月々の携帯電話にかかる料金が家計を圧迫しているという人は多く、どうやって安く抑えるかは永遠の課題だ。オンラインプランや格安SIMに乗り換えるなど、近年は選択肢も多く、筆者も日々迷っている。今回は、スマホ乗り換えの際、重視することに関する調査で1位に輝いた「通信料の安さ」にスポットを当て、通信料を抑える基本的なコツをおさらいしよう。
断トツの支持を集める「通信料の安さ」そのワケは?
株式会社レビューが運営する情報メディア「ahamo」は4月27日、10歳以上の男女に対して行った「スマホを乗り換える際に重視すること」についての調査結果を公表した。圧倒的1位に輝いたのは、全体の37.3%が選んだ「通信料の安さ」。2位の「電波状況や通信状況の安定性」と大きな差が開いた。
ahamoではその理由について、「自宅のインターネットの環境が整っているのと、スマートフォンの本体価格も高いので通信料は安く済ませたいと思っている方が多い」と分析している。携帯会社を乗り換えるときに一番わかりやすく差がつくのが、月々の利用料金だろう。格安SIMに乗り換える主な理由が通信料なので、この結果は誰もが納得がいくはずだ。
2位の「電波状況や通信状況の安定性」という理由は「いくら格安でも、通信速度が遅いと使いものにならない」という声が挙げられた。すでに格安SIMに変えて通信速度が遅い、つながらないというイライラを感じた人が一定数いるのだろう。スマホを利用する目的のメインはインターネット通信だ。毎日使うスマホの通信状況でストレスがたまるのは避けたい。
月2,000円の節約は当たり前?月々の利用料金を抑える3つの方法
多くの人が通信料を重視する傾向だが、どうすれば月々の携帯代を安く抑えることができるのだろうか。基本的な3つの方法で、月々約2,000円の節約に成功した例もある。
まずは格安SIMに乗り換えることだ。通信量が月に3GB以下なら1,078円という格安SIMもあるので、筆者が実際に使っているドコモの一番安いプランの実質料金2,850円に比べて、それだけで1,800円近く安い。
次に検討すべきは、無駄なオプションの廃止だ。使用頻度の少ないオプションを見直すだけでも月300円~1,000円近くも安くなったという人もいる。また、最近はSNS上でのやり取りが増えているため通話することは減ったが、通話料もバカにはならない。できるだけ無料通話アプリで行う、通話が多い人はかけ放題プランの安いプランの携帯会社を検討するなどがよいだろう。
いまや少数派だと思うが、家にWi-Fi環境がない人は、まず光回線やポケット型Wi-Fi導入など、家でスマホの通信量を抑えられる環境に整えることをオススメする。
究極の方法は、家のネット環境と携帯会社の両方を乗り換え、SIMフリーと光回線のセット割で家計全体の通信費を抑えるということだ。各社、安いプランがどんどん登場しているので、気になるプランや会社があれば積極的に乗り換えを検討してもいいかもしれない。
出典元:「ahamo」は→こちら
※サムネイル画像(Image:Koshiro K / Shutterstock.com)