6月中古スマホ販売数ランキング、iPhone値上げの影響は?【にこスマ調べ】

株式会社Belongが運営する中古スマートフォン販売の「にこスマ」は、2022年6月の中古スマホ/機種別販売数ランキングを発表した。今や若者だけでなく、団塊の世代や高齢者にいたるまでスマホの利用率が高まってきており、若者からお年寄りまで広く親しまれていることが伺える。比較的お手頃に手に入る中古市場においては、どのような機種が人気となっているのだろうか。

6月の中古スマホ販売数トップ3は?

では、さっそくランキングを紹介していこう。

2022年6月の中古スマホ/機種別販売数ランキング第1位は「iPhone 8(64GB)」だった。平均販売単価は19,690円で前月比-950円となっている。新品発売時価格は85,104円だ。iPhone 8は昨年6月もランキング第1位だったというが、その時点の平均価格は約23,000円。1年間で3,000~4,000円ほど価格が下がり、今であれば、かなりお手頃に入手できる機種と言えそうだ。

第2位のiPhone7。調査の対象期間は2022年6月1日~30日で、価格はすべて税込みとなっている(画像は「にこスマ」公式サイトより引用)

続く、第2位にランクインしたのは「iPhone 7(32GB)」。平均販売単価は13,400円。こちらは前月比-2,970円と、大幅に価格が下がった。第3位には「iPhone 6s(32GB)」がランクイン。8,950円とぐっと手に入れやすい価格な上に、前月比-1,060円。これは狙い目かもしれない。ここまでトップ3は、先月に引き続きランキングに変わりなくiPhoneシリーズが占める形となった。

第4位から第10位を発表!

iPhone SEが第2世代、第1世代ともにトップ10入りを果たした(​株式会社Belong「にこスマ」調べ)

第4位には「AQUOS sense2(32GB)」が入っている。平均販売単価は5,280円、前月比-1,720円だった。4位になってようやく、Androidスマホが登場している。第5位には「iPhone SE (第 2 世代)(64GB)」と、iPhoneシリーズが食い込んだ。平均販売単価は34,470円(前月比-2,670円)と、新品発売時の価格の49,280円からあまり大きくは変わっていない。他のiPhoneシリーズと比較しても、決して安くはない価格。SEシリーズの人気の高さがうかがえる。

以降、第6位は「AQUOS sense3(64GB)」(8,630円)、第7位「iPhone XR(64GB)」(32,190円)、第8位「Xperia XZ1 Compact(32GB)」(5,730円)、第9位「iPhone 8(256GB)」(23,440円)と続く。第10位にも2016年発売の「iPhone SE (第1世代)(64GB)」がランクイン。平均販売単価は12,120円を記録した。iPhoneシリーズは少し古い機種であっても、需要は依然高いようだ。

ここまでの結果を見てみると、10位中7つをiPhoneシリーズが占めており、人気不動の地位を築いていると言えるだろう。また、“当時の最新機種”においては、新しい物好きなイノベーター層が好んで購入するもののため新品発売時は高価だが、中古市場では購入層が異なるためか、価格の下落幅が大きいように感じる。

一方、シンプルな機能の機種は、比較的新しい機種であれば新品発売時価格から大幅な値下がりはなさそうだ。あなたが中古でスマートフォンを購入するなら、どの機種を選ぶ?

出典元:【2022年6月】中古スマホ販売数ランキング【にこスマ

※サムネイル画像(Image:M21Perfect / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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