iPhoneの「AppleCare+」は大損!? スマホの補償があるクレジットカードがオススメな理由

うっかりiPhoneを落として画面がバキバキに割れてしまうと、修理代金はiPhone 12の場合で3万円以上かかってしまう。そこで、2年間保証される有料サービスの「AppleCare+」に加入したいところだが、ドコモで「AppleCare+」に加入するとiPhone 12の場合で月額770円(年間9,000円以上)もかかってしまうのだ。そこで今注目されているのが、スマホの補償があるクレジットカードである。条件によっては「AppleCare+」に加入するよりお得になる?!

「AppleCare+」は年間9,000円以上かかる!

(Image:apple.com)

 日本ではスマホの6割以上がiPhoneだという。そんな大人気のiPhoneだが、ついうっかり落として画面が割れてしまうと、iPhone 12の画面修理代金は3万3,440円もかかってしまう。もちろん、Apple製品には1年間無料の「AppleCare」が付いてくるが、こちらは自然故障のみが対象で、過失による画面割れや水没、盗難などは補償されない。そこで自然故障が2年に延長され、過失による故障も補償される「AppleCare+」のほか、「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」という上位プランも用意されている。たとえば、ドコモの「AppleCare+ for iPhone」に加入すると、画面割れの場合は1回につき3,700円で修理することができるが、iPhone 12では月額770円(盗難・紛失は月額861円)、年間では9,000円以上の支払いが必要になる。

 そこで最近注目されているのが、スマホ補償があるクレジットカード(クレカ)の利用だ。クレカでiPhoneを購入することで破損や盗難の補償が受けられたり、独自の携行品保険を格安でかけられる場合もあり、条件によっては「AppleCare+」よりもお得になる場合もある。

■AppleStoreの「AppleCare+ for iPhone」
[画面の損傷]3,700円(税込)
[過失や事故によるそのほかの損傷]1万2,900円(税込)
[盗難または紛失]1万2,900円(税込)
[AppleCare+の金額]※iPhone 12の場合
一括払いのみ1万8,480円(盗難・紛失2万680円)
※iPhoneの購入日から30日以内にAppleCare+を購入
※1年間に2回まで補償が受けられる
※盗難または紛失は「iPhoneを探す」が有効になっていることが条件

(Image:nttdocomo.co.jp)

ドコモで「AppleCare+ for iPhone」に加入すると、iPhone 12で月額770円、盗難・紛失は月額877円を24カ月間支払うことになる

iPhoneの補償はクレカのショッピング保険を使え!

 iPhoneの「AppleCare+」は高額で入れないという人にオススメしたいのが、クレカのショッピング・プロテクション(保険)だ。ショッピング保険のあるクレカでiPhoneを購入すれば、AppleCare+ に加入していなくても、iPhoneが壊れたたり紛失したときに補償が受けられるのである。しかし、三井住友カード、JCBザ・クラスといった一般的なクレカのショッピング保険の場合、スマホは落として壊われることが多いため、ショッピング保険の対象外になっていることが多い。

 そんななか、アメリカン・エキスプレス・カード(アメックス)は「ショッピング・プロテクション」によって購入から90日以内であれば年間最高500万円まで補償される。年会費が1万3,200円かかるものの、アメックスで購入したiPhoneが壊れても補償が受けられるのだ。ただし、免責(自己負担)は1万円なので、iPhoneの修理代金が3万円かかった場合は2万円が保険金として支払われる仕組みになっている。また、アメックスは「ショッピング・プロテクションワイド」というオプションに加入することもできる。こちらは、補償期間を365日まで伸ばすことができ、年間補償限度額200万円なら年間5,000円の保険料で追加可能となっている。

アメリカン・エキスプレス・カードは年会費が1万3,200円かかるが、「ショッピング・プロテクション」によって購入から90日以内なら、年間500万円まで補償される(免責は1万円)

