今回はiPhone 16シリーズを買ったらすぐにやるべき11の設定を紹介します。最新設定に変更することで、よりiPhone 16を快適に使えますし、バッテリーの消費を抑えるといったこともできますよ!
【目次】
1.【1】壁紙設定がより自由に
2.【2】アプリは自由に配置可能に
3.【3】コントロールセンターを使いやすくしよう!
4.【4】バッテリー残量を画面に常時表示
5.【5】バッテリー充電の上限値設定方法
6.【6】カメラコントロールは他のアプリも起動可能
7.【7】カメラを最高画質にするには設定が必要
8.【8】常時表示の解説とカスタマイズ
9.【9】アクションボタンは何でも設定可能
10.【10】サイレントモードの画面表示
11.【11】iPhoneの名前は本名が出ています
【1】壁紙設定がより自由に
最初に行っておきたいのが壁紙の変更です。iPhoneの設定の「壁紙」から変更できますが、iPhone左上から下にスワイプした画面を長押しすれば「壁紙変更モード」になります。ここで画面右下(+)を押すと、さまざまな壁紙を選択できますが、自分の写真を設定したい場合は画面左上の「写真」から設定可能です。
好みの写真を選ぶと壁紙の設定画面になるので、2本指で写真の拡大・縮小をして合わせます。また、横にスワイプするとキリヌキ写真にしたりカラーを変更できるので、好みのスタイルを選びましょう。
なお、画面右下の「…」を押すとメニューで「被写界深度エフェクト」が選べます。これで時計より人物が前に来て、写真が少し飛び出した感じになりますよ。
壁紙を変更したら「追加」を押します。すると「壁紙を両方に設定」と「ホーム画面をカスタマイズ」の2つが表示されます。ちょっと分かりにくいですが、「壁紙を両方に設定」を押すとロック画面とホーム画面の両方が変更されるんですね。
でも、ホーム画面のほうは写真がボヤけています。実はこれデフォルト設定なので、「ホーム画面をカスタマイズ」を押して「ぼかし」をタップすると、オフになってハッキリ表示されます。最後に画面右上の「完了」を押せば完成です。
壁紙を変更する手順
さらに、壁紙のカスタマイズ中にロック画面下のライトやカメラを変更、あるいは削除することが可能になりました。(-)を押せば消すことができますし、もう1回(+)を押せば、好きな機能やアプリに変更できるのです。
たとえば、「電卓」や「Instagram」などを割り当てることができます。とくにiPhone 16では本体右横に「カメラコントロール」ボタンが付いたので、ここにカメラアイコンを置く意味はありませんよね。
ロック画面のライトやカメラを変更・削除する手順
【2】アプリは自由に配置可能に
iOS 18からは、ホーム画面のアプリの整理や置き方がカスタマイズしやすくなりました。たとえば、ホーム画面上のアプリは左上にツメて置かれる仕様だったんですが、これが自由に配置できます。
まず、ホーム画面の空いているところを長押ししてプルプルモードに。従来は勝手に左下に戻されたんですが、iOS 18ではこの状態でアプリアイコンを離れた場所に移動させても、そのまま置くことができます。
これで、右利きの人は右下にアプリを配置したほうが使いやすいですし、先ほどカスタマイズした壁紙写真の顔の上にアイコンが乗らないようにすることもできますよ。
ホーム画面のアイコンを離れた場所に配置する手順
【3】コントロールセンターを使いやすくしよう!
