世界のアップル人気を示すエピソードがまたひとつ増えた。なんと、2021年の世界のスマートフォン販売台数ランキングにおいて、トップ10のうち7つをiPhoneが占めるというとんでもないことをやってのけたのだ。しかもトップ5はすべてiPhone。もはや向かうところ敵なしといった雰囲気さえ感じられる。
今回は、そんな“アップル無双”となった販売台数ランキングについてお伝えしていきたい。
2021年スマホ販売台数ランキング発表!
国際的な調査会社のCounterpointは3月8日、2021年に世界中で販売されたスマホの販売台数ランキングを発表した。なお、2021年の1年間で4,200種類以上の機種がリリースされ、ここで伝えられたトップ10の機種だけで販売台数全体の19%にのぼるとも伝えられている。
ランキング10位にはシャオミの「Redmi 9」が入り、販売シェアは全体の1.1%を占めていた。そこから9位アップル「iPhone 13 Pro Max」(1.3%)8位アップル「iPhone SE(第2世代)」(1.6%)7位シャオミ「Redmi 9A」(1.9%)6位サムスン「Galaxy A12」(2.0%)と続いていく。
しかしアップル以外の機種が入ったのはこの6位が最上位。ここからはアップルの独壇場だ。第5位には2019年リリースの「iPhone 11」(2.0%)が登場。発売から2年が経っても衰えない人気には驚愕せざるを得ない。そして4位にも2020年の「iPhone 12 Pro」(2.1%)が食い込んできている。
そして3位は「iPhone 13」(2.1%)がランクイン。9月発売と集計時期としては不利もあったかもしれないが、それを感じさせることなく見事トップ3入りを果たした。2位に入ったのは「iPhone 12 Pro Max」(2.2%)だ。ハイスペックスマホの代表格でもあるiPhoneの中でもフラッグシップモデルとなる「Pro Max」の需要の高さを証明する格好となった。
栄えある1位には「iPhone 12」が輝いた。全体に占めるシェア率は2.9%と、2位・iPhone 12 Pro Maxの2.2%をも大きく上回る断トツぶりはさすがと言うほかないだろう。
今回のランキングでアップルの7つの機種がランクインしたのは、過去最高の記録だとCounterpointも伝えている。この快挙が成し遂げられたのはiPhone人気もさることながら、2021年に世界中のスマホメーカーを襲った半導体不足の影響もゼロではないのかもしれない。実際に夏頃にはサムスンの出荷台数が大幅減となるといった報道も散見されており(もちろんアップルに影響がなかったとは思っていないが)、サムスンとしても前年の巻き返しを決意していることは想像に難くない。
はたして2022年はサムスンほかAndroidスマホメーカー各社が逆襲するのか。それともアップルが「iPhone SE(第3世代)」や「iPhone 14(仮称)」の投入でさらに差を広げることになるのか。来年の報告も楽しみにしたい。
引用元:Apple Captures 7 Spots in 2021 List for Global Top 10 Smartphones【Counterpoint】
参照元:2021年のスマホ売上げランキングでiPhoneが上位を独占~首位はiPhone 12【iPhone Mania】
※サムネイル画像(Image:Yalcin Sonat / Shutterstock.com)