ゴールデンウイークに引っ越しで溜まった手続きの処理を検討している人もいるかと思う。しかし、マイナンバーカード(以下マイナカード)の一部サービスが利用できなくなるので注意が必要だ。その内容は、マイナカード用電子証明書の発行、失効及び更新手続きや、市区町村内で転居した場合のマイナカードの住所変更、マイナカードの暗証番号の初期化(ロック解除)・再設定だ。4月29日(土)~5月7日(日)の期間で平日も含まれるので、連休中に手続きをしようと思っている人は注意が必要だ。
GW連休中 マイナカードの住所変更や電子証明書の新規発行などのサービスを一時停止
いろいろなことがマイナカードに集約されつつあり便利さを感じるが、ゴールデンウイーク中に手続きをしようと考えている人は、その内容によってはサービスが利用できないので注意が必要だ。その内容は、マイナカード用電子証明書の発行、失効及び更新手続きや、市区町村内で転居した場合のマイナカードの住所変更、マイナカードの暗証番号の初期化(ロック解除)・再設定だ。その一方で、マイナカードの申請や受け取り、市区町村外から転入時のマイナカード住所変更、マイナカードの暗証番号の変更などは行える。また、住民票の写し、印鑑登録証明書等の取得は、コンビニでの交付が利用できる。
期間は4月29日(土)~5月7日(日)の期間で平日も含まれるので、春休みに引越しをして住民票の移動はしたけれど、マイナカードは連休中にしようと思っていた人、市区町村内での転居は住所変更ができないので注意しよう。
連休中に一定のサービスが停止するのは、Androidスマホでマイナカードが使えるようにする改修作業のため
このサービス停止の理由は、Androidスマホにカード機能を搭載するサービスが5月11日から始まるのに向け、関連システムを改修するためだ。この改修で、Androidスマホに公的個人認証サービスの電子証明書機能を搭載することで、スマホだけでオンライン手続きができるようになる。
健康保険証の一体化や確定申告での利用、さらには民間での公的認証サービスの拡大を図ろうとしている。日本でのシェアの半数以上を占めるiPhoneへの対応については、2022年4月の時点で見送られている。
デジタル庁の担当者は、アップルに対して「精力的に働きかけを行っている」としているが、見通しはたっていないのではないか。2022年12月に、河野デジタル大臣が「iPhoneへの搭載に関して、再来年以降になるとも報じられているが」とのメディアの質問に対し、「iPhoneについては、Androidスマホより時期が遅れる見込み。詳細がお知らせできるようになった時点でお知らせする。」と回答しており、iPhoneでマイナカードが利用できるようになったり、健康保険証や運転免許証もスマホ1つに集約されるという未来にはまだ時間がかかりそうだ。
引用元:【地方公共団体情報システム機構(PDF)】
引用元:【総務省】
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