みなさんは、「世の中で働く同年代のサラリーマンたちは、いったい毎月いくらのお小遣いをやりくりして、どれだけの貯蓄を持っているか」と気になったことはあるだろうか。自分のお小遣いは世間一般から見て少ないのか?多いのか?自分の年代ではどれくらい貯蓄しているのが一般的なのか。
今回は、30代・40代を対象とした金銭に関するアンケート調査の結果についてお伝えしていきたい。
世の中のサラリーマン、ひと月のお小遣いはいくら?
「プロミス」で知られるSMBCコンシューマーファイナンスは3月17日、30歳~49歳の男女を対象として2月に実施した「30代・40代の金銭感覚についての意識調査2022」の集計結果を公表した。
まず「毎月自由に使えるお金(お小遣い)」をたずねる質問では、全体の平均額は「33,265円」、年代別平均では30代で「34,318円」、40代「32,213円」という結果になった。3万円は超えているものの、収入の上がるはずの40代で下がっているのは子育てなどでライフステージが変化したからだろうか。
回答の割合を具体的に見てみると、「1万円以下」が全体の29.5%を占め最多となった。平均は3万円台だが、それよりもかなり少ない1万円以下が多いというのは少々悲しい結果と言えそうだ。そして2番目に多かったのは全体で18.4%となった「1万円超~2万円以下」、3番目は「2万円超~3万円以下」(全体15.7%)と続く。4番目でようやく平均額を上回る「4万円超~5万円以下」(全体13.9%)が登場。「0円」も含めると、全体の70%以上が平均額以下という残念なサラリーマンの実情が見えてきてしまった。
また、「お小遣いを使いすぎたと感じる金額はいくら?」という質問でも、1位は21.3%を占めた「1万円以下」に。ここにもお小遣いの少なさが見て取れた。
ではそれだけ切り詰めた生活をしている30代・40代のサラリーマンはどれだけの貯蓄を持っているのだろうか。「現時点でどのくらいの貯蓄ができているか」の質問では、全体平均では「291万円」となり、30代「271万円」、40代「328万円」という結果になった。やはり30代よりも40代のほうが貯蓄は貯めていることがわかった。
一方で分布を見てみると、22.9%の「50万円以下」が最多となった。次いで16.6%の「0円」、13.4%の「50万円超~100万円以下」と続く。50%以上の人が100万円以下と回答しており、あまりにも夢のない話だと感じてしまった。一方で4位は「1千万円超」(12.9%)、5位「500万円超~1千万円以下」(11.3%)と、一転して高額に。二極化する現代の構図が改めて浮き彫りとなる結果となった。
みなさんは今回のお小遣いや貯蓄の分布の中のどのあたりに位置するだろうか。自分の頑張りがどれだけ収入として結果に反映されているか、ちょっと確認してみてはいかがだろうか。
出典元:30代・40代の金銭感覚についての意識調査2022【SMBCコンシューマーファイナンス株式会社】