子どもの頃憧れていた職業に就いている、という読者の方はどれくらいいるだろうか。毎年、小学生を対象とした「将来なりたい職業ランキング」が発表されるが、実際に毎日一生懸命に働き、世の中のあれやこれを経験している大人のみなさんにもまだ夢はある。今回、「大人がなりたい職業ランキング」が発表された。どんな職業が挙げられたのだろう。現実主義?それとも最近の流行りに乗っている?はたまた、夢を追い続けているのだろうか?
大人だってやってみたいことがある!4位には新時代の職業も
時代の移り変わりや新型コロナウイルス感染症の影響もあって、働き方や仕事に対する考え方というものが変わりつつある。みなさんの中にも「テレワークに切り替わった」という人や「安定志向になった」と仕事自体を見直す人も増えたのではないだろうか?
そんな中、株式会社PLAN-Bの運営するメディア「エラベル」は、全国の10代~70代の男⼥1,231⼈を対象に「大人のなりたい職業」に関する アンケート調査を実施し結果を発表した。今回はそのランキングをチェックしてみよう。
5位は「薬剤師」。高齢化、そしてコロナ禍でよりその存在の大切さを実感している職業の1つだろう。投票者の中には「定時で上がれるから」という話もあるようだが、とはいっても国家資格が必要で不安を抱えた患者さんの心や生活に寄り添う仕事。そう簡単なものではないだろうが……。
4位は「YouTuber」。きたきた、今や子どもたちにも人気の新時代の職業だ。自分の得意ジャンル、興味のあることを発信していくことが収益につながるのはまさに夢のある仕事だが、成果が出るまでなかなか地道な道のりであることも想像できる。24時間365日が仕事、といわれることもあるほど想像以上にハードかもしれない。
さてトップ3を見ていこう。
3位は「医師」。これは子どもたちの将来の夢にも多く挙がってくる。今も昔も変らず、人気のある職業といえるかもしれない。その人気ぶりとは裏腹に、かなりの技術が必要となる専門職で、もちろん明晰な頭脳も必要となる。人の命を救い守っていくという責任重大な仕事だが、コロナ禍で医療の大切さを知り、リスペクトの気持ちをもって挙げた人もいることだろう。
2位は「公務員」。安定した収入としっかりとした休日を確保できるイメージのある公務員はやっぱり強い。特に市役所や区役所などの行政職員には、大人になってから接する機会が増えるため、より身近な職業として感じ始めた人も多いことだろう。地域や国民の生活に密着した仕事であるために、やりがいもあるのではないだろうか。
そして1位に輝いたのは、なんと「ライター」だった。筆者も今まさにこの記事を書いているライターの1人であるため、うれしさもあるが厳しさも知っているがゆえに驚きも大きい。調査のコメントの中には「自分の時間配分で仕事ができる」「在宅で自分のペースでできるから」といった意見も多く見受けられた。
フリーランス、組織や会社所属など状況で異なるかもしれないが、実際は「そうでもないぞ……」と(小さな声で)言っておきたい。とはいえ、自分の意見や誰かの思いを表現できる場、伝えていける場があるライターは、他の職業にはない面白みや充実感がある、と筆者は思う。
転職についても前向きにとらえ出した時代。もし本気でなってみたいと思うのなら、挑戦してみてもいいのではないだろうか。まだまだ遅くないぞ、大人たち。
出典元:YouTuber?エンジニア?令和時代の大人1231人のなりたい職業ランキングTOP10!【エラベル】
※サムネイル画像(Image:elabel.plan-b.co.jp)