2022年1月17日以降、ゆうちょ銀行に大量の小銭を預け入れると手数料を取られることになったが、家に大量の小銭を貯めている人も多いだろう。そこで注目したいのが「ポケットチェンジ」だ。これは余った外国の通貨を日本円に両替して、交通系ICカード(Suicaなど)にチャージできる便利なサービスだが、実は日本円にも対応している。そこで今回は、ポケットチェンジを利用して大量の小銭をSuicaにチャージする方法を紹介しよう。もちろん手数料は0円だぞ!
大量の小銭を預けるのに手数料を取られる時代!
ゆうちょ銀行が、2022年1月17日より大量の小銭を預け入れるのに手数料を徴収することになったのはご存じだろう。
詳しくは→こちらで確認してほしいが、下手に銀行に大量の小銭を持ち込むと、けっこうな額の手数料を引かれて大損するかもしれない。
だが、いまだに家の貯金箱に大量の小銭がある人も多いはずだ。今後、大量の小銭を持っている人はどうすればいいのだろうか?
そこで紹介したいのが「ポケットチェンジ(PocketChange)」である。ポケットチェンジとは、海外旅行で余った紙幣や硬貨を日本円に両替して、交通系ICカード(Suicaなど)や電子マネー(WAONやnanaco)などにチャージできる便利なサービス。
ここ2年ほど、新型コロナの影響で海外旅行には行けないし、外国人旅行者も来なくなったので、ポケットチェンジの出番はなくなっていたが、実は日本円にも対応しているのだ。
そこで今回は、ポケットチェンジを活用して大量の小銭をSuicaにチャージする方法を紹介しよう。もちろん手数料は0円なので、近所にポケットチェンジがある人は是非利用してみよう。
操作方法は簡単! 初心者でも迷うことはないはず
実は、ポケットチェンジを使って、外貨を両替する方法については、オトナライフでも以前紹介しているので→こちらで確認してほしい。
ポケットチェンジに紙幣や硬貨を投入すると、その時のレートで外貨を日本円に両替して、交通系ICカードや電子マネー、Amazonギフト券などにチャージすることができるが、1回のチャージ上限は1万円、カードの上限金額は2万円となっている。
もちろん、今回は日本円の硬貨をSuicaにチャージする手順を紹介するが、基本的に外貨の両替ときとさほど変わらない。操作は画面の指示を見ながらやればいいので、初めてでも迷うことはないだろう。
■ポケットチェンジの対応硬貨と電子マネー
【対応通貨(お札・コイン)】
米ドル/ユーロ/中国元/韓国ウォン/日本円
【対応通貨(お札のみ)】
香港ドル/タイバーツ/台湾ドル/シンガポールドル/ベトナムドン
【対応電子マネー(日本)】
【交通系ICカード】Suica/PASMO/Kitaca/TOICA/manaca/ICOCA/SUGOCA/NIMOCA/はやかけん
※PiTaPaは利用できない
【電子マネー】
楽天Edy/WAON/nanaco
【ギフト券】
Amazonギフト券/JCBプレモデジタル
※App Store & iTunes ギフトカードは現在利用できない
設置個所は少ないのが最大のデメリット
いかがだろうか? ポケットチェンジの操作は簡単なので、初めてでも迷うことはないだろう。今後は小銭が貯まったらポケットチェンジを利用して電子マネーにチャージすれば、ムダに手数料を取れられずに済む。
ただし、ポケットチェンジの設置場所は非常に限られている。関東では56カ所も設置されているが、近畿で6カ所、中部でも5カ所しかない。
ポケットチェンジは、主に空港、駅、大学、ドン・キホーテ、タイトーステーション、イトーヨカドー(アリオ)、HISなどに設置されているので、旅行に出掛けるときに空港や駅などでチャージするのがおすすめだ。
ポケットチェンジでは日本円硬貨の大量投入による障害が多発したため、急遽、2022年1月27日から長期メンテナンスのためにサービスを一旦休止した。その後、2022年2月9日より順次サービスが再開されたが、残念ながら日本円硬貨の取り扱いは終了されている。なお、日本円の紙幣については利用可能。
●ポケットチェンジ(公式)は→こちら