メルカリの複数アカウント作成は「メルカリShops」がおすすめ – メルカリとの違いは?

メルカリで「複数アカウントを使い分けたい」と思ったことはないでしょうか。しかしメルカリの複数アカウント作成は禁止されています。一方で「メルカリ」と「メルカリShops」のアカウントの使い分けは可能。本記事では、メルカリShopsアカウントの作成方法や、2つのアカウントの使い分け方について解説します。

メルカリで複数アカウントを作成することは可能?

メルカリでは1人につき1つのアカウントしか作れません。本章ではメルカリで複数アカウントを作成することの可否について、下記2つの点から解説します。

・個人で複数アカウントを持つことは禁止されている
・「メルカリ」と「メルカリShops」でアカウントを使い分けることはOK

個人で複数アカウントを持つことは禁止されている

メルカリで個人が複数アカウントを持つことは、公式の「ガイドライン」によって明確に禁止されています。

ひとりで複数アカウントを作成することはもちろん、なりすましやアカウントの売買も禁止事項です。メルカリアカウントの売買には逮捕事例もあるため、ガイドラインに反する行為は行わないように注意してください。

以上の理由から、メルカリで複数アカウントを作成して使い分けることは、事実上不可能だと考えておくといいでしょう。

「メルカリ」と「メルカリShops」でアカウントを使い分けることはOK

メルカリで複数アカウントを作成するのではなく、「メルカリ」と「メルカリShops」でアカウントを使い分けることは可能です。

メルカリShopsとは、メルカリ内にショップを出店して商品を販売できる機能です。メルカリは「個人」で、メルカリShopsは「お店」という違いがあり、両者のアカウントの使い分けは公式に認められています。メルカリShopsは登録時の審査こそありますが、メルカリ内でショップを持てるため、メルカリ上での販売機会が損なわれないことも魅力です。

メルカリアカウントを「個人」「お店」で使い分ける手順

メルカリアカウントを「個人」と「お店」で使い分けるためには、それぞれのアカウントを作成する必要があります。本章ではそれぞれのアカウントの作成手順を解説します。

メルカリ(個人)のアカウント作成方法

メルカリで個人用のアカウントを作成する方法は下記のとおりです。なおiOS・Androidいずれの端末でも同じ手順となります。

【1】①メルカリの「会員登録」画面で登録方法を選択します。今回はFacebookアカウントでの作成方法を紹介します。②確認画面が表示されるので「開く」もしくは「Facebookアプリでログイン」をタップしましょう

【2】①「メールアドレス」と「ニックネーム」を入力してください。②「次へ」をタップします。③本人情報を入力して「次へ」をタップしたあとは、画面の表示どおりに進めるとメルカリアカウントの作成完了です

メルカリShops(お店)のアカウント作成方法

メルカリShopsでお店用のアカウントを作成する方法は下記のとおりです。iOS・Androidいずれの端末でも同じ手順となります。

【1】①先ほど作成したアカウントでメルカリにログインし、画面下部の「ホーム」をタップします。②上部メニューの「ショップ」をタップしてください。③メルカリShopsの画面が表示されるので「ショップを開設する」をタップしましょう

【2】①「事業種別」を選択しますが、個人としてお店を出店する場合は「個人利用」を選択しましょう。②「次へ」をタップします。③登録には銀行口座の登録が必要なので、情報を確認できるものを用意してから「次へ」をタップしてください

【3】①メルカリShopsで販売したい商品のカテゴリーを選択してください。②中古品を販売する場合はここで「はい、必要です」を選ぶ必要があります。自作のハンドメイド作品などを販売する場合は「いいえ、必要ありません」で構いません。③「次へ」をタップします。④3つのチェックボックスをすべてタップします。⑤「次へ」をタップしてください

【4】①必要事項を正確に入力して「次へ」をタップします。②「ショップ名」と「ショップ説明」を入力してください。ショップ名は購入者が取り扱う商品の種類がわかりやすいものが好ましいです。ショップ説明については、商品ジャンルや注意事項について記載しましょう。③「次へ」をタップします