ほかにもあるスマホ補償が付いているお得なクレカ

 スマホの修理補償を受けられるクレカはほかにもある。まず、オススメしたいのが年会費3,300円の「ミライノ カードGOLD」だ。「モバイル端末の保険」はスマホのみが対象で年1回だけ補償されるが、修理可能な場合は最大3万円、修理不能の場合は新規スマホ購入金額の25%(上限7,500円)が受けられる。ちなみにミライノ カードGOLDは、年間100万円以上利用すれば年会費が無料になるのがポイント。

 もし、スマホ以外のタブレットやパソコン、スマートウォッチなども補償対象にしたいのであれば「ミライノカード PLATINUM」がいい。こちらは加入条件が厳しく年会費も2万7,500円かかるが、年1回最大5万円、修理不能時は新規スマホ購入金額の25%(上限1万2,500円まで)が補償されるのだ。

 もっと手軽にスマホの修理補償が受けたいという人には年会費無料の「イオンカードセレクト」がオススメ。イオン銀行が発行したイオンカードセレクトなら「ショッピングセーフティ保険」が付くので、iPhoneを購入してから上限50万円まで180日間も補償を受けられる。しかも自己負担は0円なのだ。また、イオンカードである程度の買い物をすると招待されるイオンゴールドカード(年会費無料)の場合は、補償金額が年間300万円まで拡大される。イオンゴールドカードの招待(インビテーション)条件については→こちらで確認してほしい。

(Image:netbk.co.jp)

年会費3,300円の「ミライノ カードGOLD」はスマホだけが対象になる保険が付く。修理代金は最大3万円、修理不能の場合は新規スマホ購入金額の25%(上限7,500円)が受けられる

(Image:netbk.co.jp)

年会費2万7,500円の「ミライノカード PLATINUM」は、スマホ以外のモバイル機器も補償対象になる。年1回最大5万円、修理不能時は新規スマホ購入金額の25%(上限1万2,500円まで)が補償される

(Image:aeon.co.jp)

年会費無料なのに180日間、上限50万円の補償が受けられるイオンカードセレクト。しかも、免責はないので3万円の修理代金は丸ごと補償してもらえるのがうれしい

セゾンカードなら携帯品保険に格安で加入できる

 クレカのショッピング保険ではなく、お得な制度が用意されているのが「セゾンカード」だ。セゾンカードは、任意で携行品保険「Super Value Plus お買物安心プラン[Y]」に加入することができる。この保険は外出時の携行品が壊れたり紛失したとき、購入日から180日間まで補償されるが、スマホやタブレットはもちろん、カメラやバッグ、眼鏡なども幅広く対象になるのが特徴。気になる保険料は月額300円で、年間10万円(免責1,000円)まで補償されるのだ。ちなみに、現金で購入したものでも補償されるが、「Super Value Plus お買物安心プラン[Y]」加入のセゾンカードで支払った場合は、最大100万円まで補償される。

(Image:saisoncard.co.jp)

永久不滅ポイントでお馴染みのセゾンカードは、携行品保険「Super Value Plus お買物安心プラン[Y]」に加入することで、スマホの故障や紛失などの補償を受けられる

(Image:hoken.saisoncard.co.jp)

「Super Value Plus お買物安心プラン[Y]」は、月額300円で購入日から180日間、最大10万円まで補償される保険。しかも、自己負担は1,000円なので利用価値は高いだろう

参考元:「スマホがバキバキになっても大丈夫!「スマホ補償」があるクレカとは?」【東京バーゲンマニア】

●AppleCare(公式)は→こちら
●ドコモ「AppleCare+ for iPhone/AppleCare+ 盗難・紛失プラン」(公式)は→こちら
●アメリカン・エキスプレス・カード(公式)は→こちら
●ミライノ カード GOLD(公式)は→こちら
●ミライノ カード PLATINUM(公式)は→こちら
●イオンカードセレクト(公式)は→こちら
●セゾンカード(公式)は→こちら
●セゾンカード「Super Value Plus お買物安心プラン[Y]」(公式)は→こちら

文=すずきあきら/編集・ライター

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