Windows 11アップグレード対象が公式発表も15機種にとどまる、いったいどのPCなら動く?

10月5日の一般リリースに向けて、日増しに世間の注目度が高まってきている「Windows 11」。PCファンであれば6月の発表以降に同OSが振りまいてきた様々な情報に耳を傾けてきていることだろう。しかしそんなWindows 11で最も話題となっているのは、おそらく「どのPCなら動くのか」という話題ではないだろうか。

今回は、難解なWindows 11のアップグレード対象についてお伝えしていきたい。

Windows 11の対応機種、わずか15機種!?

(Image:rawf8 / Shutterstock.com)

ビジネスシーンでPCを使うサラリーマンにはWindowsは欠かせない

 Windowsを開発するマイクロソフトは現地時間8月31日、ブログ上で「Windows 11は10月5日に利用可能になります(Windows 11 available on October 5)」と題した記事を公開した。記事の中では、各種PCメーカーが販売しているPCのうち、Windows 11へとアップグレード可能な機種が発表されている。

 それによれば

「Acer Swift 5」
「Acer Swift X」
「Asus Zenbook Flip 13 OLED」
「Asus Zenbook 14」
「Alienware x15」
「Alienware x17」
「Dell XPS 13」
「HP Spectre x360 14」
「HP ENVY x360 15」
「Lenovo Yoga 7」
「Lenovo Yoga Slim 7i Pro」
「Samsung Galaxy Book Pro」
「Samsung Galaxy Book Pro 360」
「Surface Pro 7」
「Surface Laptop 4」

の15機種が紹介されている。少なくともこの15機種は、現段階でWindows 11へのアップデートが可能だということになる。(極端なパーツの入れ替えなどがあった場合はその限りではないだろうが…)マイクロソフト製品であるSurfaceも2機種のみが該当しているという事実は意外と言わざるを得ないのかもしれない。

(Image:JeanLucIchard / Shutterstock.com)

同じ開発元ならばもっと優遇してもよいのでは…?

 Windows 11といえば、そのアップデート要件がややこしいことが大きく取り沙汰されている。開発元のマイクロソフトも、使用中のPCがWindows 11に対応しているかを確認するソフト「PC Health Check」を開発するも、「対応しているか否か」を判定するだけで「どの部分が対応していないのか、がわからないと意味が無い」とバッシングを浴びた。そのためソフトの公開を一度取り下げ、修正を施したうえで8月末に再度公開する、という経緯を持つほどの“いわく付き”だ。

 アップデートの可否を確認するソフトに難があり、公式に「アップデート可能」と認定されたPCも明らかに機種が少ない。今後認定されるPCの種類は増えてくることになるだろうが、それでも初速の無さはいつまでもついて回る話となりそうだ。また、裏技的にサポート対象外のPCに無理やりWindows 11をインストールすると、安全な利用に欠かせないセキュリティパッチがインストールできなくなる可能性もあるという。

 自分の使っているPCをどうしてもWindows 11にアップデートしたい!という強いこだわりをお持ちの方以外は、現在のPCがWindows 11に対応していなかった場合はおとなしく諦めるべきであると言える可能性すら見えてきている。もしかすると下手にアップデートするより、Windows 11対応の最新パソコンを新しく購入してきたほうが安定して使えるかもしれない。

参照元:来月速攻でWindows 11へアップグレードできる15機種が発表【GIZMODO

※サムネイル画像(Image:rawf8 / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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