メルカリの発送方法は、主に「らくらくメルカリ便」と「ゆうゆうメルカリ便」の2つです。これらの発送方法は、宛名書き不要で匿名配送可能などメリットが多いですが、種類が多いため「どれを選べばお得か」が分かりにくいことも。しかし、商品に合わせて適切な発送方法を選ぶことでお得に商品を送ることができます。
メルカリでは2022年6月に送料の改定が発表されています。今回は改定版の最新の送料を踏まえたうえで、最新の送料一覧や安く抑えるコツなどを解説します。
メルカリの主な発送方法一覧
メルカリの基本的な発送方法は、「らくらくメルカリ便」と「ゆうゆうメルカリ便」の2つ。
らくらくメルカリ便、ゆうゆうメルカリ便ともに、2022年6月に送料が改定され、全体的に値上げされました。なお、送料改定後のらくらくメルカリ便の最安値はネコポスサイズが210円、ゆうゆうメルカリ便の最安値はゆうパケットポストが215円となっています。
らくらくメルカリ便の主な送料
らくらくメルカリ便は、サイズごとに複数の発送方法があり、送料(※2022年11月現在)は下記の通りです。
配送方法 | サイズ、重量 | 送料 |
ネコポス | 31.2cm×22.8cm×3cm以内 1kg以内 |
210円 |
宅急便コンパクト | 【薄型専用BOX】 24.8cm×34cm 【専用BOX】 20cm×25cm×5cm 専用BOX 70円 |
450円 |
宅急便 60サイズ | 3辺合計60cm以内 2kg以内 |
750円 |
宅急便80サイズ | 3辺合計80cm以内 5kg以内 |
850円 |
宅急便100サイズ | 3辺合計100cm以内 10kg以内 |
1050円 |
宅急便120サイズ | 3辺合計120cm以内 15kg以内 |
1200円 |
宅急便140サイズ | 3辺合計140cm以内 20kg以内 |
1450円 |
宅急便160サイズ | 3辺合計160cm以内 25kg以内 |
1700円 |
いずれの発送方法でも送料は全国一律です。なお、宅急便コンパクトは70円の「専用BOX」を購入する必要があるため、専用BOX代70円+送料450円トータルで520円かかります
ゆうゆうメルカリ便の主な送料
ゆうゆうメルカリ便は、サイズごとに複数の発送方法があり、送料(※2022年11月現在)は下記の通りです。
配送方法 | サイズ、重量 | 送料 |
ゆうパケット | 3辺合計60cm以内 長辺34cm以内、厚さ3cm以内 1kg以内 |
230円 |
ゆうパケットポスト | 【専用箱】 32.7cm×22.8cm×3cm 【発送用シール】 3辺合計60cm以内 2kg以内 専用箱 65円 発送用シール 5円 |
215円 |
ゆうパケットプラス | 【専用BOX】 17cm×24cm×7cm 2kg以内 専用BOX 65円 |
455円 |
ゆうパック 60サイズ | 3辺合計60cm以内 25kg以内 |
770円 |
ゆうパック80サイズ | 3辺合計80cm以内 25kg以内 |
870円 |
ゆうパック 100サイズ | 3辺合計100cm以内 25kg以内 |
1070円 |
いずれの発送方法でも送料は全国一律です。なお、「ゆうパケットポスト」と「ゆうパケットプラス」は65円の「専用箱」を購入する必要があるため、トータルでそれぞれ280円・520円かかります
その他の送料一覧 | クリックポストやレターパックの活用もおすすめ
クリックポストやレターパックは、匿名配送には対応していませんが、送料が安くて「追跡サービス」にも対応しているのでおすすめです。それぞれのサイズや送料(※2022年11月現在)は下記の通りです。
配送方法 | サイズ、重量 | 送料 |
定形郵便 | 23.5cm×12cm×3cm以内 | 25g以内 84円 50g以内 94円 |
定形外郵便 (規格内) |
34cm×25cm×3cm以内 | 50g以内 120円 100g以内 140円 150g以内 210円 250g以内 250円 500g以内 390円 1kg以内 580円 |
クリックポスト | 34cm×25cm×3cm以内 1kg以内 |
185円 |
スマートレター | 専用封筒 A5サイズ 25cmx17cm×2cm 1kg以内 |
180円 |
レターパックライト | 専用封筒 A4サイズ 34cm×24.8cm×3cm以内 4kg以内 |
370円 |
レターパックプラス | 専用封筒 A4サイズ 34cm×24.8cm 厚さは3cm以上も可 4kg以内 |
520円 |
スマートレターは「追跡サービス」に対応していないので、小さなものはクリックポストで送るのがおすすめです。また、いずれの発送方法も「補償サービス」の対象外なので、壊れものや貴重品を送るのは避けた方がいいでしょう
レターパックプラスについては、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
実際の送料を踏まえて、下記3種類の商品の主な送料を検証していきましょう。
・本、CD、単行本 | 185円~230円程度
・家電、楽器 | 750円以上
・ハンドメイド雑貨、アクセサリー | 185円~520円程度
本、CD、文庫本 | 185円~230円程度
本・CD・文庫本などはサイズが小さく重さも軽いので、185円~230円程度で発送できます。
家電、楽器 | 750円以上
家電製品や楽器はサイズや重量が大きいため、「らくらくメルカリ便 宅急便」や「ゆうゆうメルカリ便 ゆうパック」が必須で、送料は最低750円以上となります。
