大手キャリアからサブブランドへ乗り換え後の満足度は? 不満は?【MOBIEWN調べ】

近年、ソフトバンクやau、ドコモといった大手キャリアからは「ahamo」「LINEMO」「povo」といったサブブランドが登場しています。大手キャリアと比べて月額利用料が安いものの、実際に利用している人は満足しているのでしょうか?

2023年7月7日に、株式会社NEXTが運営する「MOBIEWN」では「大手からサブブランドスマホへの乗り換え」に関するアンケート調査結果を公開。ドコモからahamoに乗り換えた100人、auからpovoに乗り換えた100人、ソフトバンクからLINEMOに乗り換えた100人の計300名に、“乗り換えた理由や満足度”などを尋ねていたので、さっそく紹介していきましょう。

「月額料金が安くなったこと」で乗り換えに満足している人は9割以上!

なぜ乗り換えようと思った?

乗り換えようと思った理由やきっかけは、“キャンペーンやオプションのお得さ”や“シンプルな料金プラン”などを抑えて「月額料金を抑えたいから」がダントツ(MOBIEWN調べ)

まず、同調査では「乗り換えた理由やきっかけ」を質問。すると、キャリアにかかわらず「月額料金を抑えたいから」という回答が最多の割合を占めました。やはり、サブキャリアの特徴とも言える“月額料金の安さ”に魅力を感じる人は多いようです。

乗り換えて満足していますか?

大手キャリアからサブブランドに乗り換えて「満足」と答えた人は9割以上でした(MOBIEWN調べ)

乗り換えて、よかったことは?

乗り換えに満足している理由は「月額料金が安くなったこと」が大半で、同回答の割合は“ahamoユーザー”が90%以上、その他も85%以上を占めています(MOBIEWN調べ)

次に「乗り換えて満足していますか?」と尋ねたところ、「非常に満足」「まあまあ満足」と答えた人が9割以上という結果に。ahamo、povo、LINEMOの中では「LINEMOユーザーの満足度(98.2%)」が最も高くなっていたものの、おおむね、どの大手キャリアから乗り換えた人も満足していることがわかります。

なお、満足している理由も「月額料金が安くなったこと」が大半を占めるため、やはり“コスパのよさ”が満足度に大きく関係しているようです。

乗り換えの後悔はないけど、強いて挙げるなら「通信速度が遅い点」!?

乗り換える際に何が懸念でしたか?

乗り換え時の懸念として、ahamoユーザーは「店舗サービスを受けられないこと(22.0%)」、povoユーザーは「キャリアメールが使えなくなること(25.0%)」、LINEMOユーザーは「キャリアメールが使えなくなること(28.6%)」という回答がそれぞれ1位にランクイン(MOBIEWN調べ)

 

サブキャリアへの乗り換えに、多くの人が満足していることが判明しましたが、乗り換える上でいろいろと心配な面も出てくるはず。そこで同調査では「乗り換える際に何が懸念としてありましたか?」と聞いたところ、「店舗サービスを受けられないこと」「キャリアメールが使えなくなること」「通信速度が遅くなってしまうこと」など、さまざまな回答があがりました。

懸念を払しょくできましたか?

「懸念は今は払拭できていますか?」という質問に、9割以上が「はい」と回答。実際に乗り換えた後は、懸念していた問題もとくに気にならなかったようです(MOBIEWN調べ)

乗り換えて後悔していることは?

乗り換えで「後悔していない」と答えた人の割合は、「ドコモ→ahamo(84.0%)」「au→povo(81.0%)」「ソフトバンク→LINEMO(85.7%)」という結果に。どのキャリアも8割以上が後悔していないことが判明(MOBIEWN調べ)

しかし、その後の質問で「懸念は払拭された」という人は9割以上にのぼっており、乗り換えて後悔している人も少ないことがわかっています。

乗り換えて後悔していることとは?

乗り換えで後悔していることとしては「通信速度が遅いこと」が多めで、サブブランドでは通信速度が遅い点が悩みの種になっているようです(MOBIEWN調べ)

乗り換え後、通信速度の面で不便なことは?

乗り換えによって生じた「通信速度の不便さ」は大半が「ない」と回答したものの、不便さを痛感する人も一定数いる模様…(MOBIEWN調べ)

とはいえ、後悔している人が一定数いるのも事実。そこで「具体的に後悔していること」を質問すると、「通信速度が遅いこと」や「店舗サービスを受けられないこと」などの回答が。「後悔していない」との回答を除けば、“通信速度が遅さ”を挙げる割合が高かったため、大手キャリアよりも月額利用料は安い分、通信速度はやや劣るのかもしれません。

実際「乗り換えによる通信速度の不便」に関しては、約8割の人が「不便ではない」と回答した反面、残りの約2割の人たちは不便に感じている、という結果も出ています。

乗り換えで月額料金が「2,000~3,000円」も安くなった人が多数!

もともとの月額料金はいくら?

「元々の月額料金」はキャリアによって大きく異なり、元ドコモユーザーは「5,000~6,000円(17.00%)」、元auユーザーは「4,000~5,000円(14.00%)」、元ソフトバンクユーザーは「6,000~7,000円(16.1%)」&「7,000~8,000円(16.1%)」が最も多い回答に!(MOBIEWN調べ)

乗り換えによる“通信速度の不便さ”が問題点として見られましたが、大半の人は月額料金が安くなったことで満足しています。では実際に、どのくらい安くなったのでしょうか? 「元々の月額料金」について調査した結果、プランやキャリアによって金額はまちまちだったものの、相場は約5000円以上ということが判明。とくに、ソフトバンクは、他のキャリアと比べて月額料金が高い傾向があるようです。

乗り換えた後の月額料金はいくらですか?

乗り換え後の月額料金は、「ahamoユーザー(31.0%)」「povoユーザー(26.0%)」「LINEMOユーザー(35.7%)」が「2,000~3,000円」と回答し、多くの人が3000円以下に抑えられていることがわかります(MOBIEWN調べ)

乗り換えによって「約2,000円安くなった」との回答が見られる中、ソフトバンクユーザーは元々の月額料金が高めだったため、他のユーザーよりも安くなった金額が大きめでした(MOBIEWN調べ)

では、サブブランドでは一体、いくらの月額料金になったのか見ていくと、どの大手から乗り換えた人も「2,000~3,000円」が1位という結果に。全体的に月額料金が安くなっていることがわかり、元々月額が高かった“元ソフトバンクユーザー”にいたっては、5,000円ほど安くなっているケースも確認できます。

実際に「乗り換えた後どのくらい安くなりましたか?」という質問では、「約2,000円」との回答が多くなっていました。また、ソフトバンクからLINEMOに乗り換えた人は、「約3,000円」との回答が17.9で最多を占めています。毎月2,000~3,000円もお金が浮いたとすると、年間で24,000~36,000円も節約できているという計算に。長年スマホを使い続けることを考えれば、“サブブランドの月額料金”は家計にとってかなり優しい金額と言えるでしょう。

今後、乗り換えを検討している人は、今回の調査結果を参考に、サブブランドも視野に入れてみては?

出典元:【株式会社NEXT/PR TIMES

※サムネイル画像は(Image:各公式サイトより引用)

若林勇希
編集・ライター。編集プロダクションやライティングスクールの講師として5年以上WEBライター業に携わっており、現在は独立してフリーライターとして活動中。これまで様々なジャンルを手掛けてきたが、最近はガジェットやスマホ関連の記事を執筆することが多い。「老後2000万円問題」のために、iDeCoやつみたてNISA、貯蓄型保険なども実践している。

Twitter:@webwriter888

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