アメリカの保険会社・Jerryは、「iPhoneユーザーよりAndroidスマートフォンユーザーのほうが、安全運転をする」という驚きの統計データを発表した。この結果が、スマートウォッチにおサイフケータイ、ありとあらゆる場面において繰り広げられる“iPhoneユーザーVS Androidスマホユーザーの戦い”に影響を及ぼすことになるのだろうか。2万人のドライバーへの調査結果をもとにお伝えしていきたい。
「スマホのOSで安全運転の意識に差が出る」データが発表される
アメリカの保険会社・Jerryが2万人のドライバー、計1,300万キロの運転データから分析した統計データによると、「iPhoneユーザーよりAndroidスマホユーザーの方が、安全運転をする」という結果が明らかになった。
最も大きな差異が出たのが「よそ見」の項目だ。運転中にドライバーがスマホを操作する頻度は iPhoneユーザーの方が顕著で、 同社はこの結果から「iPhoneユーザーはハンドルを握っている間、自分のスマホを放っておくのに苦慮している」と分析した。また、鋭い加速やブレーキング、方向転換などの運転もiPhoneユーザーに多く見受けられ、同社はiPhoneユーザーが「感情」のスコアが高く「行動の一貫性が低く、予測不可能な傾向がある」と結論づけている。
iPhoneユーザーVS Androidスマホユーザーの戦い”に一石を投じるか
昨年、招待制の音声配信SNS「Clubhouse」がブームを巻き起こしたことは記憶に新しい。 盛り上がるiPhoneユーザーたちをよそに、「Androidスマホなので」と参加できず肩身の狭い思いをしていたAndroidスマホユーザーは、今回の安全運転の意識調査結果を見て、溜飲が下がる思いがしたかもしれない。
「ルールを破る誘惑をほとんど感じない」と評価されているAndroidスマホユーザーからは、ネット上でも「面倒くさいと思われる設定まで、自分でこまごまやりたいから Androidスマホ」と、今回の評価を裏付けるようなコメントも見受けられる。その他「『ボクも去年までAndroidスマホだったよ』と 『気にすんなよ』のなぐさめモードで言われる…」などと、iPhoneユーザーから下に見られている感が否めない体験談も、とくに若い世代に多く見受けられた。
誰もが一度は目にしたことがあるだろう、iPhoneユーザーVS Androidスマホユーザーの戦い。長年にわたる抗争は、今回の調査結果により決着がつくのだろうか。スマホのOSが安全運転の意識にまで影響を及ぼすとは、今後のスマホの選択にどのような影響を及ぼすか目が離せない。
出典元:【Jerry】
※サムネイル画像(Image:Rokas Tenys / Shutterstock.com)