【楽天モバイル】開通作業をちゃんとやらないと2万5,000ポイントがもらえない罠があった!

1GBまで0円、20GBでも1,980円と掟破りの激安プランを打ち出した「楽天モバイル」。先着300万人が1年間無料になるうえ、今なら最大2万5,000ポイントも還元されるキャンペーンの効果もあって加入者が急増! 残りは50万人以下となっている。そこで筆者も今さらながら楽天モバイルに申し込んでみたが、条件をしっかりクリアしないと2万5,000ポイントをもらい損ねてしまうこともあるのだ! そこで今回は、楽天モバイルの初期設定方法と、条件をクリアして確実に2万5,000ポイントをもらう方法を紹介しよう。

スマホにSIMをさせば即電話&ネット接続可能!

正直言って筆者は「楽天モバイル」に申し込む気はまったくなかった。だが、さすがに「1年間無料でスマホと同時購入なら2万5,000ポイントも還元」され、2年目以降も「月1GB以下運用ならタダで維持できる」のであれば、サブスマホとして申し込んでもいいか、という気になった。楽天モバイルの申し込み方法については→こちらで確認してほしいが、注意したいのは“2万5,000ポイント還元を受けるには条件がある”ということ。スマホの設定後、確実に条件をクリアしておかないと、2万5,000ポイントをもらいそびれてしまうのだ!

今回筆者が購入したスマホは「OPPO A73」という中国製の高コスパモデル。実は筆者は自分の所有するスマホを使うつもりだが、楽天回線対応機種の一覧にはない機種だったので「OPPO A73」で開通作業を行い、そのあとすぐに売却するつもりだ。それにしても、楽天モバイルに申し込んでから2日後にはスマホとSIMカードが届いたのは少しビックリ。Amazon並みのスピード対応だ。ちなみに、スマホと一緒に送られてきたSIMカードはマルチSIM仕様なので、「microSIM」でも「nanoSIM」で対応できる。

さっそくスマホにSIMカードをセットし、Googleの初期設定などを済ませると、あっけなく電話もネットもつながった。他キャリアのスマホだと自分で面倒なAPN設定などをする必要があったりするが、この辺は楽天モバイルの純正スマホのいいところ。初心者も、スマホとSIMのセットで購入したほうが設定作業が楽にできるだろう。

最近のSIMカードは「標準」「micro」「nano」のすべてに対応するマルチタイプになっている。楽天モバイルの申し込みでは「nanoSIM」となっているが、実際にはどんなスマホでも対応できる

「OPPO A73」は付属のピンでSIMスロットを引き出すタイプ。nanoSIMと一緒にmicroSDカードをセットして押し込めばすぐに使えるようになる

「OPPO A73」の電源を入れると、最初に「言語選択」画面が表示されるので「日本語」を選択(左写真)。次に「Wi-Fi」接続が要求されるので、自宅のWi-Fiを選んでパスワードを入力しよう(右写真)。パスワードはWi-Fiルーターの本体に書いてあるはずだ

AndroidスマホユーザーならGoogleアカウントによって、アプリやデータを引き継ぐことができる。普段使っているGoogleアカウントとパスワードを入力して設定を済ませよう。もちろん、iPhoneユーザーはiCloudなどからデータを引き継げる

ホーム画面が表示されると画面上部「4G VoLTE」と表示されているはずだ。初回はネット接続の確認のために「設定」を押そう(左写真)。続いて「SIMカードおよびモバイルデータ」をタップする(右写真)。なお、Androidスマホは機種ごとで設定画面が多少異なるのでご容赦願いたい

「SIM情報と設定」ではSIMカードが楽天モバイルであることを確認できた。続いて「アクセスポイント名」を開こう(左写真)。APN(アクセスポイント)設定が自動的に「楽天」に設定されているのが確認できる(右上写真)。楽天モバイル以外のスマホはAPN設定を自分で入力しないとダメな場合もある(右下写真)

「Rakuten Link」で電話やSMSを利用すれば条件クリア!

楽天モバイルの純正スマホに楽天SIMカードを挿入すれば、誰でもすぐにネット接続と電話をかけられるようになる。あとは、メールやアプリの設定など、使いやすいようにスマホを調教していけばいい。だが、ここで注意したいのはキャンペーンの条件を早めにクリアしておくことだ。

キャンペーン特典の2万5,000ポイントをゲットするには、まず、申し込み翌月末日までに対象スマホで「Rakuten UN-LIMIT V」を開通すること。なおかつ、「Rakuten Link」を用いた発信で10秒以上の通話、「Rakuten Link」を用いたメッセージ送信を1回以上することが必須となっている。スマホにSIMをセットしたら、「Rakuten Link」アプリを起動して友だちと10秒以上通話したり、SMSでメッセージを送くろう。これでキャンペーンの条件はクリアできるのだ。なお、楽天の純正スマホにはトップ画面に「Rakuten Link」や「my楽天モバイル」といったアプリが最初からホーム画面に置かれているので、わざわざ、インストールしなくてもすぐに見つかる。

