マイナンバーカードに何を期待?「健康保険証として利用」が全体1位【LINEリサーチ調べ】

マイナンバーカードの所有者がじわじわと増えてきている。マイナポイントが付与されるマイナンバーカードの申請期限が再び延長されており、重い腰を上げて申請を考える人もいるだろう。しかし、マイナポイントがもらえる以外のメリットとして、世間は具体的に何に期待しているのだろうか。

マイナンバーカード「持っている」「これから作る」が86%

60代ではすでに取得済みの人が多い分、取得予定の人は少ない結果に(「LINEリサーチ」調べ)

マイナンバーカードを持っている人の割合や、マイナンバーカードで「できたらいいな」と思うことについて、LINE株式会社が運営する「LINEリサーチ」は日本全国の15〜64歳の男女から得た5,254の回答をまとめて公表した。

まず「マイナンバーカードを持っていますか?」という質問では、全体の68%が「持っている」、18%が「持っていないが、これから作るつもり」だと回答した。あわせると86%の人が取得済み・もしくは取得予定となっている。
持っている人を世代別で見ると、10代は55%にとどまる一方で、60代では79%とほぼ8割に達している。

年代が上がるほどマイナンバーカードの取得率は上がっていき、下の世代ほど申請に積極的ではないようだ。しかし、10代のほとんどは未成年であることを考えると、自ら積極的に取得を考えるタイミングにないことも考えられる。

マイナンバーカードで「できたらいいな」と思うこと

「医療記録の引き継ぎ」「引越しに関する手続き」など、さまざまな引き継ぎを簡略化したい声が(「LINEリサーチ」調べ)

マイナンバーカードを知っている人に「マイナンバーカードで『できたらいいな』と思うことは?」と、すでにできることも含めて尋ねた回答もまとめられている。

男女別で見てみると、まず男性部門で1位となったのは「健康保険証として利用できる」で44.4%の人が回答した。続いて、僅差の44.3%で2位となったのが「運転免許証として利用できる」。そして3位が「公的証明書の発行に関する手続きができる」で40.6%となった。

続いて女性部門の1位は「公的証明書の発行に関する手続きができる」で38.8%、2位は「カードを紛失したときに追跡ができる」で36.9%、3位が「健康保険証として利用できる」で35.5%となった。

健康保険証としての利用申し込みについてはマイナポイント付与の対象にもなっており、もう使っているという人もいるだろう。また、運転免許証としての利用はまだスタートしていないものの、2024年度末の運用を目指して整備が進められているところだ。

マイナンバーカードについては「裏面に書かれたマイナンバーは安易に人に見せない」しかし「持ち歩き禁止ではない」というのが総務省の見解である。さまざまな煩雑さが省かれたら便利にはなるが、取り扱いには気をつけたい。

出典元:【LINE株式会社/PR TIMES

※サムネイル画像(Image:umaruchan4678 / Shutterstock.com)

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