新生活はなにかと入用がかさむもの。「どの家電量販店で買うのが一番オトクなのか?」で、頭を悩ませたことがある人もいるのでは。家電量販店はポイントの還元率や配送・設置、そして保証サービスまで、あの手この手で利用者にアピールしている。今回は、「よく利用する家電量販店」に関するアンケート調査の結果から、一番支持されている家電量販店を紹介。そして、利用者に愛される理由をリサーチする。
一番利用する家電量販店は?
株式会社レビューが運営する、暮らしに役立つ情報メディア「さぶろぐ」が日本全国の20代以上の男女を対象に「よく利用する家電量販店」を調査。その結果、約30%の票を獲得した「ヤマダ電機」が1位に。次点で「ケーズデンキ」「ヨドバシカメラ」と続き、8位は「ノジマ」だった。
ヤマダ電機を挙げた人からは「家の近くにある」「一番アクセスが便利」とその利便性ついてのコメントが。さらに「家電のみ販売しているわけではないのもいい」「家電以外にも生活雑貨が販売されている」という声もあり、さまざまなものを一度にそろえることができるのも、利用者にとってはうれしいポイントのようだ。
次点のケーズデンキを利用するという人の中には「ポイント制やポイント還元ではなく、いつ買い物しても5%現金値引きをしてくれる」と明快な値引きシステムについて支持する意見も。ヨドバシカメラには「駅から近い」「カフェもあって疲れたら休憩できる」というコメントが寄せられていた。
ヤマダ電機の売上高は驚異の数字 絶好調なワケ
ヤマダ電機は1973年に創業。群馬県高崎市に本社を置き、家電製品を販売する店舗を全国に展開している。23年3月時点で685店舗を運営し、47都道府県すべてをカバーしている。ヤマダ電機を展開している「ヤマダホールディングス」の売上高は約1兆6193億円。年間30店舗を新規開店させるなど持続的な成長を続け、業界のトップを独走している。
ヤマダ電機は家電だけではなく「暮らしまるごと、快適住空間」がコンセプトで、家電以外にも日用品、医療品から大型の家具などもそろえられている。店舗に足を運べば文字通り、なんでも買いそろえられることで他の家電量販店との差別化に成功し、利用者に受け入れられているようだ。
また、オリジナルブランドの家電も充実。機能、使いやすさにこだわりながらも、メーカーや卸売り業者を介さないことで低価格を実現し、同社の売り上げアップにも貢献している。冒頭にご紹介したアンケートの結果からも、「家電だけではない」というイメージは着実に定着しているようだ。
※サムネイル画像(Image:Tooykrub / Shutterstock.com)