日清の「青の洞窟」GRAZIAシリーズは300円出す価値ある? 筆者の舌では判断できないレベルだった

近年、インスタントやレトルトの商品のクオリティ向上は目を見張るものがある。「えっ、これお店レベルでは?」と驚くことも少なくない。パスタソースもその例に漏れず、いまや「お店まで行く意味とは」と考えてしまうレベルの商品もチラホラ。今回は、高級パスタソースとして人気の日清「青の洞窟シリーズ」のさらに高級ライン「GRAZIA」を実食レビューしてみた。果たして、市販のパスタソースに300円以上も出す価値はあったのか?

【結論】筆者の舌では判断できないレベルだった

こちらが、青の洞窟GRAZIA(グラツィア)。
今回は一番スタンダードと思われるボロネーゼをチョイスした。

栄養成分標示はこんな感じ。カロリーはそこそこある模様。
まあ、今回は味のレビューなのでここはそこまで重要ではない。

中身はいたってシンプル。

作り方は2種類。湯せんと電子レンジ。筆者は湯せんで調理した。

裏面には「ふんだんに使用した引き肉を赤ワインと共に煮込んだ深いコク。華やかのポルチーニの香りと共に」とある。期待できそうだ。

 

それでは、実食していこう。

ビジュアルは申し分ない。「ふんだんに使われたひき肉」がこの時点でも確認できるレベル。これは期待できそう。それでは、まずパスタソースから一口。

こっ、これは……。

 

うーむ、表現が難しい。たしかにワインやキノコの風味は感じられる。コクもある。高級感もある。ただ、「これが好きか?」と問われると答えに窮してしまう、そんな味だ。

 

これが大人の味、なのだろうか。

パスタと絡めてみても、その感想は変わらなかった。たしかに、100円のパスタソースに比べると原価は高そうではあるし、ひき肉もゴロゴロしている。

 

ただ、どうやらこの大人の味と自分の舌が合うのは別問題らしい。

 

思うに、筆者の舌は「20点と60点」「60点と80点」の判断はできる。ただ、「80点と90点」「90点と95点」は判断できないのだろう。

 

寿司で例えると、スシローと一つ星の差はわかるけど、一つ星と三つ星の違いはわからない、的な。

 

そんなこんなで、筆者にはこの商品が300円以上出す価値があるとは思えなかった。これなら150円のパスタソースを2袋買った方がいいかな。

自分の舌の好みを再確認させられた

おそらく、筆者はお子様舌である。複雑な味よりもわかりやすい味が好きだ。そして複雑な味は高級になりやすい傾向にあるから、筆者はコスパのいい人間である。

 

これからもコスパのいい舌を駆使し、B級グルメを中心にしてみなさんにレビューを届けていきたい。

文=ミヤモトマサシ/フリーライター

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