マイナポイントの付与などのキャンペーンが後押しとなり、着々と申請者数を増やしているマイナンバーカード。12月20日、総務省は年内で終了としていたマイナポイント第2弾の締め切りを2023年2月末まで再延長することを発表した。また同日、マイナンバーカード普及に向けて人気漫画「SPY×FAMILY」とコラボした特設サイトも公開した。
「SPY×FAMILY」コラボでツッコミ多数のワケ
12月20日、デジタル庁は集英社が運営する漫画アプリ『少年ジャンプ+』で連載中の「SPY×FAMILY」とのコラボレーション特設サイトを公開した。サイトでは、漫画の登場人物であるロイドやヨル、アーニャがマイナンバーカードのメリットをアピールするキャンペーン動画も公開している。
人気漫画とのまさかのコラボに、SNS上はざわめきだった。「SPY×FAMILYここまで来たか」「これは申請しちゃいたくなる」「特設サイトみたけど、わりやすかった!」など、国の一大事業に目をつけられるほどの人気っぷりに驚くとともに、従来の説明に比べてわかりやすさもアップしている、といった声も。
給付金がスムーズに受け取れる、健康保険証として使えるといったメリットの紹介から、不正に情報を読みだそうとするとICチップが壊れるしくみになっているといった情報セキュリティ対策などを網羅したサイトになっている。一方で「SPY×FAMILY」とのコラボは、「絶対人選ミスやろ」とツッコミの嵐も起こっている。
スパイによる個人情報の登録斡旋に「いかがなものか」
「SPY×FAMILY」とのコラボについて、SNS上では「全 員 身 分 詐 称 者」「スパイ(情報収集のプロ)にマイナンバーを託すのはいかがなものかと」「ちち、まいなんばーさんまいもってる」など人選へのツッコミが相次いだ。個人情報の登録を促すマイナンバーに対して、身分を隠してスパイや、殺し屋を生業とするフォージャー家をあえて選んだのだとしたらセンスがよすぎる。
さらに、デジタル庁の河野太郎大臣も、自らの公式Twitterで「フォージャー家のみなさん、よろしく。 特設WEBサイト見てね」とコラボ企画を宣伝。また「外務大臣の時はゴルゴ13を雇ったけど」と海外での安全対策動画を制作したことをツイートして、いずれも反響を呼んでいた。
マイナンバーカードの「マイナポイント事業」第2弾の申し込み期限は、2023年2月末となっている。今回のコラボで、またさらに申請者が増えることになりそうだ。
引用元:マイナンバーカード SPY×FAMILY 【デジタル庁】
※サムネイル画像は(Image:「デジタル庁」公式サイトより引用)