【2023】新幹線の東京~新大阪間の格安チケットを買う方法と注意点

東海道新幹線には「のぞみ」「ひかり」「こだま」の3種類の列車があります。東京~新大阪を移動する場合の通常料金は、通常期の「のぞみ」指定席が14,720円、通常期の「ひかり」「こだま」の指定席が14,400円で、いずれも自由席なら13,870円です。

通常料金よりも安く切符を購入するなら、「ぷらっとこだま」「EX早特21ワイド」「EXこだまファミリー早特」の3通りの格安チケットがおすすめです。

「ぷらっとこだま」は、片道指定席とドリンク引換券がセットになっている格安で乗車可能な募集型企画旅行商品。「EX早得21ワイド」は21日前までの予約でお得に乗車できる予約プラン、「EXこだまファミリー早特」は2名以上の利用に限り3日前の23時30分までの予約・購入でお得に乗車できる予約プランです。(画像は「ぷらっとこだま公式サイト」「スマートEX公式サイト」より引用)

この他にも「株主優待券」を利用してお得に乗車する方法もあります。東京~新大阪間でお得に乗車できる格安チケットや優待券を含む料金一覧表は以下の通りです。

きっぷ(チケット) 価格
指定席通常価格(のぞみ) 14,720円
指定席通常価格(ひかり・こだま) 14,400円
自由席通常価格 13,870円
エクスプレス予約 13,620円
EX早得21ワイド 12,370円
株主優待割引(のぞみ指定席) 11,770円
EXこだまグリーン早得 11,410円
株主優待割引(自由席) 11,090円
ぷらっとこだま 10,800円
EXこだまファミリー早得 10,080円

予約プランや優待券を利用すれば、指定席・自由席ともに通常料金よりもお得に購入できます。

ぷらっとこだま | 「こだま」限定で東京~新大阪間で10,900円

東海道新幹線「こだま」の格安チケットと言えば、定番の「ぷらっとこだま」。旅行会社のJR東海ツアーズが販売している商品で、東京~新大阪の通常期料金は10,900円です。通常料金と比べて約25%安くなっています。

「こだま」に限り、東京~新大阪間の通常料金(通常期)は10,900円です。「こだま」の指定席通常価格は14,400円なので3,500円も安く乗れます。(画像は「ぷらっとこだま公式サイト」より引用)

なお、格安な「ぷらっとこだま」は厳密に言えば「切符」ではないため、利用時は以下の点に注意が必要です。

「ぷらっとこだま」は指定した列車の指定席のみ有効です。JR東海の新幹線専用改札口でしか利用できず、途中下車もできないので注意しましょう。予約・購入は前日までです

詳細はこちらで、より詳しく解説しています。

EXこだまファミリー早特 | 2人以上の利用で東京~新大阪間で10,080円

2人以上で利用可能な「EXこだまファミリー早得【」を使えば、東京~新大阪間の料金は10,080円です。

「EXこだまファミリー早得」は、東海道新幹線「こだま号」をお得に購入できる予約プランです。2~6名で利用が可能で割引率は20~30%。子ども料金も設定されているので家族旅行向けですが、家族以外とも利用可能です。(画像は「スマートEX公式サイト」より引用)

「EXこだまファミリー早得」は、東京~小田原・熱海・三島・名古屋・京都・新大阪、新横浜~名古屋・京都・新大阪、名古屋~京都・新大阪間で設定されています。

「EXこだまファミリー早得」を利用した場合の東京~新大阪間の料金は10,080円。その他の区間もお得に乗車できます

「EXこだまファミリー早特」は乗車日の1カ月前から購入可能です。ウェブ上での予約の他、「EXアプリ」からも予約できます。会員登録後、乗車日や時刻などの条件で列車を検索し、乗車する列車を選択すれば予約(購入)完了です。

EX早特21ワイド | 21日前までの予約で東京~新大阪間で12,370円

EX早得21ワイド」なら、東京~新大阪間で12,370円で乗車できます。

「EX早特21ワイド」は新幹線「のぞみ」の普通車指定席にお得に乗車できる予約プラン。「のぞみ」普通車指定席以外は乗車できません。利用するには、乗車日の3週間(21日)前までの予約が必要で、一度に予約できる人数は最大6名までです。(画像は「EX早特21ワイド公式サイト」から引用)

東京~新大阪の区間だと、乗車料金は12,370円。「のぞみ」の指定席通常価格(通常期)は14,720円なので、2,350円お得です。(画像は「EX早特21ワイド公式サイト」から引用)

申し込み方法は「EX早得21ワイド」と同様で、パソコンの公式サイトと「EXアプリ」から予約可能です。チケットは乗車日の1カ月前から販売され、乗車する21日前(23:30)まで購入できます。

予約プランではなく、株主優待券を使ってお得に乗車することも可能です。

JR東海が発行している株主優待券を使えば、優待券1枚で乗車チケット料金が10%割引になります。優待券は2枚まで同時に使用できるので、東海道新幹線に最大20%割引で乗車可能です

たとえば、「のぞみ」自由席の通常料金は、東京~新大阪間13,870円。株主優待券を2枚使った場合は11,096円で購入可能です。

株主でない場合は、新たに株を購入したり金券ショップで入手する方法もありますが、お得感はそれほど強くありません。もし、JR東海の株主優待券を持っている親族などがいるなら、交渉して譲ってもらうのはアリです。

新幹線「こだま」利用時の注意点 | 東京~新大阪で3時間54分

新幹線「こだま」を利用する場合は、いくつかの注意が必要です。

格安チケットの「ぷらっとこだま」と「EXこだまファミリー早得」は、新幹線「こだま」の利用が前提。しかし東京~新大阪を移動する場合、2時間30程度で到着する「のぞみ」に比べて「こだま」は3時間54分かかります。新幹線に乗るまでの移動時間や新大阪に到着してからの移動時間を含めると、移動だけで半日がかりになる可能性も。時間に余裕がある人にはおすすめですが、移動時間を短くしたい人には向きません。(画像は「JRおでかけネット」から引用)

LCC(格安航空券)を使う手もある | 成田~関西間で6,700円~1万円前後

「Peach空港」や「JetStar」といったLCC(格安航空会社)では、成田空港~関西空港間の格安航空券を販売しています。筆者が確認した限り、LCC航空券ならおおむね6,700円~1万円前後といったところ。時期によってはより安いケースもあるでしょう。2月17日時点で確認した最安値は5,910円でした。

高くても「ぷらっとこだま」と同等か、それ以上に安く購入できる可能性があります。かつ、飛行機なのでフライト時間は1時間40~45分程度。よって、新幹線での移動にこだわりがなければ、LCCを使うのもおすすめです。

まとめ

「ぷらっとこだま」「EX早特21ワイド」「EXこだまファミリー早特」を利用すれば、通常料金よりも安く東京~新大阪間を移動することが可能。ただし、新幹線が「こだま」に限られている場合は、移動時間が長くなるため注意が必要です。

また格安チケットは販売数が限られていたり、予約できる期間が決まっているため中には予約できないケースも。実はLCCなどの格安航空券のほうがお得な場合もあるため、航空券もチェックしてみましょう。

オトナライフ編集部
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