クライアントへの細かい連絡や社内でのコミュニケーションに欠かせない「ビジネスチャットツール」。テレワークが浸透しチームメンバー同士が離れた場所で働いている職場環境も増えている最近では、ビジネスチャットをコミュニケーションツールとして重宝しているサラリーマンも少なくないだろう。そんな中、「oricon ME」が2021年 満足度の高いビジネスチャットツールランキングを発表した。機能性の充実やユーザーインターフェースのわかりやすさなど、さまざまなビジネスチャットツールの中で、1位に選ばれたのは果たして……。
仕事を効率化させる機能が満載のツールがランクイン
同調査は、副業を含むビジネスシーンで3カ月以上かつ週3日以上ビジネスチャットツールを利用している全国の18歳~69歳の男女3,671人を対象に行われたもの。「ツールの使いやすさ」「機能の充実さ」「カスタマイズ設定のわかりやすさ」の3つの評価項目を設定し、「企業規模別」「業種別」「職種別」など様々なくくりでランキング化された。今回はその中でも、総合ランキングでトップ3位に選ばれたビジネスチャットツールを見ていこう。
3位にランクインしたのは、便利な機能が満載の「Chatwork(チャットワーク)」。日本人のためのビジネスチャットツールとして誕生し、パソコンが苦手な人でも使いやすいユーザーインターフェースが好評だ。また、メッセージに添付したファイルを一覧で確認できる機能や、グループメンバーの仕事の進捗状況を管理できるタスク機能など、仕事を効率アップさせるための機能が多いのもチャットワークの特徴。また、多くのビジネスチャットにある「既読機能」をあえて採用していないことで、「自分のペースで仕事が進められる」といった意見もあがっている。
2位に選ばれたのは、アメリカ発のコミュニケーションツール「Slack(スラック)」。2020年にはユーザー数が全世界で1,250万人を突破。日本でも2017年11月に日本語版がリリースされて以降、メルカリやDeNAがいち早く取り入れるなど多くの企業が導入する人気のビジネスチャットだ。スラックの特徴は、スケジュール管理などに役立つリマインダーをはじめ、ビジネス用に設計されている機能が多いこと。メールの送受信ができる外部ツールとの連携のしやすさも魅力の一つだ。
そして堂々の1位に選ばれたのはグーグルが開発したコミュニケーションソフトウェア「Google Chat(グーグルチャット)」。話題ごとにスレッドを分けたり、既読機能があったりと、多機能な万能ツールだ。ユーザーからは「シンプルで見やすい」といった使いやすさを評価する声や、「プロジェクトごとにタスクごとに分けることができるので、内容を把握しやすいのが良かった」と便利な機能を称賛するコメントも上がっている。Google Chatは項目別に見ても「ツールの使いやすさ」「機能の充実さ」「カスタマイズ設定のわかりやすさ」3項目すべてで1位を獲得。王者にふさわしい結果を残したのだった。
今使っているビジネスチャットに不満がある人や、新たにビジネスチャットの導入を検討している人は、満足度の高いビジネスチャットツールランキングを参考にしてみては。
出典元:おすすめのビジネスチャットツールランキング・比較【オリコン顧客満足度ランキング】