【最新版】「LINEMO」「ahamo」「povo」「楽天モバイル」結局どこがいちばんお得なの?

2021年2月18日、ソフトバンクは月20GBで月額2,480円の「LINEMO(ラインモ)」を3月17日から提供すると発表した。そこで今回はソフトバンクの「LINEMO」をはじめ、ドコモの「ahamo(アハモ)」、auの「povo(ポヴォ)」、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」といった4大キャリアの格安新料金プランを比較し、どこがいちばんお得なのか検証してみる。

これまでの4大キャリアの料金競争をおさらいしよう!

まず、2020年12月3日、ドコモが月20GB+1回5分かけ放題で月額2,980円という驚愕の格安新料金プラン「ahamo(アハモ)」を発表。この動きに即対応したのがソフトバンクだった。2020年12月22日には、月20GB+1回5分かけ放題に加え、LINEのデータ通信料なしで月額2,980円という「SoftBank on LINE」を発表する。その後、2021年1月13日には、au(KDDI)が月20GBで月額2,480円の「povo(ポヴォ)」を発表。1回5分かけ放題は500円のオプションとして最安値を実現した。これで窮地に立たされたのが最後発の楽天モバイルだった。楽天モバイルは、2021年1月29日に、急遽、段階制新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」を発表。1GB未満なら0円、20GBでも月額1,980円という掟破りの内容となったのである。

だが、4大キャリアのスマホ料金プラン競争はこれで終わりではなかった。ソフトバンクは2021年2月18日、正式に「LINEMO(ラインモ)」を発表。「povo」同様、かけ放題は月額500円のオプションとし、月20GBで月額2,480円としたのだ。

(Image:linemo.jp)

2021年3月17日からスタートする「LINEMO」は、月額500円の1回5分かけ放題をオプションとし、月20GBで月額2,480円とした。また、LINEのデータ通信量は月20GBにカウントされないので、LINE同士の通話(トーク)ならかけ放題となる

(Image:povo.au.com)

月額500円の1回5分かけ放題をトッピングとし、月20GBで月額2,480円の最安値を実現した「povo」。200円で24時間データ使い放題や、データ追加1GBで500円といったトッピングも用意されている

(Image:ahamo.com)

「ahamo」は1回5分かけ放題込み+月20GBで月額2,980円となっているが、2021年2月5日時点ですでに100万件の申し込みがあったそうだ。「みんなドコモ割」は対象外だが回線数にはカウントされるなど、ドコモユーザーに配慮している

(Image:network.mobile.rakuten.co.jp)

1GBまでタダという段階制料金プランになった「楽天モバイル」。20GBまでは他キャリアより1,000円安い月額1,980円、無制限でも月額2,980円と圧倒的な安さである。新プラン発表後は申込者数がすぐに250万人を突破した

結局4大キャリアはどこを選べばいいのか?

4大キャリアの格安新料金プランが出揃ったところで、どこがお得なのか確認してみよう。まず、ソフトバンクの「LINEMO」、auの「povo」、ドコモの「ahamo」はいずれも1回5分かけ放題を含めると、月20GBで月額2,980円で横並びの料金となっている。もし、電話をあまりかけないということなら、1回5分かけ放題が別料金の「LINEMO」か「povo」がいいだろう。とくに「LINEMO」は、LINEのデータ通信費が月20GBにカウントされないので、LINE同士の通話(トーク)ならかけ放題となる。

とはいえ、「ahamo」はドコモの「ファミリー割引」の特典はないが申し込みは可能で、「みんなドコモ割」も対象外だが回線数にはカウントされるなど、既存ドコモユーザーに有利な条件を提示している。その影響もあってか、2021年2月5日時点で申込数が100万件を突破したそうだ。

一方、料金で選ぶなら楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」が圧倒的に安い。楽天モバイルは回線の弱さが気になるだろうが、1年間無料だしキャンペーン終了後も1GB以下ならタダで維持できるので、メインではなくサブスマホとして申し込む人も多いだろう。ちなみに、楽天モバイルの1年間無料キャンペーンは先着300万人まで、スマホの同時購入で2万5,000円ポイント還元もいつ終了するか分からない。申し込むなら急いだほうがいいぞ。楽天モバイルの申し込み方法については→こちらで確認してほしい。

4大キャリアの特徴を表にまとめてみた。1回5分かけ放題込みなら、多少の違いはあるものの楽天モバイル以外はすべて横並びである。楽天モバイルは回線の弱さが気になるが、実質タダで維持できるのでサブスマホとして申し込んでも損はない

●ソフトバンク「LINEMO」(公式)は→こちら
●ドコモ「ahamo」(公式)は→こちら
●au「povo」(公式)は→こちら
●楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT VI」(公式)は→こちら

(※2021/2/22 記事の一部を訂正いたしました)

文=すずきあきら/編集・ライター

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