「PayPayカード」をかたるフィッシング詐欺に要注意!【フィッシング対策協議会】

効率性の高い決済方法として、社会に定着しつつあるキャッシュレス決済。電子マネー、交通系ICカード、バーコード決済やQRコード決済を含めたスマホ決済など多彩な方法があるなか、慣れ親しんだ安心と信頼をもとに多くの人が利用しているのがクレジットカードだ。そうした背景から新たに参入する事業者も目立ち、なかでもYahoo!ショッピングやLOHACOの利用でポイント還元を得られる「PayPayカード」は着実に支持を集めている。しかし、PayPayカードユーザーにとって気が気でないニュースが流れている。PayPayカードをかたるフィッシングメールが報告されている。

PayPayカードをかたるフィッシングメールの報告あり。その詳細とは?

PayPayカードをかたるフィッシングメール内容

一部クレジットカードユーザーがピンポイントで狙われている(画像は「フィッシング対策協議会」公式サイトより引用)

フィッシング詐欺に関する事例情報や技術情報の収集及び提供を中心に行うフィッシング対策協議会が1月4日に発表した情報によると、PayPayカードをかたるフィッシングメールの報告が寄せられているという。内容としては、PayPayカードをかたるメールを送りつけ、PayPayの正規サイトへ誘導し、送金させる手口だ。1月4日時点の確認状況では、該当するフィッシングサイトは稼働中で、同協議会は類似のフィッシングサイトが公開される可能性も示唆している。PayPayカードユーザーとしては今現在気を引き締めるだけでなく、今後の動向にも気を配る必要があるだろう。

PayPayカードは2022年末から注意喚起

PayPayカードを装ったフィッシングメール、不正メールについて

細かな啓蒙活動を通じ、リスクに対する企業責任を果たしている

さらに、PayPayカードも公式サイトを通じてフィッシングメールの注意喚起を行い、フィッシングサイトの特徴も発信している。ユーザー自身ができる詐欺被害を未然に防ぐための方法や、万が一フィッシングサイトにアクセスした場合の対処法など、さまざまなケースを想定した内容だ。このフィッシングメールに関するお知らせページは2022年末から公開されており、フィッシング対策協議会よりも早い段階での啓蒙活動となる。

フィッシング詐欺の被害報告は年々増えており、クレジットカード運営会社としては被害防止につながる地道な情報発信が必要となる。身の回りのリスクが増えている世の中にあって、クレジットカード運営会社にできる最大限の取り組みは、フィッシング詐欺への技術的な対策と注意喚起なのだろう。公式情報として発信したとしても、すべてのユーザーに届くとは限らないが、その知らせがユーザーを詐欺被害から守るきっかけになることを期待せずにいられない。

出典元:PayPayカードをかたるフィッシング (2023/01/04)【フィッシング対策協議会
参照元:【ご注意ください】PayPayカードを装ったフィッシングメール、不正メールについて【PayPay

※サムネイル画像(画像は一部編集部で加工しています)

オトナライフ編集部
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