「ビューカード」は、JR東日本グループが発行するクレジットカード。交通系ICカード「Suica」一体型で、チャージするだけでもポイントが貯まるなど、そのメリットは多い。ただし、使い方しだいでポイントの還元率は大きく変わってくるので、とくに通勤でSuicaを利用している人ならしっかりとチェックしておきたい。そこで今回は、ビューカードの仕組みと最大10%還元を得る方法を解説しよう。
まずはビューカードの基本を確認しよう!
まず確認しておきたいのは、ビューカードで貯まるポイントはJR東日本の共通ポイント「JRE POINT」であること。
JRE POINTを貯めるには、最初にSuicaやビューカードなどをJRE POINTと紐づけておく必要がある。これによって、Suicaへのチャージや駅ビル(アトレ・ビーンズ・ペリエ・エキュート・エスパル等)の提携店での買い物でどんどんポイントが貯まっていくようになるのだ。
●JRE POINT「JRE POINTアプリのご紹介」→こちら
JRE POINTはネットショップの「JRE MALL」やネットで切符や指定席券が買える「えきねっと」などで使えるほか、駅ビルの実店舗でも「緑色のマーク」のお店なら買い物で支払いに使うことができる。
ただし、同じ提携店でも「黄色のマーク」のお店はポイントが貯まるが、ポイントで支払うことはできないので注意したい。「黄色いマーク」のお店でポイントを利用するには、JRE POINTを一旦Suicaにチャージして電子マネーとして支払う必要がある。
また、定期券機能付きのビューカードなら、定期代金もポイント付与の対象になる。ただし、カードやサービスの種類によって還元率が変わるので、まずは5種類のビューカードの違いを見てみよう。
ちなみに、Suicaへのチャージにはさまざまな方法があり、チャージの方法によってはポイントの3重取りも可能となっている。詳しくはこちらの記事を参考にしてほしい。
■JRE CARD
・国際ブランド:VISA/JCB/Mastercard
・ポイント還元率:0.5~3.5%
・年会費:524円(初年度無料/2年目以降は対象施設の月会費を1回でも払うと無料になる)
・Suicaのオートチャージ機能付
・Suica定期券としても利用可能
・えきねっとやモバイルSuicaできっぷを買うと最大5%還元
・ポイントを貯めるか使うとポイントの有効期限が2年延長される
・海外旅行傷害保険を自動付帯(死亡500万円)
・公式サイトは→こちら
■「ビュー・スイカ」カード
・国際ブランド:VISA/JCB/Mastercard
・ポイント還元率:0.5~3.5%
・年会費:本人会員524円/家族会員524円
・Suicaのオートチャージ機能付
・Suica定期券としても利用可能
・年間の利用金額に応じてボーナスポイント付与
(年間30万円の利用で250pt付与~年間150万円の利用で合計5,250pt付与)
・海外旅行傷害保険を自動付帯(死亡500万円)
・公式サイトは→こちら
■ビューゴールドプラスカード
・国際ブランド:JCB
・ポイント還元率:0.5~4%
・年会費:1万1,000円(家族会員1枚目年会費無料/2枚目からは年会費3,300円)
・Suicaのオートチャージ機能付
・Suica定期券としても利用可能
・年間の利用金額に応じてボーナスポイント付与
(年間150万円の利用で3,000pt付与~年間300万円の利用で合計1万2,000pt付与)
・海外旅行傷害保険を自動付帯(死亡5,000万円)
・ショッピングプロテクション(年間300万円)
・東京駅構内の「ビューゴールドラウンジ」利用
・海外の空港ラウンジ利用(ラウンジ・キー)の利用
・公式サイトは→こちら
■ビックカメラSuicaカード
・国際ブランド:VISA/JCB
・ポイント還元率:0.5~3.5%
・年会費:524円(初年度無料、2年目以降は年1回のクレカ支払いで無料)
・Suicaのオートチャージ機能付
・ビックカメラの買い物で最大11.5%還元
・買い物や公共料金支払いでビックポイントも貯まる
・海外旅行傷害保険を自動付帯(死亡500万円)
・公式サイトは→こちら
■ルミネカード
・国際ブランド:VISA/JCB/Mastercard
・ポイント還元率:0.5~3.5%
・年会費:1,048円(初年度無料)
・Suicaのオートチャージ機能付
・Suica定期券としても利用可能
・ルミネ・ニュウマンで最大10%オフ
・JRE POINTをルミネ商品券に等価交換できる
・ネット通販「アイルミネ」の利用金額に応じてルミネ商品券がもらえる(20万円以上で1,000円分など)
・海外旅行傷害保険を自動付帯(死亡500万円)
・公式サイトは→こちら
Suicaへのチャージや提携店を利用をすることで、かなり高めのポイント還元を受けられるビューカードだが、実は、さらに還元率を上げるシステムもある。それが「VIEWプラス」だ。
VIEWプラスは、JR東日本のサービスをビューカードで利用すると、ポイントが通常より0.5%アップするお得な制度。
対象のサービスは「えきねっと」の利用、「モバイルSuica」でグリーン券や定期券を購入やチャージなどで、これらを利用することで最大10%も還元されるのである。
●VIEWカード「VIEWプラス」→こちら
まとめ
いかがだろうか? ビューカードは主に5種類あるが、それぞれ年会費やポイント還元率、特典などに違いがある。
よく利用する店やSuicaの使い方など、自分のライフスタイルに合ったビューカードを選ぶといいだろう。ビューカードなら日々電車に乗っているだけでもポイントが貯まるので、持っていない人はぜひこの機会に検討してみよう。
※サムネイル画像(Image:jreast.co.jp)