iPhoneを持ってなくても「ファミリー共有」でApple Watchを使う方法!

Apple Watchを使うためにはiPhoneが必須! かといって、Apple Watchを使うためだけにiPhoneを買うのは本末転倒だろう。だが、実は“Apple WatchにiPhoneは必須”には抜け道があることをご存じだろうか? そこで今回は、iPhoneユーザーでなくてもApple Watchを使えるようにするウラ技を紹介しよう。

「ファミリー共有」ならiPhoneなしでもOK!

iPhoneユーザーなら気になる「Apple Watch」。Apple Watchは基本的にiPhoneとペアリングしてはじめて使うことができるガジェットだが、実は「ファミリー共有」を利用することでApple Watchを使えるようにするウラ技があるのをご存じだろうか? 

「ファミリー共有」とは、App Storeで購入したアプリ、Appleのサブスクリプション、iCloudのストレージなどを最大6人で共有できるAppleのサービス。たとえば、家族がアプリを使ったりWebサイトを見たりする時間を制限するなど、ペアレンタルコントロールも兼ねているため、親が子どもにiPhoneやiPadを持たせるときに重宝する機能だ。

この「ファミリー共有」はApple Watchでも設定できるが、iPhoneが必要になるのは管理者だけ。管理者は、通常通り自分のApple Watchを自分のiPhoneとペアリングし、そのあとペアリング先のアプリ「Watch」から、「ファミリー共有」経由で2台目、3台目のApple Watchを自分のiPhoneに登録(ペアリング)することで、他の家族はiPhoneを所有していなくてもApple Watchを使えるようになるのだ。

2020年に発売されたばかりのApple Watch SEをはじめ、Series 4以降のセルラー(Cellular)モデルであれば「ファミリー共有」は利用可能。家族に自分のお古のApple Watchを渡して使う際は注意しよう

「ファミリー共有」はセルラーモデル限定!

「ファミリー共有」でApple Watchを使う条件について確認しよう。まず、管理者のApple Watchを親機にして、管理者のiPhone(6s以降/watch OS7)に「ファミリー共有」で登録するApple Watchを子機にする場合、子機は必ずセルラー(Cellular)モデルである必要がある(親機はGPSモデルでもOK)。これは、子機がiPhoneとのペアリングなしで独自に通信するために必要な条件で、セルラーモデルならiPhoneと離れていても電話やLINEなどの通信機能を使えるから。

次にApple IDは管理者だけではなく子機をもつ家族のものも必要になるので、事前に作成しておこう。また、「ファミリー共有」が使えるApple Watchは、Series 4以降またはSEモデルのみである。Series 3も売られているが「ファミリー共有」は使えないので注意してほしい。ちなみに、過去使っていた古いApple Watchを家族に渡したいときは初期化が必要になることも覚えておこう。

「ファミリー共有」を経由してApple Watchを登録する際は、まず「Watch」アプリを起動して「すべてのWatch」をタップ(左上写真)。続いて「Watchを追加」(左下写真)を選択。「Apple Watchを設定」画面で「ファミリーメンバー用に設定」を押せばよい(右写真)

いかがだろうか? 家族がiPhoneユーザーでApple Watchを使っている場合は、「ファミリー共有」を使うことでiPhoneを持っていない家族もApple Watchを利用できることがおわかりいただけただろう。ちなみに「ファミリー共有」を設定すると現在地やアクティビティ(活動用管理アプリ)などの情報が相手に共有されるが、これらは設定しだいでプライバシーを守ることができる。「Apple Watchを使ってみたいけど、iPhoneを持っていないから……」と諦める前に「ファミリー共有」ができる環境にないか一度確認してみては?

文=ベア・グリコ/編集・ライター

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