新卒で就職を考えるとき、そしてキャリアアップなどのために転職を考えるとき。仕事内容や提示されているさまざまな条件よりも、ある意味一番気になるのが“ヤバイ会社じゃないかどうか”ではないだろうか。
アメリカのFast Companyの記事によると、ヤバイ会社、つまり「入社しない方がいい会社」、にはある8つの共通点があるというのである。
危険は入社試験で察知できる。その見分け方をまずは4つ目まで紹介
まず1つ目は「意思決定に時間がかかる」。たとえばあなたが入社試験を受けたとき、企業からの返答が長かったとしたら(目安は30日以上)、その会社はリーダーシップをはじめとした何かしらの社内問題を抱えている可能性が。
2つ目は「人の入れ替わりが激しい」。これは面接ではわかりかねるが、人の入れ替わりが激しい企業は常に募集をかけていることが多い。「この企業ずっと転職サイトに載ってるな」という企業は、すぐ人が辞めてしまう企業であると思ってもいいだろう。アメリカのキャリアの専門家は「そのポジションが空いている理由と期間を確認しよう」と言っているが、これはちょっとハードルが高いアドバイスではある。
3つ目は「面接官同士の意見が大きく違っている」。面接時は、複数の面接官と話をする場合も多いはずだが、面接官によって話が異なっていたり、矛盾を感じることがあったりするのは会社のチームに明確なビジョンがないことを示唆しているかも。
4つ目は「柔軟性がない」。コロナ禍で一気に進んだ感のあるテレワークだが、リモートでもできる仕事でありながらオフィスに人があふれている場合は、時代の先を読む力や社員のニーズに対しての柔軟性に欠ける会社といっても過言ではない。前もって「面接のときにオフィスを見てもいいですか?」の一言をおすすめしたい。
5つ目は「面接官の意欲がない」。ちょっと笑ってしまう危険信号だが、わかりやすくいうと、面接官が自分のことばかり話したり、会社や同僚についてネガティブな話をしてきたりしたことはないだろうか。これはそもそもそんな人材が面接という重要な業務を任されている=質の低い管理スタイルを反映しているかも。
6つ目は「多様性がない」。多様な働き方や価値観を認め合うDE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)を会社が実践しているかを聞いてみよう。いまだに電話応対やお茶くみは女性の仕事、管理職は男性ばかり、なんて企業も残念ながら少なくない。
7つ目は「成長の機会がない」。会社のビジョンだけでなく、社員の成長の機会も大切だ。各人が成長するための機会についての言及がない場合や、答えをはぐらかされた場合は要注意。スキルアップしたいという社員の希望に沿った仕事がない会社であるともいえるだろう。
最後の8つ目は「圧力をかけてくる」。ある企業から内定通知が来ても、すぐ承諾できるとは限らない。なぜなら複数の企業に応募している場合が多いからである。それなのに、面接当日その場で「来てくれるか決めてほしい」「明日いっぱいで返事を」など圧力をかけられたら、“即お断り”でもいいくらいの危険信号だ。
さて、皆さんの会社はどうだろうか。「あれ、やろうと思えばテレワークできる職種なのにさせてもらえてない」「検討事項がいつまでたっても決まらない」「そういえば離職率半端ない!」など心当たりのある会社にお勤めなら、そろそろ転職のタイミングなのかも?
参照元:「入社しないほうがいい会社」に共通する8つの危険信号【lifehacker】