iOS 18ではコントロールセンターのカスタマイズが可能です。これまでも設定からアプリの追加はできましたが、コントロールセンター画面上で自由に変更できるようになったんですね。
カスタマイズするには画面左上の「+」ボタン押してもいいんですが、画面の空いているところを長押しすると「編集モード」に入れます。
たとえば「QRコードの読み込み」が不要なら(-)を押して消せますし、よく使う「電卓」なら、右下の白いところを引っ張ってサイズを拡大できます。
また、画面下の「コントロールを追加」をタップすると、さまざまな機能を追加できます。しかも、Apple以外の外部アプリ「Instagram」なども対象になっていますよ。
コントロールセンターをカスタマイズする手順
【4】バッテリー残量を画面に常時表示
iPhoneのバッテリー表示はアイコンのみですが、やはり残量を「%」で表示したいですよね。
その場合は、まずiPhoneの設定から「バッテリー」を選択。次に「バッテリー残量(%)」のスイッチをオンにすればOKです。
バッテリーアイコンに%を表示する手順
また、iPhone 15以降ではバッテリーの状態を確認できるようになりました。同じ画面の下にある「バッテリーの状態」をタップすると、「充放電回数」「製造日」「最初の使用」などが表示されます。
とくに「充放電回数」は重要です。この充電回数は充電アダプターを挿した回数ではなく「100%消費したとき」を1回と数えます。たとえば、1日目に75%使って75%充電、2日目に25%使うと合計100%になりますが、これで1回(サイクル)になるんですね。
バッテリーの充放電回数を確認する手順
【5】バッテリー充電の上限値設定方法
iPhone 15から充電上限を80%に設定できるようになっていますが、iOS 18ではさらに85%、90%、95%、100%も選べるようになりました。また、「バッテリー充電の最適化」機能も使えますが、これは充電上限が100%のときだけ有効です。基本的には「充電上限が100%」&「バッテリー充電の最適化」に設定しておけば大丈夫でしょう。
ちなみに、最適化をオンにしていると、80%から100%まではゆっくり充電されます。朝起きる頃にちょうと100%になるんですね。どうしても100%まで充電するのがイヤな人は、上限を80%などに指定すればいいのですが、この場合は最適化は行われず、80%で充電が止まります。
バッテリーの上限値設定とバッテリー充電の最適化を行う手順
なお、普段は充電上限を80%に設定している人が、100%に変更すると「充電上限を変更しますか?」というメッセージが表示されます。
この画面では「明日まで許可」と「上限を100%に設定」の2つが選択できますが、「明日まで許可」を選ぶと明日だけ100%に変更して、明後日からはまた80%に戻ります。
もし、80%を止めて今後はずっと100%に変更したいときは、「上限を常に100%に設定」を選択してください。
充電上限を変更するときの選択肢
【6】カメラコントロールは他のアプリも起動可能
カメラコントロールはiPhone 16シリーズだけの機能で、本体右側の下に追加されています。このボタンをカチッと押すとすとカメラが一瞬で起動します。
ただし、誤作動が多いならiPhoneの設定の「カメラ」→「カメラコントロール」を開き、「シングルクリック」から「ダブルクリック」に変更しましょう。これなら、ダブルクリックしないとカメラが起動しません。
カメラコントロールの起動をダブルクリックに変更する手順
また、カメラが起動したらカメラコントロールを軽く押しながらスワイプすると、ズームができます。このときメニューがすべて消えてしまいますが、 これは「クリーンプレビュー」という機能のせいです。
ズーム中にもメニューを表示したい場合は、iPhoneの設定の「カメラ」→「カメラコントロール」で「クリーンプレビュー」のスイッチをオフにしましょう。これでズーム時にもメニューが表示されます。
ズーム時にメニューを表示する手順
もし、カメラコントロールでカメラを起動しなくていい人は、「Instagram」「コードスキャナー」「拡大鏡」などを割り当てる、あるいは「なし」にすることも可能です。
カメラコントロールに「Instagram」を割り当てる手順
実は、カメラコントロールの設定は「アクセシビリティ」のなかにもあります。ここでは、「カメラコントロール」機能のオン・オフができますし、「調整を表示」のスイッチをオフにすることで、軽く押してズームできる機能を無効にすることも可能となっています。
アクセシビリティからカメラコントロールの設定を変更する手順
また、ここではカメラコントールボタンの反応を調整することもできます。「デフォルト」「強め」「軽め」が選択できますので、誤操作が多いようなら強め、反応が悪いようなら「軽め」に設定すればいいでしょう。さらに、画面を下にスクロールすると、「2回軽く押したときの速度」も調整可能です。
