「SNSを見ない/削除」が新たな人間関係リセット方法?20代で際立つ【クロス・マーケティング調べ】

「もう連絡したくない……」と思ってしまう人との付き合い、あなたにもあるだろうか。株式会社クロス・マーケティングは、2023年1月に全国47都道府県に在住する20~69歳の男女1,000人を対象に「人間関係に関する調査(2023年)」を実施した。

20代、LINEやSNSでの“リセット”が多数

人間関係をリセットした/したい人の割合

どの世代もおよそ3〜4割の人に“リセットしたい人間関係”があるようだ(「株式会社クロス・マーケティング」調べ)

日々の楽しみになる場合もあれば、ストレスの要因にもなるのが人間関係だ。ネガティブな感情が重なると、人間関係をリセットしたくなることもあるだろう。株式会社クロス・マーケティングは「自ら長期的に連絡を断つこと」を「人間関係リセット」と定義して調査を行った。アンケートの中で「人間関係をリセットした/したい人がいる」と回答した人は全体で37%。また年代別では20代、30代、50代で4割を超えた。

人間関係のリセット方法

20代で「LINEの返事をしない・見ない」の回答が目立った(「株式会社クロス・マーケティング」調べ)

どの年代でもリセットしたいと考える人は少なくないが、その方法はさまざまだ。「人間関係のリセット方法」について尋ねた項目では、とくに20代で「LINEの返事をしない・見ない」「SNSのアカウントを削除・退会する」「LINEのアプリを消す・退会する」という3つの回答が、他の世代に比べて飛び抜けて多くなっている。逆に、60代でもっとも多い方法が「はがきでの連絡をやめる」なので、若年層のコミュニケーションにとって、スマホやSNSがいかに欠かせないものであるかを、裏付けるような結果だといえそうだ。

20代男性の「人間関係をリセットしたい人」とは?

人間関係をリセットした/したい人

ネット上での人間関係に若年層とそうでない人に顕著な差が出ている(「株式会社クロス・マーケティング」調べ)

実際に、どのような人が「人間関係をリセットした/したい人」になっているかというと、20代男性では「同級生・学生時代の先輩・後輩」「SNS・インターネット関係」が平均値を上回っている。一方、20代女性では「SNS・インターネット関係」のリセット欲は平均的だが、30代になると急激に高くなる。

なお、40代以上で「SNS・インターネット関係」の交友関係をリセットしたいと考える人は、男女ともに平均値を下回っており少数派である。熟年層のほうがネット上の付き合いがうまいというよりは、現在の20〜30代にとってSNSやインターネット上での友人やフォロワーとの付き合いが日常であり、より多くの人がスマホの中でも人間関係を構築していると考えるのが自然だろう。対面でも、そうでなくても、適度な距離感を保って気持ちのいい関係を保っていけるよう心がけたいものだ。

出典元:【株式会社クロス・マーケティング/PR TIMES

※サムネイル画像(Image:omerfarukguler / Shutterstock.com

オトナライフ編集部
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