近年はスマホで動画コンテンツを視聴する人やゲームを楽しむ人が多いことから大画面スマホが主流ですが、「片手で操作しにくい」「持ち運びにくい」と感じている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、コンパクトさを求める方におすすめの小さいスマホを7種ご紹介します。「3.0インチ」や「4.0インチ」の小型端末も紹介。
小さいスマホは何インチ程度?
一般的に「小さいスマホ」「小型スマホ」と呼ばれるサイズは5.0インチ~5.5インチ以下。
iPhoneシリーズで言えば「iPhone SE(第3世代)」は4.7インチ、「iPhone 13 mini」は5.4インチでどちらも小型スマホに該当します。
小さいスマホの選び方
小さいスマホの選び方でチェックしておきたいポイントをご紹介します。
【1】本体のサイズで選ぶ:片手で電源ボタンと音量ボタンを押せる?
小さいスマホを選ぶときは、まず当たり前ですが「本体のサイズ」を確認しましょう。画面サイズだけでなく、本体の高さや幅や厚みなども考慮する必要があります。特に本体のサイズは、自分の手の大きさや持ちやすさに合わせて選ぶのがおすすめです。
【2】CPUをチェックする
スマホの動作速度や快適さに直結する「CPUの性能」もチェックするべきポイントです。CPUの性能は、処理の中核を担う「コア数」や1秒間に何度の命令を出せるのかの指標である「クロック周波数(GHz)」などで判断できます。基本的には、数値が大きいほど性能は高くなります。
もっとも「自分が使用しているスマホ」や「購入を検討しているスマホ」のCPU性能を正確に把握している方はそれほど多くないのではないでしょうか。こちらの記事で主要なスマホCPUの性能について、一覧形式でまとめています。合わせて参考にしてください。
【3】バッテリー容量をチェックする
小さいスマホを選ぶときには、バッテリーの容量も忘れずにチェックしましょう。
小さいスマホの中にはサブスマホにちょうどいいお手頃価格帯のものも多いですが、それらは「画面サイズ」だけでなくバッテリー容量などに不足感が強いケースもあるためです。
今回ご紹介するスマホの中では、「Xperia Ace III」が4500mAh程度の容量がある大容量バッテリーかつ小型スマホに該当します。
【4】機能性をチェックする
防水・防塵、指紋認証や顔認証などの機能性もチェックしましょう。また、カメラ性能も忘れずにチェックしておきたいポイント。写真や動画を綺麗にとりたい場合は、カメラの画素数や光学ズームなどの機能も見ておくと良いでしょう。
おすすめの小さいスマホ7選
おすすめの小さいスマホ7種を各スペックとともにご紹介します。
なおiPhoneシリーズならば、2023年末時点ではiPhone SE(第3世代)が4.7インチと小型かつ使い勝手がよくおすすめ。
Androidであればバッテリー性能と性能の面で、Xperia Ace IIIがおすすめ。また「飛びぬけて小さいもの」が好きであれば、Jelly Starもおすすめです。それぞれすべてこの章で紹介しているので、参考にしてくださいね。
【1】iPhone SE (第3世代):4.7インチ
大型化しているiPhoneシリーズの中でも小さいディスプレイのiPhone SE (第3世代)。iPhoneの機能を備えつつ、片手で操作しやすい小さめスマホを探している方におすすめです。
(画像引用元:ドコモ公式サイト)
発売日 | 2022年3月18日 |
ディスプレイサイズ | 4.7インチ |
本体サイズ | 138.4 x 67.3 x 7.3 mm |
重量 | 144g |
バッテリー容量 | 約2,018mAh |
CPU(コア数) | A15 Bionicチップ |
RAM(メモリ) | 非公表 |
ROM(ストレージ) | 64GB/128GB/256GB |
カメラ画素数 | メイン:1,200万画素 アウト:700万画素 |
生体認証 | 指紋認証(Touch ID) |
防水/防塵 | 〇 |
その他の性能 | 防水・防塵、Apple Pay |
なおiPhone SEは第4世代が2025年に登場見込み。2023年末時点でのリーク情報まとめはこちらの記事を参考にしてください。
その他、冒頭でもご紹介した通り、iPhoneシリーズでは「iPhone 13 mini」も5.4インチのため「小型スマホ」に相当します。iPhone 13 miniもまた、日本で非常に根強い人気が継続している端末でおすすめの1つです。こちらの記事で詳しく紹介しています。
