あなたはマイナンバーカードをもうお持ちだろうか? 2022年1月1日からマイナポイントの第2弾キャンペーンがはじまり、6月30日からは「健康保険証としての利用申し込み」と「公金受取口座登録」によるマイナポイントの申し込み・付与がスタート。ますますの普及が目指されているが、中でも、子ども世代の取得率は一体どれくらいなのだろうか。
園児とその保護者向けの情報誌「あんふぁん」などを発行する株式会社こどもりびんぐがアンケート調査を行なった。
取得する動機はやっぱり「マイナポイント」
まず「15歳未満の子どもは、マイナンバーカードを持っていますか?」という質問に対しては、「持っている・申請中」が54.6%、「持っていないが、申請予定」が14.0%とあわせて約7割という結果になった。
取得した理由として、一番多かったのは「マイナポイントをもらうため」が72.9%で、続いて「身分証明書として」が34.5%、「取得しておかないと将来困りそうだから」の22.6%などが続いた。「利用したいサービスがあったから」という、今すぐ利用するためといった意見はわずか5.2%であり、将来的な必要性やポイントのためといった理由が多いようだ。
子どものマイナンバーカードを申請する予定のない親は3割超
一方、15歳未満の子どものマイナンバーカードを「持っておらず、申請予定もない」と答えた保護者は31.4%だった。
申請しない理由として、1番多かったのは「なくても困らなさそうだから」というのが52.7%と半数以上を占めていた。また「大きくなって、自分で申請すればいいと思うから」も38.0%となっていた。さしあたり利用するシーンがないという印象は取得者・未取得者問わずアンケート結果から読み取ることができ、必要になったときに取得すればいいと考える保護者は申請を見送っているようだ。
さらに、セキュリティ面の不安も拭いきれない人も多いようで、「個人情報の漏洩が心配」も39.3%と高い割合を占め、申請をためらう理由となっている。情報の管理に心配がある以上、親が勝手に手続きしてしまうのではなく、子ども自身が決められる年齢になるまで待つ、という考え方もあるようだ。
キャンペーンによる一人あたり2万円分のポイント付与は大きいが、それでも申請の見送りを決めるにはこのような理由があった。メリットとデメリットを比較して、自分や家族にとってよりよい選択をしていきたいものだ。
出典元:こどもりびんぐは→こちら