新年度が近づくこの季節、通信キャリアの変更や乗り換えを検討する人も多いのではないだろうか。MMD研究所が男女40,000人に行った調査によると、プラン変更や乗り換えを検討している人は33.9%にものぼった。気になるのはプラン変更・乗り換え検討先だ。どの通信キャリアが人気なのだろうか?最新の調査結果をお伝えしていきたい。
通信キャリアのプラン変更・乗り換え「検討している」は3割以上!
MMD研究所が3月11日、18歳〜69歳の男女40,000人に行なった「2022年3月通信サービスの利用動向調査」の結果によると、メイン利用している回線で最も多いのが「ドコモ」の30.2%。それに次ぐのは「au」で19.4%、3位には「ソフトバンク」11.8%、4位「楽天モバイル」7.6%が続く形となった。順位は順当だが、ソフトバンクと楽天モバイルの差が思っていたよりも詰まっているようにも感じられる。
また、通信契約をしている携帯電話・スマートフォンを現在利用しているのは36,420人。そのうちメイン利用の通信サービスの料金プラン変更や乗り換えを「検討している」と回答した人は33.9%にも上った。料金プラン変更や乗り換えを検討している12,349人のうち、具体的な通信サービスを決めている9,210人に「最も乗り換えを検討している通信サービス」を聞いたところ、3位が「au」の10.9%、2位が「ドコモ」の15.4%であることが明らかになった。
乗り換えを検討している回答者から、最も候補先として挙げられたのはダントツで「楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VI)」の20.9%だった。ネット上からも「楽天ポイントでスマホ料金がフルカバー神」「スマホ代がゼロ円って…」「楽天経済圏に早くも取り込まれてる」「何といっても加入手続きがスムーズ」と楽天モバイルのポイント還元プランやキャンペーンを歓迎する声が数多く見られ、現在4位のシェアがさらに拡大しそうな勢いが伝わってくる。
一方、現在シェア3位のソフトバンクはというと、乗り換え候補先としてはずっと下がって第7位。なんと6.2%のみで、楽天モバイルの3分の1という残念な結果となった。機種変更も携帯乗り換えも1年で最も活発なこのシーズン。現在乗り換えを検討している人たちが実際に動き出したら、キャリア4社の順位にも変動が起こるのでは、という波乱の予感を感じさせる調査結果だ。通信キャリアに“春の嵐”は吹き荒れるのだろうか。今後のシェアの動きから目が離せない。
出典元:2022年3月通信サービスの利用動向調査【MMD研究所】