総じてiPhoneシリーズの中で「小型」で選ぶならば、iPhone SEかiPhone 13 miniが国内での人気が高いです。
【2】Jelly Star:3.0インチ
「Jelly Star」は、中国・上海のスマートフォンメーカー「Unihertz(ユニヘルツ)」が販売している超小型スマホ。本体も手にすっぽり収まる小ささで、ほぼクレジットカードと同じサイズです。
(画像引用元:Jelly Star公式サイト)
発売日 | 2023年9月4日 |
ディスプレイサイズ | 3.0インチ |
本体サイズ | 95.1 x 49.6 x 18.7mm |
重量 | 約116g |
バッテリー容量 | 約2,000mAh |
CPU(コア数) | オクタコア6nm MediaTek Helio G99 |
RAM(メモリ) | 8GB |
ROM(ストレージ) | 256GB |
カメラ画素数 | メインカメラ:4,800万画素 アウトカメラ:800万画素 |
生体認証 | 指紋認証/顔認証 |
防水/防塵 | なし |
その他の性能 | 赤外線ポート、NFC |
2023年9月に発売された当機種。3.0インチというサイズ感は、国内で入手可能なスマートフォンの中でも飛びぬけて小さく「とにかく圧倒的に小さいスマホがほしい」ならばおすすめの1つです。
【3】AQUOS wish2:5.7インチ
「AQUOS wish2」は、本体の外装に再生プラスチック材を35%使用したマットな質感とシンプルなデザインが特徴のスマホ。
小型スマホとしてはちょっと大きめの5.7インチですが、「小さめスマホがほしいけど4.0インチや5.0インチだと自分の手には小さすぎる」場合にちょうどいいです。
(画像引用元:Aquos Wish2 公式サイト)
発売日 | 2022年6月23日 |
ディスプレイサイズ | 5.7インチ |
本体サイズ | 約147 x 約71 x 約8.9 mm |
重量 | 162g |
バッテリー容量 | 3,730mAh |
CPU(コア数) | Snapdragon 695 5G Mobile Platform |
RAM(メモリ) | 4GB |
ROM(ストレージ) | 64GB |
カメラ画素数 | メインカメラ:約1,300万画素 インカメラ:約800万画素 |
生体認証 | 指紋認証 |
防水・防塵 | 〇 |
その他の性能 | おサイフケータイ |
【4】Unihertz Titan Pocket:3.1インチ
中国・上海のスマートフォンメーカー「Unihertz(ユニヘルツ)」が販売している「Titan Pocket」は、キーボードがついているのが特徴。個性的な小さいスマホを探している人におすすめです。
(画像引用元:Unihertz公式サイト)
発売日 | 2021年10月 |
ディスプレイサイズ | 3.1インチ |
本体サイズ | 132.5 x 73.2 x 16.8mm |
重量 | 214g |
バッテリー容量 | 約4000mAh |
CPU(コア数) | Helio P70 オクタコア |
RAM(メモリ) | 6GB |
ROM(ストレージ) | 128GB |
カメラ画素数 | リアカメラ:1,600万画素 フロントカメラ:800万画素 |
生体認証 | 指紋認証/顔認証 |
防水/防塵 | なし |
その他の性能 | QWERTYキーボード、赤外線ポート、NFC |
【5】サムスン(Samsung) Galaxy Z Flip5:3.4インチ(折りたたみ時)
「Galaxy Z Flip5」は折りたたみ型のスマホで、折りたたんだときのディスプレイサイズはわずか3.4インチ。カメラ性能はそれほど高くありませんが、CPU性能は十分なスペックを備えています。
(画像引用元:Samusung公式サイト)
発売日 | 2023年9月1日 |
ディスプレイサイズ | 折りたたみ時:3.4インチ 開いたとき:6.7インチ |
本体サイズ | 折りたたみ時:85.1×71.9×15.1mm 開いたとき:165.1×71.9×6.9mm |
重量 | 187g |
バッテリー容量 | 3,700mAh |
CPU(コア数) | Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy |
RAM(メモリ) | 8GB |
ROM(ストレージ) | 256GB/512GB |
