2024年7月現在、最新のAndroid OSはAndroid 15(※ベータ版)。2024年7月にリリースされたベータ版第4弾以降は、正式リリースに向けた対応が進むものと見られます。しかし、発売から数年が経った端末はバージョンアップに対応していないこともあります。つまりOSのアップデートができない可能性があります。
今回は具体的にどの機種が最新のAndroid OSに対応していないかご紹介します。
Androidスマホがバージョンアップできない原因は?
古いAndroidデバイスがバージョンアップできない場合、まずは「スマートフォンの空き容量不足」と「タイムゾーン設定」に原因がないか確認しましょう。これらの問題に加えて、「デバイスのバージョンが古すぎてアップデートに対応していない」というケースも考えられます。
たとえばバージョンアップに対応していない機種の場合、設定アプリ→「システム」→「システムアップデート」に進むと、「このデバイスに対する定期的なアップデートは終了しました」と表示されます。
バージョンアップに非対応のスマホもある:キャリアが修理受付を打ち切った機種は「限界」
Android OSはiOSと異なり「オープンソース」であることが特徴。よってAndroidスマホはメーカーが独自機能を追加実装した上で、販売されているケースが多いです。つまりAndroid OSのバージョンアップにはメーカー側での対応も求められます。
そして最新のAndroid OS へバージョンアップ非対応の機種は、基本的にメーカーや通信キャリアでの「修理受付が終了した機種」とほぼ同じです。
auは修理対応受付が終了している機種では原則、バージョンアップの配信も停止すると明言。なおdocomoも同様の方針を明言しています。ソフトバンクは原則として修理受付終了までバージョンアップを実施可能としつつも、修理受付終了前であってもソフトウェア更新の配信を終了する場合があると含みを持たせています。
【ソフトバンク】Androidのバージョンアップ非対応の主要機種一覧
ここからは各メーカーの修理受付の終了機種を出典として、バージョンアップに非対応の主要機種を通信キャリア別にご紹介します。まずはソフトバンクのAndroid端末で、最新のバージョンアップに非対応の主要機種は、以下の通りです。
たとえばGalaxyであれば「Galaxy S6 edge」。Xperiaであれば「Xperia 1」。AQUOSであれば「AQUOS sense3 Plus」といった機種が、バージョンアップ非対応の機種の代表例です。
なおこちらにまとめているのは、バージョンアップ非対応の機種の一部のみです。非対応機種の一覧をより詳しく確認したい方は、各キャリアの公式サイトをご確認ください。
【au】Androidのバージョンアップ非対応の主要機種一覧
auのAndroid端末で、最新のバージョンアップに非対応の主要機種は、以下の通りです。
過去のXperiaやAQUOS、OPPOの人気機種の一部がすでに修理受付が停止し、バージョンアップ対応も打ち切られています。
【ドコモ】Androidのバージョンアップ非対応の主要機種一覧
ドコモのAndroid端末で、最新のバージョンアップに非対応の主要機種は、以下の通りです。GalaxyやXperia、AQUOSの過去の人気機種の一部が該当します。
まとめ
いずれのキャリアでも、iPhoneと比べるとAndroidスマートフォンは製品寿命がやや短い傾向にあります。その理由として、OSやセキュリティパッチをアップデートできる期間が短いことが挙げられます。
前述の通り、Android OSはメーカー側によってカスタマイズされているケースが多く、バージョンアップ対応はメーカー側にとって大きな負担になる場合があります。よってメーカーやキャリア、機種にもよりますが「サポートが比較的早めに終了してしまう機種」も存在するのが実際のところです。
端末の購入時にはアップデーㇳ保証や長めのセキュリティアップデート保証がある端末を購入することをおすすめします。
※サムネイル画像(Image:Mojahid Mottakin / Shutterstock.com)