今や多くの人が利用しているキャッシュレス決済。保険ガイド「リアほ」を運営する株式会社WDCの調査によると、なんらかのキャッシュレス決済を利用したことがあると答えた人は約8割にもなり、国民に浸透しているのがわかる。
今回は、キャッシュレス決済のひとつ「QRコード決済」の2022年7月の最新ランキングについて紹介する。絶対王者のあの決済アプリはどの位置だったのだろうか。
やはり王者は強かった！ PayPayがダントツの支持
キャッシュレス決済を利用している人は約8割、日常の決済方法として浸透している（株式会社WDC「リアほ」調べ）
株式会社WDCは、2022年7月に実施した キャッシュレス決済利用に関する調査結果を公表した。「日常でキャッシュレス決済をどのくらい利用しているか」との質問には「よく利用している」が最も多く56.00%、ついで「たまに利用している」が22.00%となり、合計で約80％がキャッシュレス決済を利用していることがわかった。
利用しているキャッシュレスの種類は、クレジットカードが断トツだ（株式会社WDC「リアほ」調べ）
また、利用しているキャッシュレス決済の種類に関しての質問では最多が「クレジットカード」の80.77%、次に「QR／バーコード決済」の64.10%という回答が続く結果となった。
1位のPayPayはダブルスコアで2位の楽天ペイに差をつけた（株式会社WDC「リアほ」調べ）
なかでも、お手軽なスマホ決済として多く利用されているQRコード決済では、1位の「PayPay」が他を大きく引き離す1位の74.67%。続く2位は「楽天ペイ」が40.00%という、1位と2位がダブルスコア近い差がつく結果になった。PayPayはオトナライフが紹介するQRコード決済のランキングでも常に1位の常連。ここでも王者の貫禄を見せた。
3位、4位にはそれぞれ「d払い」と「au PAY」がランクイン、大手携帯キャリアが母体になっているQRコード決済がトップ4を占めた。この質問は複数回答だったので、複数の決済方法を用途や店舗に応じて使い分けているという人が多いのだろう。
PayPayが選ばれるのはお得感の強い、あの理由かも！？
「夏のPayPay祭」は2022年7月1日から8月31日まで開催している（画像は「PayPay」公式サイトより引用）
PayPayは他の調査でも、毎回のように利用者数1位に輝く、まさに「QRコード決済業界の絶対王者」。これほどまでに選ばれる理由はまず、利用できる店舗数の多さだ。2022年3月時点で使える加盟店数も366万カ所以上に達しており、他を圧倒している。
また、定期的にお得感の高いキャンペーンが開催されるのも理由のひとつだろう。2022年夏も7月1日～8月31日まで「夏のPayPay祭」というキャンペーンを開催している。ユーザーにはおなじみの「ペイペイジャンボ」は、今回も1等は支払金額の全額がポイント還元される。さらに「PayPayあと払い」にすれば1回目で外れても2回目の抽選に参加でき、当選のチャンスが増える。他にも大手チェーン店やコンビニなどで使えるクーポンも多く発行されており、誰でも気軽に参加できるのもPayPayがキャンペーン戦略で成功している一因だろう。
多くの人にとって、身近になってきたキャッシュレス決済。スマホでのQRコード決済はPayPayの加入者数が4,700万人超なので、まだ伸びしろがある。2位の楽天ペイをはじめとした他のスマホ決済アプリの猛追はあるのか。今後もキャッシュレス決済の動きを注目していきたい。
出典元：約8割がキャッシュレス決済を利用、コード決済1位はPayPay！キャッシュレス決済利用に関するアンケートを実施【リアほ】