本名を知らなくても、同じ趣味などを通じてSNSで仲良くなったりすることは今や珍しいことではなくなりました。一方、ネットで知り合った人に対し住所や本名といった個人情報を教えることに抵抗がある人も少なくないでしょう。
そんなときに困るのが、プレゼントを渡したり、同じ趣味のアイテムなどを贈りたい場合。直接会えない距離にいる友だちにモノを送りたいときには「匿名配送」が便利です。
匿名配送のメリット
匿名配送のメリットは、自分の住所や本名を相手に知られることなく、さらに相手の住所と本名も知らずに配送を行える点です。プレゼントがあったとしても住所や名前を聞きにくいときでも便利です。また、配送に「匿名配送」を選ぶことで、自分がプライバシーを重視する人間だということも相手に暗に伝えることができます。
ヤマト運輸の匿名配送が便利！
匿名配送はメルカリやBOOTHなど、個人売買の場ではよく利用されていますが、実は売買ではない個人間ではさほどサービスが充実していません。しかし、そんな中でもサービスを提供しているのがヤマト運輸。
ヤマトの匿名配送はスマホで簡単に設定可能で、相手に住所を入力してもらったあとは、ヤマト運輸の営業所もしくはコンビニから簡単に発送可能。支払いも事前に行うことができます。利用料金は配送料にくわえ、110円（税込）です。
さらに名目上は「LINEの友だち」に住所を入力してもらうとなっていますが、URLさえ共有すればLINEの友だちでなくとも荷物の設定を行うことができます。なお、利用には送り主がクロネコメンバーズに登録している必要があります。受け取り側は登録の必要はありません。
実際にヤマト運輸の匿名配送を使ってみた
ヤマト運輸の匿名配送の設定方法は以下の通りです。まずヤマト運輸の公式サイトにアクセスします。
【1】①「スマホで送る」をタップ。【2】②「すぐにサービスを利用する」に進みます。【3】③「クロネコメンバーズにログインして利用する」をタップします。なお、クロネコメンバーズ未登録の場合は「クロネコメンバーズに登録してはじめる」から登録しましょう
【7】⑦荷物のサイズを選びます。「宅急便コンパクト」を選ぶ場合は70円の専用BOXが必要となります。⑧品名を入力し、⑨取扱注意事項があれば選択します。下にスクロールし、「今回の荷物は禁制品に該当しない」にチェックマークを入れ、「次へ」をタップします。【8】⑩「LINEでリクエストする」をタップ。【9】⑪発送予定日を選び、⑫「決定」をタップします
【10】⑬相手に送るメッセージを入力し、⑭「非公開にする」にチェックマークを入れます。【11】下にスクロールし、⑮相手の名前を入力します。なお、この名前は自分が管理するための名前のため、相手に通知されることはありません。入力が完了したら⑯「LINEの友だちを選ぶ」をタップ。【12】LINEの友だちを選ぶと、その友だちに受け取り手続き用のURLが送信されます
受け取り側はこのURLから手続きを行います。なお、先述した通りクロネコメンバーズに登録していなくても手続き可能。「会員登録せずに利用する」をタップし、受け取り場所に自宅もしくは営業所で受け取るを選択。氏名と住所、連絡先を入力後、受け取り希望日時を設定して完了です。