ドコモショップではガラケーからスマホに乗り換える人向けに、「エコノミーMVNO」が用意されていますが、2022年12月21日から新たなプランが追加されることになりました。それが「LIBMO(リブモ)」の格安SIMです。とくにゴーゴープランは月500MB+月5分かけ放題セットで、月額990円(13カ月以降は1,100円)と格安です。そこで今回は、ドコモのエコノミーMVNO「LIBMO」について詳しく解説しましょう。
ドコモのエコノミーMVNOに実用的な「LIBMO」が登場!
TOKAIコミュニケーションズの格安SIM「LIBMO」が、ドコモのエコノミーMVNO第3弾として追加され、2022年12月21日から全国のドコモショップで取り扱われることになりました。
LIBMOを提供するTOKAIコミュニケーションズは、2011年にLPガスの「ザ・トーカイ」とケーブルテレビの「ビック東海」が合併してできた会社で、静岡県を中心にエネルギー、建築・不動産、ケーブルテレビ、情報通信サービスなどを提供するのが主な業務となっています。
実はTOKAIホールディングスの株主になると、株主優待でLIBMOの料金がタダ同然になるため、筆者のスマホもLIBMOを利用しています。詳しくはこちらの記事で確認してください。
そのようなLIBMOがドコモのエコノミーMVNOに追加されたわけですが、ドコモショップではLIBMOの「ゴーゴープラン(月500MB+かけ放題付)」と「なっとくプラン(月3GB/月8GB)」の3プランが取り扱われます。
このプランの特徴は「5分かけ放題」か「10分かけ放題」には、ドコモショップ特典として100円~200円割引く「かけほ割」が適用され、最初の1年間は安く利用できるようになること。
具体的には月500MBのゴーゴープランで5分かけ放題セットにすると、1年間月額990円で利用でき、13カ月目以降は月額1,100円となります。10分かけ放題セットは1年間1,100円、13カ月以降は1,320円になります。
ちなみに、OCN モバイル ONEのエコノミーMVNO「500MB/月コース」は月10分無料通話付で月額550円なので、料金は倍になりますが月5分かけ放題のほうが、ちょいちょい電話する人には使いやすいかもしれません。
また、月3GBと月8GBのなっとくプランには別途かけ放題オプションを追加できますが、こちらは1年間「かけほ割」が適用され100円~200円安くなります。データ通信量が月500MB(0.5GB)では事実上ネットの閲覧は厳しいので、エコノミーMVN0でも月3GBや月8GBといったプランが選べるのは、かなり実用的でしょう。
■ゴーゴープラン(音声通話機能付き・かけほ割適用の場合)
プラン | ゴーゴープラン(データ通信:月500MB) | ||
5分かけ放題セット | 10分かけ放題セット | かけ放題マックスセット | |
月額利用料金 | 990円 | 1,100円 | 1,980円 |
13カ月目以降 1,100円 |
13カ月目以降 1,320円 |
※料金は税込です
こちらが「ゴーゴープラン」の料金。データ通信量は月500MB(0.5GB)しかないが、5分かけ放題付で月額990円(2年目から1,100円)、10分かけ放題付は月額1,100円(2年目から1,320円)となっている(表はLIBMO公式サイトを元に編集部で作成)
■なっとくプラン(音声通話機能付き)
プラン | なっとくプラン(3GB) (データ通信:月3GB) |
なっとくプラン(8GB) (データ通信:月8GB) |
月額利用料金 | 980円 | 1,518円 |
※かけ放題は含まない
□かけ放題オプション(かけほ割適用の場合)
プラン | 5分かけ放題 | 10分かけ放題 | かけ放題マックス |
月額利用料金 | 440円 | 550円 | 1,430円 |
13カ月目以降 550円 |
13カ月目以降 770円 |
※料金は税込です
なっとくプランは月3GBと月8GBの2つがあり、かけ放題オプションを追加できる。こちらはかけ放題に「かけほ割」が適用され、1年間は100円~200円割引きとなる(表はLIBMO公式サイトを元に編集部で作成)
●ドコモ「新たなエコノミーMVNOとしてTOKAIコミュニケーションズを追加-通話重視の料金プランが充実の「LIBMO」の取扱いを12月21日開始-」は→こちら
●LIBMO「ドコモのエコノミーMVNOに「LIBMO」がラインナップ」は→こちら
ガラケーの3Gサービスは、すでにauが2022年3月末で終了しており、ソフトバンクも2024年1月31日、ドコモも2026年3月末には終了されることになっています。
そこでドコモでは、ガラケーからスマホに移行しやすいように、安価な「エコノミーMVNO」を用意しました。最初に登場したのは同じNTTグループの格安SIM「OCN モボイル ONE」の500MB/月コースです。
これは月500MB+月10分無料通話付で月額550円という激安プラン。しかも、全国約2,300店舗のドコモショップで申し込みができます。ONC モバイル ONEの「エコノミーMVNO」については、こちらの記事を参考にしてください。
●ドコモ「料金プラン」(公式)は→こちら
その後、エコノミーMVNOは2021年12月22日にティーン向けのトーンモバイル「TONE for iPhoneプラン」も追加されています。
こちらは、高度な見守り機能と詐欺電話防止機能付き2つの電話番号搭載、動画以外使い放題が付いて月額1,100円というプランになっています。
まとめ
いかがでしょうか? 今後、ガラケーからスマホに乗り換える人は、お得なLIBMOのエコノミーMVNOにも注目してください。
なお、ドコモショップでLIBMOを申し込むとき、同時にスマホを購入したい人は、シャープ「AQUOS sense6」「AQUOS wish」「AQUOS sense4 plus」が用意されています(12月1日時点の情報)。
現状、ドコモショップで「LIBMO」を申し込むと、SIMカードやスマホが後日配送されることになっていますが、将来は店頭での回線開通作業にも対応するそうです。
ちなみに、LIBMOでは独自のTLCポイント(dポイント、WAON、Tポイントなどに交換可能)が付与されていますが、これを機にLIBMOでもdポイントの取り扱いが始まることになっています。すでにLIBMOユーザーとなっている筆者としては、こちらのほうが少し気になりますが……。
●LIBMOは→こちら