■楽天モバイルで2万5,000ポイント還元されるキャンペーンの適用条件

【1】「Rakuten UN-LIMIT V」への申し込み(新規・MNP・格安SIMの楽天からの移行)
【2】SIMの申し込みと同じ日に指定の楽天スマホを購入
【3】対象スマホで「Rakuten UN-LIMIT V」申し込み&対象製品購入の翌月末日の23:59までに開通作業を済ませる
【4】対象スマホで翌月末日23:59までに「Rakuten Link」を利用する
→「Rakuten Link」で10秒以上の通話
→「Rakuten Link」メッセージ送信を1回以上

通話アプリの「Rakuten Link」を起動しよう。楽天モバイルの純正スマホならトップ画面に置かれているはずだ(左写真)。続いて「同意してはじめる」を押して設定を行う(右写真)

「Rakuten Link」にログインする。いつも楽天で使っているIDとパスワードを入力すればOK(左写真)。次に認証コードを取得するために「確認」を押す(右写真)

認証コード入力画面が表示されると同時にSMSが届き(左上写真)、画面上部に通知が表示されるので、“「00000」をコピー”部分をタップしよう(左下写真)。すると認証コードが自動入力され、「Rakuten Linkネーム」登録画面が表示される。あとは適当な名前を入れて「保存」を押せばいい右写真)

「Rakuten Link」の登録が終わったら、必ず「Rakuten Link」アプリを起動して友だちや家族に電話をかけてみよう。くれぐれも通常の電話アプリと間違えないように(左写真)。10秒以上通話すれば切っても大丈夫。これで条件のひとつがクリアできた(右写真)

続いて「Rakuten Link」の画面下にある「チャット」をタップ(左写真)、電話番号の分かる相手にSMSでメッセージを1通以上送ろう(右写真)。これでキャンペーンの条件はすべてクリアできた

「My楽天モバイル」で利用状況を確認できる

「Rakuten Link」で電話やSMSを利用して、楽天モバイルのキャンペーン条件をクリアしたら、次に「my楽天モバイル」アプリも確認しておきたい。「my楽天モバイル」は自分の契約内容やスマホの利用状況などを確認できるアプリだ。楽天モバイルの純正スマホならトップ画面に置いてあるので起動してみよう。初回はアプリをアップデートしたり楽天のIDとパスワードでログインする必要があるが、今後、楽天モバイルを利用するうえで必須のアプリなので一度はログインしておきたい。ちなみに、「my楽天モバイル」アプリの「利用状況」から直近の利用状況を確認できるので、「Rakuten Link」での通話やSMSがキャンペーンの条件をクリアしているか確認することも可能である。

なお、開通作業を済ませてスマホを売却する場合は、「設定」→「その他の設定」→「バックアップとリセット」→「すべてのデータを消去(出荷時にリセット)」で初期状態に戻すことができる。こちらも、Androidスマホごとに設定の詳細が異なることはご容赦願いたい。

楽天の純正スマホならホーム画面に「my楽天モバイル」アプリがあるので、これをタップする(左写真)。次に「RAKUTENIDでログイン」を押す(右写真)

こちらも楽天のIDとパスワードでログインできる(左写真)。ホーム画面下で「契約プラン」を選択すると自分の電話番号やプラン・サービスの設定、キャリア決済の設定などを確認できる(右写真)

画面下のメニューで「利用状況」を選択すると「直近のご利用内訳」を確認できる(左写真)。下にスクロールして「通話」→「楽天LINK(国内)」と(右上写真)、「SMS」→「楽天LINK(国内)」をタップすれば(右下写真)、条件をクリアできているか確認可能だ

スマホを売却する前に工場出荷状態に戻そう。「設定」→「その他の設定」を押す(左上写真)。続いて「バックアップとリセット」を選択(左下写真)。「すべてのデータを消去(出荷時にリセット)」をタップすれば、スマホを初期状態に戻せる

いかがだろうか? 楽天モバイルのキャンペーンで2万5,000ptを確実にゲットする方法はお分かりいただけたと思う。実はその後、懸念していたとおり筆者のスマホ(ZenFone)は楽天モバイル回線に非対応であることが分かった。もし、開通作業や「Rakuten Link」での通話やSMS送信ができないと2万5,000ptはもらえないので、やはり、事前に「楽天回線対応製品」のリストで自分のスマホが対応しているか確認しておいたほうが良いだろう。というわけで、結局、筆者は「OPPO A73」を売却するのはやめ、しばらくそのまま使用することにした。キャンペーン特典の2万5,000ptが付与されたら「OPPO A73」を売却して、もらったポイントで別のスマホを購入するつもりある。

●楽天モバイル「Rakuten Linkご利用の達成条件について」(公式)は→こちら
●楽天モバイル「楽天回線対応製品」(公式)は→こちら

(※2021/2/24 記事の一部を更新いたしました)

文=すずきあきら/編集・ライター

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