ECサイト最大手の「Amazon（アマゾン）」。圧倒的な商品点数は他の追随を許さない。でも、つい買い過ぎて月末の支払いが大変だという人も多いだろう。実はAmazonではクレカによる分割払いが簡単にできるのをご存じだろうか？ そこで今回は、Amazonで分割払いする方法と気になる手数料について解説する。
Amazonで買い過ぎたら分割払いも利用できる！
2020年は日本だけで約2.2兆円も売り上げた超人気ECサイト「Amazon」。本や商品の購入だけでなく、プライムビデオやAmazon Photosなどの多彩なサービスが用意されており、Amazonを利用しない日はないというほど利便性が高い。だが、便利過ぎてついつい買い過ぎてしまったことはないだろうか？ そんなときは、月末の支払いに困らないように、Amazonの分割払いサービスを利用してみよう。
あまり知られていないが、実は2018年からAmazonではクレカによる分割払いが利用できるようになっている。分割払いが利用できるクレカはVisa、Mastercard、JCBの3ブランドで、支払い回数は3、5、6、10、12、15、18、20、24回の9種類も用意されている。使い方は非常に簡単だ。いつもどおり商品をカートに入れて購入手続きを進めていき「注文内容を確認・変更する」画面で「支払い方法」の部分にある「変更」をクリック。支払い方法の「一括払い・2回払い・分割払い・リボ払い」のなかから「分割払い」を選択すればいい。だが、分割払いを利用するときは注意してほしいことがある。それは分割手数料だ……。
Amazonでいつもどおり商品をカードに入れて買い物をする。購入手続きを進めて「注文内容を確認・変更する」画面まで進んだら、支払い方法の「変更」をクリックしよう
利用するクレカの支払い方法で、「一括・2回払い・分割払い・リボ払い」が選択できるので、「分割払い」を選択して、3回～24回を選ぼう
こちらはスマホの場合。「お支払い方法を選択」画面で「分割・リボも可能～」部分をタップして（左写真）、「分割払い」をタップすれば回数を選ぶことができる（右写真）
気になるクレカ分割払いの手数料は最大15％!?
今月は金欠なのに、どうしてもAmazonで買いたいものがあるというときは、分割払いを利用してもいいだろう。だが、分割手数料がいくらかかるは気にしたいところ。3回以上の分割払いは純粋にローンを組むのと同じなので、ガッツリ分割手数料を取られてしまうのだ。Amazonにおける分割払い手数料がいくらかは公開されてはないが、たとえば、VISAは「実質年率12.00～14.75％」となっているし、JCBは「実質年率7.92～18.00％（月利0.66～1.50％）」となっている。たとえば、Visaで5万円を10回払いにすると3,350円も手数料を取られるので、安易に分割払いを利用すると大損するのである。
なお、クレカで分割できるのは37円以上の場合で、複数商品を購入する場合にひとつでも37円未満の商品が含まれていると分割払いができないそうだ。ほかにもAmazonギフト券での購入には非対応だし、Prime NowやAmazonフレッシュ、Amazon Pay、定期おトク便でも利用できない。
三井住友Visaカードでは、3回～24回の分割払いの実質年利が12～14.75％となっている
JCBカードは分割回数によって実質年率に差があり、7.92～18％の手数料を取られるのだ
実は「2回払い」にすれば分割手数料は不要！
いかがだろうか？ どうしても月末の支払いが厳しいときはAmazonの分割払いを利用してもいいだろうが、その手数料は15％前後と非常に高い。お金もないのに、あまり無理して買い物をするのは考え物だ。ちなみに、Amazonでは「2回払い」にも対応しているのをご存じだろうか？ これは3回以上の分割払いとはまったくの別物。実は多くのクレジットカード会社で、2回払いは一括と同じ扱いになり手数料が不要なのである。たまたま今月は金欠だが、翌月はボーナスも入るという状況なら、手数料がかからない2回払いにしておくほうが賢明だろう。
三井住友Visaカードのサイトを見ると「2回払い」の手数料は「不要」となっている。可能なら2回払いにしておいたほうがお得！
●Amazon 分割払いまたはリボ払い（公式）は→こちら
●VISAカード 分割払いは→こちら
●JCBカードは→こちら
※サムネイル画像（Image:amazon.co.jp）