「ながらポイ活」アプリ利用は55.5%、人気ジャンルは移動計測【MMD研究所調べ】

「ポイ活」という言葉が流行って久しい。ポイ活とは「ポイントを貯める活動」または「ポイントをためて活用すること」を意味するが、ポイ活の中でも何かしながらついでにポイントを獲得する活動を「ながらポイ活」と呼ぶ。何気なく過ぎていく時間を有効に使えるとして、認知度が急速に高まっている。

若者から高齢者まで、盛り上がるポイ活

ながらポイ活への意識は全世代でかなり高い傾向にあり、もはや常識となりつつある(「MMD研究所」調べ)

消費者動向や市場調査を行うMMD研究所が「ながらポイ活に関する調査」を実施し、8月30日に結果を公表した。

15歳から69歳の男女7,248人を対象にした予備調査では、ながらポイ活アプリの利用状況について「認知」「利用経験」「現在利用」の3段階で調べると、「認知」は全体の80.6%にのぼることが判明した。世代別で見ても大きな差はなく、10代から60代まで8割前後である。また「利用経験」がある人は全体の61.3%、「現在利用」は55.5%となっている。

年代で見ると、差はわずかながらも「認知」「利用経験」「現在利用」すべての項目で「10代」がトップになっていた。ポイ活は10代のお小遣い稼ぎの方法になっているのかもしれない。
また、意外だったのは「20代」ではあまり知られていない点だ。「利用経験」こそ年代別で10代・30代に次ぐ3番目に多い63.4%となったものの、「認知」は77.2%と最下位で、60代よりも低い数字となった。若年層こそこうしたサービスのアンテナが高いようにも思えるが、現在の20代はそうとも限らないようだ。

ポイ活アプリ、人気のジャンルは「移動計測」

(「MMD研究所」調べ)

歩数をカウントしマイルを貯めるアプリ「トリマ」はお小遣い稼ぎにうってつけだ(「MMD研究所」調べ)

ポイ活アプリの利用経験者が試した、人気のジャンルは何なのだろうか。利用中・現在利用していない人も含めて、最も多かったのが「移動計測」だ。ウォーキングやランニング中に歩いたり走ったりした距離を測定するもので、39.8%の人に利用経験があった。具体的なアプリとしては、ダントツで人気なのが「トリマ」。実に63.1%の回答者が、利用経験があるという。2位以降には2位「Coke ON(コーク オン)」(30.1%)や3位「dヘルスケア」(23.6%)、4位「aruku&(あるくと)」(18.6%)などが続いた。

移動計測の次に利用が多かったジャンルは「レシート撮影」で、37.7%の人が利用していた。さらに「ゲーム」が29.7%、「食事・体重記録」が17.6%、「節電」が15.0%、「睡眠」が13.8%となっている。

(「MMD研究所」調べ)

ポイ活の際に最も重視していることとしては42.7%の人が「ポイントの貯めやすさ」と答えるなどダントツだが、約2割の人は「安全性・信頼性」と答えている。ポイ活で扱うのは非常に個人的なデータであるため、慎重になるにこしたことはない。

ながらポイ活といえば、昨今の電力不足を受けた政府主導の節電プログラムなどもそのひとつだ。節電ポイントを含め、まだまだ「ながらポイ活」市場は盛り上がっていきそうだ。

出典元:ながらポイ活アプリの現在利用は55.5%、利用経験ジャンルは「移動計測」、利用アプリは「トリマ」がトップ【MMD研究所

オトナライフ編集部
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