2024年のふるさと納税の申込みは12月31日まで。期日が迫り、メディアで「ふるさと納税特集」を目にすることも多くなりました。では実際に、12月にふるさと納税の寄付をする人はどの程度いるのでしょうか。
5割以上がふるさと納税の駆け込み寄付!
ふるさとチョイスを運営する株式会社トラストバンクでは、全国1700自治体超(全国約95%)の情報をもとに「ふるさと納税の駆け込み寄付に関する実態・意識調査」を実施。
まずはじめに「毎年、何月にふるさと納税の寄付をすることが多いですか?」と質問すると、「12月」が34.2%でもっとも多い回答になりました。次いで「11月」(24.4%)、「10月」(18.0%)となっており、下半期に寄付する人が多いようです。
また、「今年は12月中にふるさと納税をする予定はありますか?」とたずねると、56.0%が「ある」と回答。この質問の結果からも、駆け込みでふるさと納税で寄付をする人が多いことがわかります。
「12月にふるさと納税の寄付をする理由を教えてください」とたずねると、多い順に「年収が確定するから」が48.7%、「寄付の締切が年末だから」が44.6%という結果になりました。締切間近というのはもちろん、年収が確定するまでは寄付する金額の目安が立てづらいため、12月の駆け込み寄付が多いのかもしれません。
3割以上が駆け込み寄付で失敗の経験アリ
“12月にふるさと納税をすることが多い”と回答した人を対象に、「12月の駆け込み寄付での経験」を質問。すると、「お礼の品の比較があまりできなかった」(27.3%)、「控除上限額まで寄付しきれなかった」(22.6%)、「まとめて寄付したため、大量の食材が届いて冷蔵庫に入りきらなかった」(21.0%)といった3つの回答が高い割合を占めました。
駆け込みは時間的な余裕がないため、後悔に繋がるケースもあるようです。実際に、「失敗したと感じたことがある」人は全体で34.1%という結果になっています。
「12月の寄付における寄付行動」に関して質問すると、“12月にふるさと納税をすることが多い人”の中では「過去に頼んでよかった品をリピート」との回答が44.1%で最多の割合に。また30代では「人気ランキングで上位の品から選ぶ」との回答が38.9%で最多となりました。
本調査から、半数以上の人が今年12月にふるさと納税の駆け込み寄付をすることが判明。また、ふるさと納税の手続きに対して年代が上がるほど、難易度が下がったと感じる人が多くなっています。事前に年収がわかる人が増えたり、ふるさと納税に関するお得なキャンペーン月が増えれば、12月の駆け込み寄付も少なくなるかもしれません。
出典元:【株式会社トラストバンク】
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