といった分野に早くから興味をもつ上で欠かせないと考える。パソコンで調べたことに関連してさらに新しいことに興味を持ったり、パソコンを使って勉強することで苦手な勉強が楽しいと思えるようになったり、パソコンは今までの方法とは違った角度で学習を楽しむことができるデバイスである。レノボが一番望むことは、多くの子どもたちがパソコンの使い方を早く覚えて、友だちのように大切に取り扱ってほしいということだろう。
 この動画を見て学んだ子どもたちが社会に出てくる頃には、キャッシュレス化やペーパーレス化などもさらに進んでいることだろう。今後の日本のデジタル化に期待したい。

参照元:“投げない”“ふまない”レノボが小中学生向けにパソコン解説動画公開…ここまで丁寧な理由を聞いた【FNNプライムオンライン】

※サムネイル画像(Image:Tada Images / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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