【5】①「ショップ運営者情報」を入力しますが、この情報はすべて「特定商取引法」に基づき購入者に開示されます。虚偽情報の入力は違法行為となるので、必ず正しい情報を入力してください。②「次へ」をタップします。③各種情報を入力しますが、「返品についての特約」の部分に「ノークレーム・ノーリターン」と記載してはいけません。「次へ」をタップしたあとは、画面の表示どおりに銀行口座の登録などを行うと完了です

通常の「メルカリ」と「メルカリShops」の違いは下記のとおりです。

  メルカリ メルカリShops
出店者 個人 個人・個人事業主・法人(事業者)
出品可能商品 新品・中古品 新品・中古品
(中古品の販売には「古物商許可」が必須)
初期費用・月額費用 無料 無料
販売手数料(決済手数料含む) 10% 10%(無料キャンペーンあり)
在庫登録 1商品ごとに複数設定可能 不可
種類登録(色・サイズなど) 1商品ごとに複数設定可能 不可
らくらくメルカリ便 可(大口個数も対応予定)
ゆうゆうメルカリ便 提供予定
メルカリクール便(仮称) 不可 提供予定
在庫連携・受発注管理 未対応 CSV・API提供予定

運営者の氏名や住所が知られる

メルカリShopsでは、自身の住所氏名などの個人情報が購入者に知られます。通常のメルカリでは、プロフィールに個人情報を記載する必要がなく匿名配送も利用できるため、購入者に個人情報を知られることはありませんでした。

しかしメルカリShopsでは「特定商取引法」に基づき、ユーザーから開示請求がある場合はショップ運営者の個人情報が開示されます。アプリ内に常時表示されるわけではありませんが、基本的には「常に自分の個人情報が公開される可能性がある」と考えておきましょう。

中古品の販売には別途「古物商許可」が必要

メルカリShopsでも通常のメルカリと同じように中古品を販売できます。ただしメルカリShopsでは中古品販売に「古物商許可」が必要です。古物商許可がない状態で中古品を販売した場合は、法的な処罰の対象になる可能性があるため注意してください。

古物商許可を取得するためには、許可申請書や手数料などが必要になります。詳細は「警視庁」のサイトに記載されているので、メルカリShopsで中古品を販売したい場合は必ず確認しておきましょう。

在庫管理が可能

メルカリShopsでは在庫管理ができます。通常のメルカリはあくまで不用品を売却するためのものなので、店舗のような在庫管理の概念はありません。一方でメルカリShopsは店舗として運営できるので、在庫数・サイズ・カラーなど複数のバリエーションを登録できます。

たとえばメルカリでTシャツを販売する場合、サイズやカラーが異なるものはひとつずつ出品する必要があります。メルカリShopsなら「バリエーション違い」として在庫を一括管理できます。商品説明や価格を変更するときも一括で操作できるので便利です。

個人で2つ以上「メルカリ」のアカウントを持ちたい場合の対処法は?

メルカリShopsではなく、あくまで個人としてメルカリの複数アカウントを作成したい場合は、家族名義のアカウントを作成するなどの対処が必要です。ただし家族名義の場合は、必要なときに家族に操作をしてもらわないといけません。

メルカリでは他人へのなりすましや、他人のアカウントの利用は禁止されているので、家族のアカウントを自分で使うと規約違反となります。またアカウントの譲渡や売買は、前述したように逮捕事例もあるため絶対に行わないようにしてください。

まとめ

メルカリで複数アカウントを使い分けたい場合、通常のメルカリに加えてメルカリShopsのアカウントを作成するのがおすすめです。個人情報の開示や古物商許可の取得などに注意が必要ですが、在庫管理機能があるので便利です。あくまで通常のメルカリアカウントを複数作成したい場合は、家族にアカウント作成と操作を依頼するといいでしょう。

オトナライフ編集部
iPhone・Android・SNS・パソコン関連・キャッシュレス、QRコード決済など、さまざまな情報を独自の視点や切り口で発信するニュースサイト
X/Twitter:@otonalife
YouTube:OTONALIFE Ch

iPhone/Androidスマホやキャッシュレス決済、SNS、アプリに関する情報サイト[オトナライフ]

関連記事

TOPICS
ヘルス・ライフ最新記事

RANKINGランキング

6:00更新