新型MacBook Proに、iPhoneシリーズでおなじみの「ノッチ」が登場したことが話題を呼んでいる。今回初めてMacBookにも搭載されたのだが、違和感を覚える人も少なくないという。スマホのノッチには「邪魔だから早くなくなってほしい……」といった意見も聞こえてくるが、MacBookの搭載にはどのような反応が寄せられているのだろうか。今回は、MacBook初のノッチについて世間の評価を詳しく見ていこう。
ディスプレイを最大化させるノッチとは?
ノッチとは、カメラを配置するためにディスプレイ上に設けた切り欠きのこと。「大きな画面のスマホが欲しい」というユーザーのニーズもあり、画面を大型化するためにメーカーが四苦八苦する中で、これまでのベゼル(縁)から進化したのがノッチだ。
iPhoneシリーズでは2017年に発売された「iPhone X」で初めて搭載されて以来、2021年10月現在最新の「iPhone 13」までノッチが採用され続けている。しかし、ユーザーからは「邪魔」という意見も多く、ノッチからさらに面積が少なくなった「パンチホール」式や、ディスプレイの中に埋め込んでしまうものも登場してきている。
そんな時代遅れになりつつあるノッチが、10月18日に発表された新型MacBook Proで採用されたことで大きな注目を集めている。
今回新たに発売されるのは、14インチ・16インチサイズの新型モデル。アップル史上最もパワフルなチップと称した「M1 Pro」「M1 Max」や、外部インタフェースポートの復活など、話題の機能が満載。そこに加えて、Mac歴史上初となるノッチが搭載されるというのだ。
ノッチレスのブームとは真逆をいくアップルの思い切った選択は賛否両論を呼び、ネットで様々な反応が見られている。
ノッチは「ビデオ会議で相手と視線が合いやすい」「メニューバーの邪魔にならない」といったメリットがあることは間違いない。しかしSNSなどでは、「スペックは素晴らしいのにデザインがぶち壊してる」「パソコンでもスマホでもノッチの必要性は特に感じない、邪魔なだけ」「ジョブズが存命だったら絶対こんな仕様は許さなかったと思う」など批判的な意見が多数上がっている。中には「ノッチあったから悩まずに買うのやめた、ある意味よかった」と購入をやめるといった声や、「一生使うものとして買うわけではないのだから色んなことを試して良いと思う」とアップルを擁護するコメントも寄せられている。
ハイスペックな処理能力や低消費電力を評価する声、高価格な割りにコスパが悪いといった意見など、さまざまな機能が注目を集める新型MacBook。スマホでは邪魔者扱いされているノッチだが、ノッチが搭載された新型MacBookの売れ行きは果たして……。
参照元:「Macにもノッチ」の理由 新型MacBook Proにあえて投入した切り欠きについて考えた【ITmedia NEWS】
※サムネイル画像(Image:amazon.co.jp)