カメラコントロールボタンの反応を変更する手順
2回軽く押すときの速度を変更する手順
【7】カメラを最高画質にするには設定が必要
iPhone 16シリーズは標準モデルもProモデルも48MPの高解像度で写真撮影ができます。ただし、初期設定では48MPで撮影することはできません。48MPで撮影する設定は標準モデルとProモデルで少し違うのですが、ここでは標準モデルを使って説明します。
まず、iPhoneの設定で「カメラ」を選択し、「フォーマット」をタップ。すると「解像度コントロール」Proモデルは「ProRAWと解像度コントロール」があるので。これをオンにします。
ちなみに、Proモデルは「プロデフォルト」で画質設定ができますが、デフォルトでは「ProRAW(最大、48MPまで)」となっており、写真1枚で約75MBもあります。「HEIF最大、48MPまで」なら5MB程度ですので注意してください。
設定で48MPに変更しても、すぐに48MPで撮影できるわけではありません。実際にカメラを起動してみると、画面右上の「HEIF最大(ProはRAW最大)」に斜め線が入っていますので、この斜め線部分をタップして解除すると、ようやく48MPでの撮影ができるのです。
48MPで撮影する手順
【8】常時表示の解説とカスタマイズ
通常のiPhoneはロックをかけると画面が真っ暗になりますが、Proモデルはロックをかけても「常時表示機能」で時計などが見えています。常時表示機能では、XやLINEなどの通知が来たのもすぐ分かるので意外と便利ですよ。
もちろん、寝ているときは電力のムダだと思うでしょうが、周りが暗くてiPhoneが動いていないと、自動的に暗くなるんですね。それでも、この常時表示機能をオフにしたい場合は、iPhoneの設定から「画面表示と明るさ」を開きましょう。
「常に画面オン」をタップすると、「壁紙を表示」と「通知を表示」をそれぞれオン・オフすることができます。また、「常に画面オン」だけをオンにした場合は、ロック画面に時計だけが表示されるようになります。完全に真っ暗にしたいときは標準モデルと同じように「常に画面オン」もオフにすればOKです。
ロック画面に時計だけを表示する手順
ロック画面を完全に真っ暗にする手順
【9】アクションボタンは何でも設定可能
iPhone 16シリーズでは全モデルにアクションボタンが装備されました。ここは長押しで起動でき、さまざまな機能を割り当てることができます。
初期設定では「マナーモード」になっていて、長押しすることで「着信」と「消音」の切り替えができます。この切り替えはダイナミックアイランドにも表示されますが、ここをほかの機能に変更できるので、その設定方法を紹介しましょう。
まず、iPhoneの設定から「アクションボタン」を開きます。すると「集中モード」「カメラ」「ボイスメモ」「翻訳」などが選べます。次に「コントロール」では、コントロールで操作できる機能やアプリを設定することも可能となっています。
さらに「ショートカット」を選択すると、電子マネーのPayPayや会員証などを設定できますが、これはけっこう便利ですよ。
アクションボタンの機能を変更する手順
コントロールで機能やアプリを追加する手順
【10】サイレントモードの画面表示
アクションボタンのマナーモードでは、iPhoneの画面上で「消音」と「着信」が確認できます。
まず、「消音モード」にすると画面左上の「ベルマーク」に斜め線が入っているアイコンが表示されます。これを「着信モード」に切り替えると、このベルマークは表示されなくなりますので、このアイコンで消音モードか着信モードかが確認できるんですね。
もし、このベルマークを表示させたくない場合は、iPhoneの設定から「サウンドと触覚」を開き「ステータスバーに表示」のスイッチをオフにすればOKです。
ベルマークを非表示にする手順
【11】iPhoneの名前は本名が出ています
iPhoneでは初期設定で自分の名前が本名で設定されます。これは、Appleアカウントから名前を拾ってきて表示されるんですが、AirDropやインターネット共有などを他人が実行したときに、この名前が表示されて“身バレ”することがあるんですね。さすがにちょっと怖いので、この名前は本名以外のものにしておくべきです。
まず、設定を開いて「一般」→「情報」とタップ。すると「名前」のところに「みずおじさんの iPhone」と表示されていますが、ここが本名になっているはずです。この「名前」部分をタップして、好きなニックネームに変更しておきましょう。
名前の本名をニックネームに変更する手順
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