ただし、家電や楽器は種類によってサイズが大きく異なります。例えば、エレキギターは「らくらくメルカリ便 宅急便」の160サイズなら収まると思いますが、エレキベースだと160サイズでも厳しいでしょう。また、家電や楽器は高価で貴重品なので、梱包を万全な状態にしておきましょう。
ハンドメイド雑貨、アクセサリー |185円~520円程度
ハンドメイド雑貨やアクセサリーは、サイズによりますが185円~520円程度で発送できるでしょう。
送料を安くするには「定形外郵便」という選択肢もある
「できるだけ送料を安くしたい」という場合は、「定形外郵便」という選択肢もあります。先ほど紹介した商品を配送する場合、定形外郵便を利用するとおおよそ下記のような送料になります。
商品の種類 | 通常の発想法方法 | 定形外郵便 |
本、CD、単行本 | 185円~230円程度 | 140円(100g)~390円(500g以内) |
家電、楽器 | 750円以上 | 580円(1㎏以内)~1,350円(4kg以内) |
ハンドメイド雑貨、アクセサリー | 185円~520円程度 | 120円(50g以内)~250円以内(250g以内) |
上記のサイズは大まかな目安です。小さなもの・軽いものであれば定型外郵便の方が安くなりますが、大きなものだと通常の発送方法の方が安くなることもあるので注意が必要です。また、定型外・規格外であっても最大重量は4kg以内となります。そのため、筆者はごく小さなハンドメイドやアクセサリーを送るときのみ、定形外郵便を使っています。
追跡番号が発行されない点に要注意
定型外郵便は小さい物なら送料が安くなりますが、配送状況が確認できる「追跡サービス」や「補償サービス」に対応していないことが大きなデメリットです。最悪の場合、荷物の破損や紛失などのトラブルが起きる可能性もありますが、その場合でも補償はありません。筆者の印象としては、定形外郵便は「小さくて安価なもの」にしかおすすめできません。
【早見表】発送方法別の追跡/補償などサービス一覧と最安値
配送方法によって、付帯しているサービスが異なります。らくらくメルカリ便、ゆうゆうメルカリ便、その他の配送方法別にサービスの有無と料金(複数ある場合は最安値)を表にまとめましたので、参考にしてください。
らくらくメルカリ便
配送方法 | 追跡サービス | 補償 | 宛名書き | 匿名配送 | 料金 (最安値) |
ネコポス | ○ | ○ | 不要 | ○ | 210円 |
宅急便コンパクト | ○ | ○ | 不要 | ○ | 450円 |
宅急便 | ○ | ○ | 不要 | ○ | 750円 (60サイズ) |
らくらくメルカリ便を利用する場合、追跡サービス、補償、宛名書き、匿名配送すべてのサービスを利用できます
ゆうゆうメルカリ便
配送方法 | 追跡サービス | 補償 | 宛名書き | 匿名配送 | 料金 (最安値) |
ゆうパケット | ○ | ○ | 不要 | ○ | 230円 |
ゆうパケットポスト | ○ | ○ | 不要 | ○ | 215円 |
ゆうパケットプラス | ○ | ○ | 不要 | ○ | 455円 |
ゆうパック | ○ | ○ | 不要 | ○ | 770円 (60サイズ) |
ゆうゆうメルカリ便を利用する場合、追跡サービス、補償、宛名書き、匿名配送すべてのサービスを利用できます
その他 | クリックポスト、レターパック、定形外郵便など
配送方法 | 追跡サービス | 補償 | 宛名書き | 匿名配送 | 料金 (最安値) |
定形郵便 | × | × | 必要 | × | 84円 (25g以内) |
定形外郵便 (規格内) |
× | × | 必要 | × | 120円 (50g以内) |
クリックポスト | ○ | × | 不要 | × | 185円 |
スマートレター | × | × | 必要 | × | 180円 |
レターパックライト | ○ | × | 必要 | × | 370円 |
レターパックプラス | ○ | × | 必要 | × | 520円 |
注意が必要なのはらくらくメルカリ便、ゆうゆうメルカリ便以外の配送方法を利用するときです。特に補償サービスがないので高価なものは郵便などで送らないようにしましょう
送料を安く抑えるためには「梱包」にも要注意
送料を安く抑えるためには、「梱包」をできるだけ簡易なものにすることにも注意しましょう。例えば家電製品なら、外箱なしでプチプチに包んで送ると、梱包サイズを小さくできます。こうした梱包テクニックを把握していないと、送料が無駄に高くなることもあります。
ただし、楽器類や高価な商品の場合は、送料をケチるとトラブルの原因になる可能性があるので要注意。また、エレキギターやエレキベースなどの楽器類は、ハードケースに入れるなど梱包状態が万全でなければ、そもそも発送を受け付けてもらえないこともあります。
筆者がメルカリで商品を送るときは、安価なものは簡易梱包、高価なものは慎重梱包で使い分けています。こうすると、送料削減と購入者の印象向上を両立できるのでおすすめです。
まとめ | 自分に合う発送方法が分からないときは「コンビニ」も基準にしてみよう
今回はメルカリの送料について解説しました。これまで紹介した発送方法のうち、どれが良いか分からないときは「近くのコンビニ」を基準に考えてみましょう。
メルカリの発送方法は多岐にわたりますが、発送するときに利用する「コンビニ」から、下のチャートの条件と照らし合わせて検討していくと、自分にぴったりの発送方法が見つかります。
※サムネイル画像(Image:Sergey Eremin / Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています