irumoは小容量で割引を適用できる人向け。とくに月0.5GBはガラケーからの乗り換えなどで、ネットには接続せず電話メインの人向けとなります。
これに対し、ahamoはネットで動画サイトなども見る人向けで月20〜100GBの大容量を安く使いたい人向けになります。
ただし、irumoの月9GBで割引を受けられない場合は月額3,377円です。ahamoは割引なしでも月20GBで月額2,970円ですので、月9GBを超えるとirumoよりahamoのほうが安くなることもあるのでご注意ください。
この2プランでもっとも大きく違うのは、ドコモショップでのサポートです。ahamoはオンラインサポートのみですが、irumoはドコモショップやd gardenで対面サポートが受けられるので、スマホに弱い高齢者などは必須条件となるでしょう。
ただし、対面サポートはすべてが無料で受けられるわけではなく、たとえば、OSアカウント設定は1回1,100円、データ移行は1回2,200円、スマホ初期化、生体認証設定、OSアップデート等の作業も1回1,100円取られますのでご注意ください。
●irumo「irumoプランご利用中の設定サポートは→こちら
次に2つのプランで大きく違うのが電話です。ahamoは1回5分かけ放題が料金に含まれており、完全かけ放題の「かけ放題オプション」も月額1,100円と格安で追加できます。
一方、irumoに無料かけ放題は含まれず、有料オプションの5分かけ放題で月額880円。完全かけ放題は月額1,980円とやや高めに設定されています。
たとえば、irumoの月9GBプラン(割引適用で月額2,090円)に5分かけ放題(月額880円)を追加すると月2,970円になりますが、ahamoの月20GBは5分かけ放題込なので月額2,970円。同様に、完全かけ放題追加時の料金はどちらも月額4,070円です。
つまり、ahamoの月20GBプランとirumoの月9GBプラン(割引適用時)は、5分かけ放題込で比較すると同料金になるため、月11GBもデータ通信量が多いahamoのほうが断然お得になるんですね。
なお、ahamoはデータ容量を使い切ったあとでも最大1Mbpsネットに接続できますが、irumoの月0.5GBは128Kbps、月3GBプラン以上は300Kbpsとなります。データ通信速度が1MbpsであればWebサイトもそこそこ閲覧可能ですが、128Kbpsや300Kbpsではかなり厳しくなりますので、この点でもahamoのほうが優位でしょう。
まとめ
いかがでしょうか? そもそもirumoとahamoはデータ通信量が大きく違うので、比較は簡単ではありませんが、まず、irumoの月0.5GBはネットにほどんと接続しない電話メインの人向けで、ahamoとの比較対象になりません。
次に、データ通信量が月20GBまではいらないという人でも、irumoは2つの割引が適用できないとかなり割高です。もし、月6GB以上データ通信量が必要な人で割引が受けられないなら、ahamoを検討したほうがいいでしょう。とくにirumoの月9GBプランは割引なしだとahamoより高くなります。
さらに、irumoの月9GBプランは割引適用時でも、かけ放題オプションを追加すると、ahamoの月20GBプランと同料金になりますので、ahamoを選んだほうがかなりお得になりますよ。