カメラ画素数 | フロントカメラ:1,000万画素 広角カメラ:1,200万画素 超広角カメラ:1,200万画素 |
生体認証 | 指紋認証 |
防水/防塵 | 〇/なし |
その他の性能 | おサイフケータイ |
【6】Rakuten Hand 5G:5.1インチ
「Rakuten Hand 5G」は、楽天モバイルが販売しているオリジナル機種。日本で発売されている5Gスマホの中では最も横幅がスリムなスマホです。
(画像引用元:楽天モバイル公式サイト)
発売日 | 2022年2月14日 |
ディスプレイサイズ | 約5.1インチ |
本体サイズ | 約138 x 約63 x 約9.5 mm |
重量 | 約134g |
バッテリー容量 | 2,630mAh ※動画再生最大20時間、音楽再生最大50時間 |
CPU(コア数) | Qualcomm Snapdragon 480 |
RAM(メモリ) | 4GB |
ROM(ストレージ) | 128GB |
カメラ画素数 | メインカメラ:(広角)約6,400万画素、(深度測位)約200万画素 フロントカメラ:約1,600万画素 |
生態認証 | 指紋認証/顔認証 |
防水/防塵 | 〇 |
その他の機能 | おサイフケータイ |
【7】Xperia Ace III:5.5インチ
「Xperia Ace III」は、片手で操作がしやすい5.5インチの小さいスマホです。5Gに対応しており、バッテリーも大容量。「いたわり充電」により、バッテリー寿命が長持ちするのが特徴です。
(画像引用元:Xperia公式サイト)
発売日 | 2022年6月10日 |
ディスプレイサイズ | 5.5インチ |
本体サイズ | 約140×約69×約 8.9 mm |
重量 | 約162g |
バッテリー容量 | 約4,500mAh |
CPU(コア数) | Qualcomm Snapdragon 480 5G |
RAM(メモリ) | 4GB |
ROM(ストレージ) | 64GB |
カメラ画素数 | メインカメラ:1,300万画素 フロントカメラ:約500万画素 |
生態認証 | 指紋認証 |
防水/防塵 | 〇 |
その他の機能 | おサイフケータイ |
ちなみに後継機種のXperia Ace IVは2024年に発売が噂されています。バッテリー容量の大きさとそのコンパクトさから、Xperia Ace IIIはXperiaの中でも人気機種。後継機種の登場が楽しみですね!
小さいスマホのメリット
小さいスマホならではのメリットを紹介します。
片手操作がしやすい
小さいスマホのメリットのひとつが、片手操作しやすいこと。画面の端から端まで指が届きやすく、小さい手の人も操作しやすいため便利です。また、通勤中や移動中など片手しか使えない状況でも、ストレスなく操作できます。
持ち運びが楽
小さいスマホは軽量で厚みも少ないため、ポケットやバックに収まりやすく持ち運びが楽にできます。大きなスマホに比べて重さもないため、長時間の通話やゲームでも手への負担が少なく疲れにくいのが特徴です。
コンパクトでおしゃれ
小さいスマホは大きなスマホと比較して、コンパクトでスタイリッシュな印象を与えます。カラーやデザインのバリエーションも豊富なので、自分の好みやファッションに合わせて選ぶこともできます。
小さいスマホのデメリット
一方で、小さいスマホは画面の解像度や明るさが高くても、画面サイズが小さいため、文字や画像が見にくい場合があります。特に、動画やゲームなどのコンテンツを楽しむにはやや不向き。長文を読むときも、目が疲れやすいかもしれません。
また小さなスマホはそもそも「お手頃モデル」として販売されているケースも多いですが、やはりハイエンドモデルと比べるとカメラ性能やバッテリー性能が劣るケースもあります。つまり「サブスマホとしての用途」を想定されている端末も少なくないため、メインスマホにするかどうかはよく検討すると良いでしょう。
まとめ
小さいスマホは、手に収まるサイズや本体がスリムなものが多いため、片手で操作しやすくストレスなく使えるのが魅力。折りたたみタイプなら、持ち運びに便利なサイズと大きめのディスプレイを両立させることも可能です。
2023年末時点では、記事内でも触れた通り「iPhone SE(第3世代)」や「Xperia Ace III」がおすすめ。一方でこれらの現行機種は、2024年~2025年に後継機種の発売も予測されています。後継機種が登場した場合、本記事もそれらに合わせて順次アップデートしていきますので小型スマホをお探しの方はぜひ本記事をブックマークしておいてくださいね!